憧れ続けて18年。ラリーと言えば、デルタっしょ!
Auto Sports誌を読みふけっていた若かりし頃、ラリーと言えばランチア、Lanciaと言えばRally。
スーパーカーブームに乗り切れなかったbeat555が初めて心ときめかせたクルマがデルタ。もちろん、マルティニカラーでWRC6連覇したあのクルマ。エボルツィオーネでさらに広げられたブリスターフェンダーに、ピンと立てられたリアスポイラー。
当時、三重県の松阪市でマルティニカラーにレプリカしたデルタを時々見かけました。レプリカと言えばバイクの特権と思っていた時代。ロスマンズとかね。でも、雑誌でしか見れないラリーカーを間近に見れたことに大変興奮したことを、今でも覚えています。
乗りたいという気持ちもあったのですが、「イタ車=壊れる」、「イタ車=雨に弱い」などのイメージがあり、とても購入には踏み切れませんでした。ていうか、資金がなかったのが一番の理由。
いつまでも憧れのクルマでいるはずだった・・・。
ところが、憧れの気持ちがいつしか購入への欲望に変わり、気付けばショップに問い合わせをしている自分がそこに。
以前から、もし購入するならEvoT以降、財布のヒモが緩むのならEvoU。って決めてたbeat555が問い合わせたのは、マジョッラの最終ラインで生産されたコレッツィオーネ(通称コレッチ)。買いもしないのに、何年も前に専門的に書かれた本を買って、暇さえあれば読みふけっていました。予行演習じゃないけれど、購入する際の注意点など頭に叩き込んでいざお店に。だけど、憧れのクルマを前に冷静さを失ったbeat555に自制心はすでに存在せず、試乗での乗りやすさ、最終型、これまでのメンテナンス歴、それにも増して憧れのブリフェンと立ったリアスポイラーをまとったラリーカーが目の前で、「ドヤッ!買わへんか」とささやきかけてくてます。あ〜、もうだめ。悩殺状態で契約書へペンを走らせる自分がそこに。
お約束のタイベル等ベルト類の交換や車検のため、納車までに1ヶ月ほど要しましたが、念願のクルマが我が家にやってきました。
Delta Collezione