UUKHAのUX100リムについて
UUKHAのUX100リムについて、某ゾウさんマーク社のブログhttp://hascoarchery.blog113.fc2.com/blog-entry-68.htmlでリムを実験している記事を見つけました。あまりにひどい実験と考察だったので、ひとこと物申す!
「(中略)試合での感覚をつかみたかったのと今後どうするのかを検討するために。試合結果は(中略)TOTAL1232(中略)目標としていた点数を大幅に下回りました。」と述べられています。
いかにもリムの性能が悪いようなニュアンスですが、ここに落とし穴があります。当日の本人さんの調子はどうだったの?天候は?チューニングは?リムを変えたくらいで自己新記録が出るとでも思ってたの?何点出したら満足だったの?なによりも、本人さんのモチベーションはどうだったの?
管理人がこのリムを使っていきなり1,232点も出したら、みんなにオススメしちゃいますけど。
「唯一のネックはリムの返りの遅さです」との記述がありました。
その根拠が、元のリムと同じストリングハイトだと矢が落ちるので、ストリングハイトを下げざるを得なかったという、一見、科学的な定量実験なんだそうです。でも、それって、リムに合ったチューニングをせず、元のチューニングのまま差し替えただけなのではないでしょうか。
科学的な実験というものは、どのような条件でデータをとっているのかを示し、再現性のある結果を求めるものです。
「幾らチューニングをつきつめてもピタッと止まる位置がなくブルブルと振動を続けていた」そうです。
それって、そもそも、体操競技じゃあるまいに、発射した後にピタッと止まらなければならないの?ピタッと止まるということは、余ったエネルギーがどこかで吸収されているということなのです。それがスタビであり、ダンパーであり、リムセーバーだったりするわけで、ひどいときは取り付けネジが折損するのです。
自慢げに述べているFX曲線って、実験条件を示さず、けっこうアバウトなグラフですよね。フォーミュラの項でも言いましたけど、なぜ、テストの条件を明確にし、結果を数値で示せないの?データの再現性はあるの?
「リムチップの左右対称・捻れ剛性・これに関しては他社とは比べ物にならないくらい精度が良い。」そうです。
これって、他社のどの製品と比べたの?どんな器具を使って測定したの?測定したときの温度等の条件はどうだったの?データの再現性はあるの?
「このデザインも独創的で大絶賛していますが」だそうです。
こんなの、なんの客観性もないじゃないの?
今回の実験は、いわゆる出来レースで、輸入販売しない理由をこじつけたのが見え隠れしますね。ホントはもっと泥臭い理由だったりして・・・・
ユーザーから見ると、このブログは販売店の公式見解なんです。数万円もの高い買い物をするときの重要な情報源なのです。そこらへんの世間話とは重みが違うのです。こんな素人みたいな実験をして、プロショップとしていかがなものでしょう?
管理人のレベルだったら、某ゾウさんマーク社が目指す、スゴイ性能のモノでなくても十分なんですけど。(^_^;)
と、偉そうなことをいいながらも、念のためUUKHA社のHPをチェックしてみました。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&tl=ja&u=http%3A%2F%2Fwww.uukha.com%2F
これなんですけど、何じゃこれは?
独立した研究機関のお墨付きとのことなんですけど、なんら具体的な数値や実験環境が示ていないし、比較した他社製品も示されとらんじゃないか!
FX曲線しかり、振動も、剛性も。圧巻は「他製品との比較」では、性能を+++記号で表現しているだけ。
これでは申し訳ないと思ったのか、いつもお決まりの「専門家の使用感」でフォローするといったパターンです。
メーカーがこんなんだから、販売店もつまらん実験をして、いつもお決まりの「専門家の使用感」で評価する。
どぉーなってるのこの業界!
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