レポーター:音楽人(2005.6.15更新)
とても良い方向の音楽が出ておりました。 使用の全てが、素材の良いハイグレードなSPや機器をご所持で、部屋のたたずまいや、瀟洒なお庭と同様で、音楽も落ち着いた雰囲気でした。
GRFゴールドは田舎のGRFさんがお見えになる迄に、細部迄事細かに見させて頂きました。
B&Wは超高額な関連機器を要求致しますが、ビオラ等のハイグレードで固めて有りました。 両者共に、ものに余り拘らない、非常に大らかな湖都の閑人さんの、良いご性質通りの音楽でした。
良いSPや機器は買いたくても買えない人が多いので、その方々に対しても、所持している方は、その多大な能力を引き出す責任と義務があり、良いSPや機器を購入しただけでは、買いたくても買えない方々に失礼ですし、又買われて縁が有り湖都の閑人様宅に来たSPや機器達の為にも、ハードや部屋は特に何ら問題ありませんので、現状に満足しないで、もう少し、拘って音を出す様、不躾ながらお願いしました。 有り難うございました。 落ち着いた、清楚な品格が有る好い環境の湖都の閑人様宅を後に、田舎のGRFさんの車で暇な人様宅に向かいました。
湖都の閑人さんからのコメント> 音楽人様、遠路はるばるお出でいただきありがとうございました。自分ではそこそこの音が出ていると思っていたのですが、音楽人様の鋭い御指摘に顔面蒼白・・・はオーバーですが適格な感想をいただき、さらなる高みを目指します。実は、今までB&Wを部屋の長手方向に移動させ、GRFを全体に前え出すセッティングで聴いてみたところ、GRFは壁の影響が無くなりしっとりとした響きで鳴ってくれました。B&Wはさらに音質が向上し実力の片鱗を聞かせてくれました。いろいろ助言いただいた件を一つ一つ試してさらなる至高の響きを堪能したいと思っております。本当にありがとうございました。
閑な人さん宅訪問 (2005.6.11)
京都の「町や風」の造りのお宅は、経年にも関わらずしっかり出来ておりまして、使用木材と合いまち、良い雰囲気でした。
二階の音楽のお部屋に案内されましたが、これ又閑な人様のHPの写真より全然整理ができており、私には狭さや乱雑感は皆無で、思ったよりも広く感じ、居心地が良い落ち着いた、男の宝物の山に漬かれる幸福な隠れ部屋でした。
部屋は機器が多い割には、想像より遙かににスッキリしておりまして、閑な人様の居心地が良い雰囲気が出ておりました
決して満足とは云えない環境なのに、とても良い方向の正当な音楽が出ておりました。
音量を絞って聞くと、部屋の影響を受け難くなるので(部屋の影響の損益分岐点?のチェックは大事です)小音量での音楽は、使用各機器での音色の傾向の統一感とで、高品格、高品質なものでした。
SPは口径が小さめの特長で、15インチ等と比べ密度感や気配感、繊細感がタイトで25Cmや30Cmの其の感じを好きな人にとっては、代え難い音楽の泉の宝物で、閑な人様には、現在のSPはピッタリです。
15インチは幾分大らかで、25.30Cmより超微細な音の再生は敵いません、また其の音も小口径に比べて神経質ではなので、閑な人様の求めている方向や部屋に向かないと思いました。
タンノイの小口径は15インチとは別の難しさの使用方法ですが、上手に使用すれば其の音楽は15インチでは到底敵わない充実した密度感の音楽があります。
プライヤ−針は香りの有る音楽でご機嫌でした。
田舎のGRFさんや、友人のKさんとの交流の良い成果が垣間見える音楽でした。
お伺いさせて頂き、本当に良かったです。
田舎のGRFさん宅の訪問時間を大分押しておりましたので、何時までも居たい居心地良い部屋を後に一路岐阜に向かいました。
暇な人さんからのコメント> ご訪問ありがとうございました。1カ月前の音をお聴きになったら卒倒されていたかもしれませんね。温和しい方向に持って行っているピークでのご訪問でした。その前のGRFさんとkさんのご訪問時はウルサイ系のピークでしたから、GRFさんが一番驚かれたかもしれませんね。本当は、今が1,前回が10とすると、3か4ぐらいが好みのうるささなんですが、個人の趣味はまた難しいもので、お褒めいただくとこのままにしょうかなと変に納得してしまいます。好きにするのが一番ですね。また弄くる時期は来るでしょうから、しばらくこれで聴いてみます。テバルディや、ご推奨のマリアカラスの他にも、LPラックから流し目をしているプリマがいました。サザーランドにロス・アンヘレス。特にサザーランドのコロラトゥーラは蘂れさすものが有ります。しばらく聴きのことは考えずに彼女たちにおぼれます。
田舎のGRF宅訪問 (2005.6.11)
