□ つかの間のSaGa □


ライザ「ハィ!」
ライザの放った掌底破がディオールの巨体を数メートル吹き飛ばす。
ディオ「ぐあぁ!?」
女の力で自分をここまで吹き飛ばすとは、完全にディオールは誤算だった。
ハリード「勝負ありだな。」

ライザとディオールの勝負は些細な事で始まった。
ディオ「おい、ライザ。最近、体が鈍ってないか?」
ライザ「?」
ディオ「どうも実戦をしとかねぇと、イザって時に体がうごかねぇと困るからな。」
ライザ「で、どうして私なの?」
ディオ「ん?ああ、何故って、一番暇そうにしているからだ。
    それに、たまには素手で殴り合うっていうんも悪くないと思ってな。
    他の二人は素手でやりあっても勝負にならねぇしな。」
ライザ「それって、私を認めてるの?」
ディオ「さぁな。ただ、お互い全力でぶつかった事はないだろ。
    気晴らしさ、やらないか?」
これにライザは承諾したわけだ。
ライザがこれに承諾したのには二つ理由がある。
一つは、ディオールが自分を認めてくれたこと。彼はネメシスのことで 女性に対して差別的なのかと思っていたのだが、どうやら違うようだ。
彼はたんにネメシスが心配なだけだったようだ。
そして、もう一つ。
そのネメシスが心配な彼の気持ちを、少しでも抑えてやる為だ。
これは、別にディオールがどうとかそう言う事ではない。自分も、そうだからだ。
少なからず、アニーやエレノア達に関する心配も自分に無いわけではない。
だから、自分もディオールも、この対決をしたわけだ。
結果は、ライザの勝ちだったが・・・

ステスロスの研究は進んでいる。
もう実戦レベルでの飛行訓練は可能だろう。
ただし・・・最も重要な部分の最後の詰めは、エレノア達にかかっていた。
クエーサー「なるべく、無事に戻ってきてくれよ・・・」
07/12/2001