□ 連結空間のSaGa □


エレノア「先に進むわよ!」
眼前に広がるのは、広大な平野。
魔物の気配もなく、何か隔絶されたような土地。
シェリル「ここ、何処なんですか?」
地図上でいけば自分達は洞窟を抜け、海が見えるはずであった。
しかし、海などなく、代りに山が見えるのみ。それも、遥か彼方に。
プル「先に進むほうがいいようですね。本当に、ここが殿下の言われた通り秘境
   なのかは、私たちの目にゆだねられるようね・・・」

暫らく歩くと、何やら閑散とした町並みが見えてきた。
人気が、妙に少ない気がする。
シフ「何だここは・・・」
エレノア「酷く、時代がかってるわね。」
シェリルが何者かの気配をいち早く捉える。エレノア達よりも、何故か早く。
シェリル「何者!?」
建物の影に、人の姿を見とめる。先まで、全く気配などなかったはずであるのに。
男「・・・人間が、ここまで来る者がいるとは・・・」
男の姿だった。しかし、今まで見てきた人間達とは違い、妙な完成された感じを感じる。 人間を超えたような感じを受けないわけではなかった。
男「・・・あなた、人間ではないな?」
ぴく、と男がシェリルのほうを見て何か感じたようだった。
男「まあ言い。皇帝以外ではここに立ち入る者など存在しないとは思っていたが
  ・・・思わぬ来客だな。皇帝も来ている。奥に進むがいい。」
そう言うと男はまたふっ、と姿を消した。
エレノア「今の・・・なんだったのかしら?」
そう言う声がカタカタと震えている。
そういえば、記憶にないこともない。たしか、アレは・・・
黒服を・・・
エレノア「黒服の男と、同じにおいが・・・」
におい、と言うのは勿論雰囲気、オーラの事である。
シフ「エレノア?」
エレノア「どうやら、私たちはとんでもないところに着たみたいよ・・・」
07/29/2001