博士達と交信できない。 先の空間越え以来、空間を隔てても交信できる術は身についているはずだ。 かなりの精神力を伴うが。 しかし・・・反応がない。 エレノア「・・・博士達に、何か異常が?」 考えたくない事であった。 そして、それが尾を引いている。 プル「エレノア様、さっきから怖い顔・・・」 プルミエールが心配そうな表情を浮かべているが、エレノアの眉間のしわは消えない。 エレノア「取り敢えず、まずは向こうに戻りましょう・・・」 実は、エレノアの苦労は取り越し苦労であるのだが。
ミューズ「エミリアさん、モデルさんだったのですか?」 ガーディアンの一室での朗らかな会話。 エミリア「ええ。ほらほら、見てみて!」 コスプレの嵐である。 さっきまではコマンダー、仮面レスラー、ダンサーとまるでアレである。 ミューズもしきりに勧められるが、上手く逃げている。 ミューズ「でも、スタイルが良くてうらやましいですねぇ。」 エミリア「ミューズだって、すごく良いスタイルじゃない。 モデルとしてやっていけるよ!」 いやはや、気楽なものだ。 気楽じゃない人々も、世の中には存在していると言うのに。 そう、死の淵に絶たされているもの達の、サガ・・・
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