前回と外見上は建物の構造や外観の環境は、同じで決して贅沢な造りでは無いのに、前回よりの僅かの間にとても良い方向の正当な完璧に近い感じで、使用SPの種類やメーカーが異なっても良い音の出方は共通している、音の出方の「基本、基準」の全てが出ておりました。
以前の田舎のGRF様 の書き込み文章から、想像していたとおりの、音の出方でした。
しっかりした張りがあり芯のある感じで、大音量でもうるさく無く、小音量でも痩せないで、SPからの情報がリスナー迄に届く間に減衰や減量しないで、高音から低音迄、帯域の広い力強い音が軽々と出ております。
この出方の基本は、その実現は大変に難しく、出ている方は非常に少ないです。
部屋の改造も想像より遙かににスッキリしておりまして、違和感は無く、田舎のGRF様の学習能力の凄さや、見て聞いての、眼力や聴力、察知力の確かさを、再認識致しました。
前回よりも目立った変更の、フォノイコライザーは田舎のGRF様宅では何ら不都合は無く、ブライヤーのカートリッジは、暇な人さんの針と同様の感覚の音色で、LPプレイヤーも含めて喜んで鳴っておりました。
ラックスのCDPもとけ込んで良く鳴って居たのはレコードと同様です。
非常に超ハイレベルな難癖や言いがかりをつけるなら、音楽の色香はプリが無い性格上余り有りませんでした。
プリとパワーでは音の働き掛ける要素が異なりますので、全てをパワーで賄うのは、此処までグレートが上がりますと、少々無理が有ります。
今回は鳴り方が、私の家の音の感じで似ておりましたので、以前音楽人宅でほぼ同一のアンプを試聴で鳴らした、その時に感じたアンプの色香の不足感と共通の物が今回はありました。
その為にKさん お人柄その物のアンプの品質.品格の良い素直な性格が見事にズバリで出ておりました。
響きを良くして、良い音楽を出すのは、響きを殺して無理に出すよりも、遙かに難しく、非常に高度な技量が必要です。
響きを良くしますと、小出力.超小音量でも確実に音楽の気配感を伝えますので今迄隠れて居たアラや問題点が一気に出てきます。
響きを殺すと、大事な音楽まで死んでしまいますが、使用が上記よりも楽で、使用の不虞.不都合の七難を隠すので、ついはまりやすい落とし穴が有ります、知らぬが仏の恐い世界です。
後、タンノイの音ですが、タンノイ色.イギリス色が前回よりも大分少なくなり、菜食主義のキン肉マン的な力が有る感じの、無国籍的な、国際的な音になっておりました。
今一つのイチャモン.難癖を付けるならば、音楽ソースに因る適不適の格差が可成り有りました。
現状で99.99%OKなので、合う音楽ソースを聴いているだけで凄い音楽の世界があります。
私は 43年間のオーディオライフで、30年前に10年間戦ってJBLのマルチ駆動で、今回の田舎のGRF様の様に良い音を20年前に経験しましたが、其の残りの0.01%の不足の為に、その時から全てを処分致し、ゼロからやり直しの、アホ.バカな人様にはお薦め出来ないイバラと苦難の連続で、人生を掛けた戦いでしたが、何とか漸く現在に至りました。
田舎のGRF様の、現在の音は、非常に高度な物で有り、其の経済効率の良い事と重ねて、絶賛できる素晴らしい事です。
愛情を掛け、己を磨けば、誰でもその世界を垣間見れるはずと、田舎のGRF様の音は教えて呉れました。
前回、来静でお会いしたときより、曇りのないすっきりした、お顔で其の音楽再生ライフの充実振りが推測されます。
帰りの新幹線の最終便までの僅かな慌ただしい時間でしたが、把握するには十分に満ち足りた、価値ある時間でした。
おいとまする直前にアンプ制作者の顔見知りのK氏にお会いでき、寡黙で孤高のK氏を見ただけで、其の全てを感じました。
今後は0.01%を、現在の99.99%の良さを損なうこと無く、田舎のGRF様とK氏がどの様に進むかが、楽しみです。
気分が良い、快い疲れで、最終便の新幹線にギリギリ間に合い無事帰宅致しました。
お三方と触れ合いは、大変に有意義で勉強になりました。
私も更に己を磨き、タンノイの高貴な人格に合う人間に、近づく様に、切磋琢磨で誠心誠意の人生を目指します。
皆様有り難うございました。
田舎のGRFさんからのコメント> 音楽人さんお疲れ様でした。長時間大変だったでしょう。ありがとうございました。今は次に何をやるのか思索中です。まだまだやることがいっぱいで、きちんと順を追って実現していかないと無駄になるので、取り敢えずイメージトレーニング中です。その間に電源などの基本的な作業だけは進めようと思います。次はユニットに手を入れるつもりです。その時にはネットワークも改造する事になるので、相当先の話しになります。お金もかかるので、いろいろリサーチしておきます。
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