幸せの黄色いハンカチっちゅう話があったけど

俺も、その話を痔で行く(笑)話があるじょ♪



っていうか

痛いじょ・・・・






ちょうど今から9年ぐらい前の話になるけどな・・・

店を改装している最中の話やけどな

ちょうど小腹が空いてきたので軽く飯を食うことにしたじょ




一緒に作業をしてくれていた人達にも

嫌々ながらも飯を出したじょ♪



当然、店は改装でぐちゃぐちゃ状態なので

俺はうなぎを出前で取ることにしたじょ♪





皆さんご存知の通り、津と言えばうなぎですな♪



そんじょそこらの鰻屋とは訳が違うじょっ!


名古屋の鰻はみゃ〜みゃ〜言うだけでうるさいし

東京の鰻は、バカ言ってんじゃないよって言うぐらいやし

大阪の鰻は、ホンマやでぇ〜♪って言うぐらいベトベトやし




ま、俺はここに誓ってもええじょ


皆、よう聞け!



ちゃうちゃう・・・

皆、よう読めよ〜!!!




津の鰻は、北半球一美味い世界に誇れるうなぎやじょっ!




ってな訳で、出前を取るために電話したじょ




RRRRRRRRR♪





「もしもし、鰻の○屋で御座います」

俺は

「おう!俺やじょ」

店員は

「あ、どうもどうも毎度御贔屓に♪」




どうじゃ?

これが真の鰻通の会話やじょ!




名前なんか出さんでも、すぐに俺ってわかるんやじょ!




店員は

「きょうも特上丼ですか?」

俺は

「え〜っと・・・・6人おるから・・・・」

「特上丼を・・・」

店員は

「特上6つですね?」

俺は

「あほんだら!お前が俺の立場やったら6つ言えるんか?」

店員は

「し、失礼しました・・・んで何人前?」

俺は

「特上を1つと・・・」

店員は

「はいはい・・・んで?」

俺は

「後は、鰻の残り香でも詰めて持ってきてくれ」

店員は

「それはつらいっす・・・・せめて何か注文を・・・」

俺は

「アホ!冗談やじょ!特上6つ持って来い!阿呆!」

店員は

「よっ!大統領!」

俺は

「ひゃっはっは♪7つにしてくれ♪」

店員は

「よっ!日本一!!!」

俺は

「お前も食うか?」




っていうか

特上丼7つがテーブルの上に並べられたじょ





俺は、再び人数を数えたじょ



1,2,3,4,5・・・・


あり?

5人しかおらへんじょ・・・




ま、ええわ♪俺が食うじょ!




っていうか

俺は、自称「伊勢の鰻キラー」「鰻の天敵」「毒食わば鰻も♪」



などと異名をとるぐらい鰻が好きなんやじょ♪




養鰻場行ったら、飼われてる鰻が、俺を見てザザザザザザ・・・・・・


鳥羽の水族館行っても、電気ウナギが俺をみて、ビビビビビビ・・・・



逃げていくんやじょ(笑)





っていうか

特上を2つペロっと平らげたじょ♪



改装仕事も終え、手伝ってくれた皆に

「お疲れさん♪きょうはどうもありがとう♪」

手伝ってくれた皆は

「どうってことないじょ♪お互い助け合いやじょ♪」

俺は

「ホンマやね♪感謝感謝シェイシェイ」




そいつ等が帰る前に、ちゃんとウナギ代払わせたけどな(笑)




かなり汗をかいたので俺は幸せの黄色いタオルを持って近くにある銭湯へ・・・




1番風呂を楽しみに来ている老人達の順番列を軽く抜かし

イッチバ〜ン風呂♪



気持ちええじょ♪



恨めしそうに見ている老人達に冷水をぶっ掛けてオタオタしているのを尻目に

髪の毛を洗って、体洗って・・・・

見知らぬ初老のオヤジに背中を洗わせ、気分は上々やじょ♪




右隣に座っている死にかけの爺が

「ホホ〜珍しい色の手ぬぐいですなぁ・・・」

俺は

「なんじゃ?欲しいのか?やらんじょ〜!」

爺は

「いやいや、ワシはもういらんて・・・この先短いしのう・・・フォッフォッフォ」

俺は、桶で爺の後頭部を






パッコ〜ン♪




「爺さん、その元気あったら、あと2週間ぐらいは生きられるんとちゃうか?」

爺は

「わしゃ、今のあんたよりは長生きできると思うんじゃけどのう・・・」

俺は

「何でじゃ?縁起でもない・・・幸せの黄色いタオル付きやじょ!」

爺は

「いやいや、おぬしの持っとるてぬぐいは、ただのだいだい色の手ぬぐいじゃて」


俺は

「へ?爺、色盲か?白内障か?」



爺は

「ちゃんと自分の目で見て見なさい、お若いの・・・」



俺は、爺の喉仏を鷲掴みにしながら自慢の幸せの黄色いタオルを見てみたら・・・



し、幸せの黄色いタオルがだいだい色のタオルに変わってましたがな・・・




俺は爺に

「おい死にぞこない、お前・・・俺のタオル取ったやろ?」

爺は

「あほんだら!お前の鼻から血が出てそれが滴ってオレンジ色に変わったんじゃ!」

「一体何食ったんじゃ?フォッフォッフォッフォ♪」



俺は

「う、うなぎ特上2人前と辛し和えと肝焼じゃああああ!」

爺は

「わしなら、そんなに食ったら極楽浄土行きじゃわ・・・」





髪の毛を洗ってる時に鼻から飛び散った大量の鼻血が

近所の銭湯を真っ赤な夕陽に染めたのは言うまでもないが・・・





っていうか

あの爺に言われるまで気がつかんとは・・・・




そういえば・・・

左隣に座っていた爺の体中に

俺の飛び散った鼻血が・・・(笑)



死にかけの歌舞伎役者みたいやったじょ(笑)(笑)






っていうか

どこが幸せの黄色いタオルなんじゃい?

っていうか

もし、このタオルの色が赤かと思ったら・・・展開が怖いじょ・・・・



っていうか

このオレンジのタオル・・・・・

数回洗ったら、黄色に戻ったじょ♪

さすが、幸せを呼ぶラッキーカラーやな(笑)




っていうか

鰻は、特上1人前で丁度ええじょ・・・






って・・・いうかぁ・・・・・

そりゃ・・・・痛風にもなるわ(笑)