honda sport 600
ほぼ同い年のこの車。なんと申しましょうか・・・。
出会いは、平成12年の春、そぉ、桜の花が満開でした・・・。
1965年製のHonda Sport 600(AS285)。どこからコイツのことを語ればいいのか。先ずは出会いから。

バラスポCR-Xを探していたbeat555は、中古車雑誌で県内菰野で売りに出ているのを発見。早速休みの日に見に行くことに。しかしそこで見た憧れの君は見るも哀れ、「ゴメンナサイ」としかいえないシロモノでした。マッ、さほど期待して行った訳でもないので諦めもつき、「サッ、帰ろうか」とおかあちゃんに言ったところ、「あそこはいかんでエエの?」。実は何の気なしに買った中古輸入車情報誌にS600が載っていたのを、覚えていたんですねぇ。
S2000が発売された当時、ホンダスポーツの特集を組む本が乱発され、beat555も思うつぼ、何冊か購入して、憧れの眼差しで見てたんですねぇ、S600を。まぁ、熱帯魚屋サンにどんなサカナがいるか見に行くような気分で(わかりにくい?)海部郡佐屋町にあるお店に。
ログハウス風の洒落た建物のお店「FREEKS」サンはそれほど迷わず見つけることができましたが、やはり個人店、冷やかし隊が入るにはチョット抵抗が・・・。イヤ、全然なかったですね。外車専門の中古屋サンって危険な匂いが満ち溢れていて、なんかイイ感じ。
お目当てのエスは店の建物の中、それも一番奥に鎮座していました。その前にはレース仕様の911(店主の乗っていたクルマ)があったけど見向きもせず、はやる気持ちを抑えてエスの元へ。お店でどのように置かれていたかは、下の中古車情報誌に掲載されていたお店の写真をご覧あれ。どうです?、チョット絵になるでしょう。因みに、掲載されていたエスの内容もその隣に載せますが、後になって思ったことは、この手のクルマの衝動買いはご法度。そして、ホントに購入するのなら専門店に行きましょう。整備、値段の面でも安心できます。
ひょっとするとセールストークだったのかもしれないけど、車好きにしか売らないけどあんたやったら売ったるわ、みたいなことを店主に言われたことが、車好きを認められて嬉しかったですね。エスの横のテーブルで車の話に盛り上がりました。室内にもかかわらずエンジンをかけていただき、エキゾーストノートに感激しました。後になって思うと、買うつもりのないヤツに売り込む話法にはまったかなって気もしなくはないですが、車を買う前の至福の時間を堪能させていただきました。
契約後、車検を通していただき、ローダーで自宅に運んでいただきました。その時、夜遅くにもかかわらず運転のコツ(ダブルクラッチなど)を教えていただきましたが、悪戦苦闘。楽に運転できる現代のクルマしか乗っていないbeat555にとって、シンクロのない1速やドラムブレーキなど慣れていかねばならぬことがコイツにはたくさんあるなぁ。それにしても、ヘッドライトが暗すぎる・・・。
S600とビート。サイズは同じ、排気量もほぼ同じ。並べたいという衝動に駆られ、この2ショットは何枚も写真に収まりました。しょっちゅう乗ることはなく、敷地内を移動するくらい。1回買い物に使ったかな。なぜあまり乗らなかったかというと、本人は気付いていなかったけどキャブの調整が上手くできておらず、それを無理にアクセルをあおって運転していたのでした。
そんなある日、軽いドライブから帰ってきてボンネットを開けると、キャブが右の写真のように・・・。