アーチェリーとは
 
 
基本的に:
 
基本的には和弓と同じ「弓矢」です。よく、映画ランボーや「矢ガモ」事件に使われた弓と間違われるのですが、それらは「ボウガン」や「クロスボウ」と呼ばれるもので、引き金を使って行射するようにできており、どちらかといえば銃砲に近いと思います。それに対し、アーチェリーは、弓を引くのも矢を放つのも全てその射手が体力気力を振り絞って行うものであり、当たるようになるためには一定の努力が必要であることから、純粋なスポーツとして位置づけがされています。
なお、言うまでもありませんが、行射の際には、事故防止のため安全確認を励行することが必要です。また、アーチェリーの弓具で動物を射つことは鳥獣保護及狩猟に関する法律第4条第2項に抵触しますのであしからず。
 
 
 
アーチェリーと和弓の違い:
 
アーチェリーと和弓の違いは、まず何といってもアーチェリーが「おしゃれ」なことです。つまり、アーチェリーの弓具は、各メーカーから種々のデザインや色調のものが発売されており、自分のセンスに応じ選択することができるのです。また、細かく分解して持ち運びできるため、スタビライザ(安定器)やサイト(照準器)を好みに応じ装着することができます。服装やアクセサリーもアーチェリーに適したものであれば、自由に楽しめます。的面も5色に色分けされ美しいです。
また、武道的な礼儀作法がなく、師匠と弟子といった固苦しい師弟制度がありません。段級制による序列がありませんので、完全な実力主義ということになります。(とはいえ、スポーツマンとして最低限のマナーは守っていただきます。段級制は現在のところ、事実上機能していません)
 
 
弓の各部の名称
 
的面
 
 
 
アーチェリー競技:
 
アウトドア競技とインドア競技に大別されます。
 
アウトドア競技は、さらにターゲット競技とフィールド競技に分類されます。ターゲット競技はさらに、90m(70m)・70m(60m)・50m・30mの全ての距離で各36射ずつ計144射のシングルラウンド、50m・30mを各36射ずつのハーフラウンド、70mトーナメント戦のオリンピックラウンドがあります。的紙の大きさは90m・70mでは直径122cm、50m・30mでは直径80cmで、中心から同心円状に10点から1点まで2点ごとに美しく色分けされています。
 
 
 
フィールド競技は、四季折々の風情を感じる里山をハイキングしながら、コースのところどころに配置された的を10mから60mまでの距離で計60射する競技です。的は谷底や山頂、さらに深い谷越えにも設置されており、静的なターゲット競技にない動的なスリルを味わうことができます。ただ、最近、東海地方最大の民間施設が経営破綻してしまい、はなはだ遺憾な環境になってしまいました。
 
 
 
インドア競技は、体育館等の屋内でする競技で、主に冬季に行われます。また、屋外での練習場が確保できない場合や夜間に練習したい場合等には、季節を問わず行われています。
距離は18mと25mがありますが、最近の傾向としては、18mを60射するインドアターゲットラウンドが主流となっています。18mだから近くて楽勝と思われるかもしれません。しかし、的紙の直径は40cmであり、競技会では更に小さく6点までしかない的が縦に3つ並んだヴァーティカル的となっています。
また、インドア競技の特徴として、特に参加資格を問われない準メジャークラスの競技会が各地で開催されていますので、気軽に競技会に挑戦することができます。
 
 
 
新聞の特集記事にもなりました:
 
 
(産経新聞)
 
 
 
アーチェリーに適する人:
 
   あくまで管理人の私見ですが・・・・
1.個人主義者。他人とチームプレーをすることが苦手な方
2.理工系出身、製造業の方(機械いじりが好きな方)
3.血液型AB型の方
4.こつこつ努力できる方
5.物事に動じない方。(矢が壊れてもめげない)
6.自分の世界にすぐに入ることができる方(気持ちの切り替えがうまい)
7.ストレス発散をしたい方
8.美容と健康に気をつけたい方
9.肩こり症の方
10.パソコン等を使いすぎて、姿勢や目の調子を気にしている方
11.少しくらい上手になっても、現状に満足しない方
12.家族の白眼視に耐えることができる方
13.猛暑、極寒、暴風、豪雨、ヤブ蚊、蛇、ハチ、イノシシ、ウサギ、カエル、キジ、カメムシ、毒キノコ、セイタカアワダチソウ、倒木、罵詈雑言、ほめ殺し、労役等、あらゆる艱難辛苦に耐えることができる方
 
 
さあ、これで貴方もアーチェリーのとりこだ!