制服のSaGa


ガーディアンの秘密基地地下18階以下にいるものは、制服を着る義務がない。
代って、この基地内をうろついているもので制服を着ていないものは 18階以下にいるいわゆる位の高いもの達であると言う証明の他ならない。
とはいえ、身分の証明足るものは所持していなくてはならないのだが。
それが・・・
ミューズ「これですか?」
見た目は何の変哲も無い首飾りである。
大佐「そうだ。只の首飾りに見えるようだが、実は違うぞ。
   世界にごく少量しかとれないと言うターコイズの原石だからな。
   偽者には真似できない特殊な加工こそしてはあるが。」
ミューズ「ありがとうございます。」
とはいえ、ミューズの知っている自分の世界ではターコイズなど普通に取れていた
宝石の一つに過ぎない。彼女自身も銘家のお嬢様であり、 実際にその宝石の美しさには何度も接している。
大佐「なくさぬようにな。」

制服の着用の義務は無いが、勝手に着用するのは自由である。
そして、改造もまた自由なのだ。
エミリア「やっぱり、スカートがナガスギヨネ・・・」
ゾズマ「君は制服なんか着る必要が無いんじゃないの?」
エミリア「IRPOだって制服を着てるのよ。
     私だって制服くらいは一度は着てみたかったのよ♪」
ガーディアンの制服は諜報、情報処理、戦闘員、単なる雑用など等によって それぞれ微妙に異なっている。
が、エミリアはその全てを所持している。
元モデルとは言え、彼女はクレイジーなまでのコスプレマニアの一面があった。
シップがこの世界に漂流してきた際、彼女が所持していた荷物に入っていたのは
何種類かの衣装。
ゾズマ「まあ、君がいいならいいんだけどね・・・」
シップに載り合わせて以来の妙縁ではあるが、ゾズマはこの娘には驚かされること
ばかりであった。久々に人間に興味を持ったといっても過言ではない。
ゾズマ「・・・彼女は、どうしているんだろうね・・・」
ポツリ、と呟く。
そして、その彼女は・・・
07/13/2001