踊りのSaGa


一方、すっかり忘れられていたバーバラは。

バーバラ「エルマンの事笑えないね・・・」
全く他の人物達が何処に行ったかわからない状況だった。
確か、賭博場でチンチロリンにはまっていたはずだったか。
バーバラ「うー・・・シフと一緒に酒場に行けばよかったよ・・・」
その通りである。
バーバラ「取り敢えず、待機してるのが正しい選択ね。」
一息つく為に、昼間から酒場に入る。
詩人「おや、久しぶりですね、踊り子さん。」
中に入ると、嘗てこのウエストエンドで自分の踊りを評価してくれた詩人がいた。
バーバラ「久しぶりですね、詩人さん。」
詩人「ええ、私も会いたいと思ってましたよ。
   また、一曲踊ってくれますか?」
バーバラ「いいわよ。あたしもどうせ今暇だからさ。」
と、言う事だ。

ナタリー「ネメシス、バーバラはどうしてるの?」
ネメシスは手にした水晶玉でバーバラの現在の動向を見る事に試みていた。
ネメシス「・・・見えました・・・」
ぼんやりと、水晶玉にバーバラの姿が浮かぶ。
アニー「・・・」
そして、皆閉口する。
クロディ「・・・心配、要りませんね・・・」
彼女は、酒場で楽しく踊っているではないか。
多くの観衆もいるようだ。おひねりもちゃんと貰っている。
生還しても、お金に困る事はないだろう。
もっとも、こちらも随分魔物達から金品を取り上げているのではあるが。
アニー「・・・さて、バーバラを飽きさせない為に、さっさと先行くか・・・」
と言うのが、結論であった。
07/28/2001