平成22年9月23日(木)
★ 放送文化財を見つけました(番外編)  
 ちょっと最近ネタがないので、番外編です・・・(-_-;)
 実は管理人は、かつて「ラジオ少年」でして、ラジオや無線機の製作したり、海外短波放送や深夜放送を聞きまくってました。
 
 今日、たまたま、いなべ市の阿下喜にある郷土資料館のエントランスで「放送文化財」を見つけました。
 今回見つけたモノは、NHKと受信契約すると玄関に貼り付ける直径4cm程度のプレートなんですが、ナニが珍しいって、なんと「ラジオ放送の受信契約」の「放送受信章」なのです。現在の受信契約は地上波カラーテレビと衛星テレビだけで、「ラジオ契約」はテレビ放送の開始後昭和43年頃廃止され現存しないわけです。
 このプレートの中には「名古屋放送局」と横右書きで書かれたものもあり、戦前のものと思われます。また、初期のテレビ契約のものと思われるプレートもありました。
 
 おそらく、当時はラジオを自作する人も多かった時代なので、その家庭にラジオがあるかないかを調べるすべもなかったでしょうから、「ラジオ契約」なんて僅かだったのでしょう。少なくとも拙宅周辺の古民家では、そんなプレートは見たことがありませんでした。
 
 都会から離れたこの町で、当時「ラジオ契約」をきっちり交わして、そのプレートが校舎修繕の際ペンキで塗りつぶされることなく、現在まで残っていたとは感動でした。
 
 ちなみに、NHK放送博物館(東京)に聞いたところ、「当時ラジオ聴取者にはラジオ契約をしてもらっていたのだから、世の中にプレートはたくさんあるはずだし、現に博物館にも収蔵品があるので、特に価値があるとは思わない。」との返事でしたが、現役の建物に当時そのままで残っていることに意味があると思うわけです。
 
 今後も建物改修の際は、このプレートをペンキで塗りつぶすことなく残してやってほしいと思います。
                     
郷土資料館です
郷土資料館全景
(素敵な建物です)
 
 
マークと「名古屋放送局」「1250」の文字入り
名古屋放送局のマークと
「名古屋放送局(右書き)」「125?」の文字入り
 
 
「NHK 放送受信章」の文字入り
ラジオ送信アンテナと
「放送受信章」の文字入り
 
 
「NHK TV」の文字入り
「NHK TV」の文字入り
(TV放送開始時のものか?)