練習等に参加したい方へ
 
 
 
 
@入会方法
 
 一般的な場合:
練習をしていただくためには、安全面の確保のため、基本的に津市アーチェリー協会の会員になっていただきます。同時にスポーツ保険(年間1,850円)に加入していただきたく思います。
会費については、津市アーチェリー協会の会費(年額2,000円)が必要です。
また、夜間の定期練習会に出席される方は、津アーチェリー倶楽部会費(年額1,000円)が必要です。
アーチェリーを安全に行射できる技量をお持ちの方なら、入会手続きを済ませて頂ければ、レンジの使用は可能です。
 
 
 
A練習弓具も充実!!
 
アーチェリーの愛好者は右利きの方が圧倒的に多く、特に練習用の弓具については、右用だけといっても過言ではありません。クラブ等の指導者の中には、左利きで指導することに否定的な方もいらっしゃるようです。
このような状況のため、生来左利きの方が、練習用の弓がないからといって、右用の弓を無理に引かされたために違和感をひきずることになったり、上級用の弓をいきなり買ってしまったり、アーチェリーをあきらめてしまったりといったことがよくあります。
また、右利きだと思っていても、それに限界を感じたり、長年の疲労の蓄積により肩等に変調を来たして、アーチェリーへの情熱を失いかけておられる方には、思い切って左用に変えると光明を見いだすきっかけになるのではないかと思います。
津市アーチェリー協会では、右利き用弓具は無論のこと、左用の弓具も充実させています。ハンドルライザーはホイットポラリス互換のサミック製とヤマハYTDUでリムは15ポンドから32ポンドまで取りそろえています。(一部小物類は、当初から各自負担をお願いすることがあります)
 
 
 
B全く弓が初めての方へ
 
 心構え
アテネオリンピックでの活躍で、多くのマスコミが踏み込んだ取材もせず、年齢や職業、そして選手のキャラクターばかりをクローズアップした粗製濫造の番組を放送したため、特にアーチェリーについては、いかにも余暇程度の取り組みで極めることができるような錯覚を与えてしまいました。
ロンドンオリンピックの際も、またしても選手のキャラクターをいじるだけの軽いインタビュー番組やお遊び感覚の番組が放送されました。
しかし、選手は不断の努力を積み重ね、弓具も体を痛めてしまいそうな強い弓を自在に操った結果、ついに栄光を勝ち取ったのです。スポーツである限り、極めることはそんなに甘い事ではありません。
オリンピックを目指すにしても、生涯スポーツ程度にするにしても、一般的に物事を習う場合は、なんといっても謙虚さが大切です。理屈やプライドだけでは弓を引くことはできません。
アーチェリーは体力的な負担が比較的軽いスポーツとはいうものの、弓矢という飛び道具を用います。「その場限りのお遊び気分」では、とりかえしのつかない事故を招く危険がありますので、アーチェリーと向き合う意志をお持ちでない方はご遠慮願います。
 
 
 練習会へのてびき:
入会手続き後、まず夜間の定期練習会で、危険回避のための基本練習から始めていただきます。必ず10回程度は連続して出席し、独り立ちできるようしっかり習得してください。
ただし、当協会はアーチェリー愛好者で組織する任意団体であり、その性格上、専任のコーチを設置することは難しいことから「手取り足取り」での指導はできませんが、要所要所で適切に支援できるよう努力いたしますので、あらかじめご了承ください。
夜間の定期練習会では、18時を過ぎても大雨警報・暴風雨警報が解除されない場合は、練習会を原則として中止することとします。
 
 弓具について:
これが一番気にかかることですが、全く初めての方は協会の弓具類を使用することができます。ただし、10回程度を基準としています。これは、オールマイティーな弓具類は存在せず、個人の体型・体力に合わせてチューニングをしなければならないからです。
初期経費は、最低限でということなら一式8万円程度より、本格的にということであれば、一式30万円程度からです。最近は品質が飛躍的に向上したため、本格的なグレードの弓本体は一生モノと思って頂いてもよいかと思います。
中古品のネットオークションを活用すると安価に揃えることができるようですが、安易に手を出さない方が無難でしょう。弓具についての専門的な知識が無いと、とんでもなく古いモノ(品質が悪い時代のモノ)、傷や汚れや経年劣化が進んだモノ、スペックが高すぎるモノの見分けがつかず、送られてきた現物を見て幻滅することが多々あります。
また、矢や弦など消耗品的なモノがありますので、それなりのランニングコストもかかります。また、コスト削減のため自作できるもの(ケース、矢を入れる筒等)もありますので、会員や弓具店等とご相談ください。
もちろん銘柄によって文字どおり「ピン」から「キリ」までありますが、「当たる」「当たらない」は、究極のところどんな弓具を使っても本人しだいだといえます。
 
これを「高いと見るか」「安いと見るか」は、的中したときの爽快さを十分に堪能し、楽しむことができるようになったら、おのずと「安い」と結論づけることができるでしょう。