□ 消え去りのSaGa □


クロディ「アセルスさん!?」
クローディアが朝目覚めると、そこにはアセルスの姿は無かった。
あったのは、書き置き一つ。
「すまない、そして、ごめんね・・・」と。
クロディ「どうして・・・」
クローディアは、自分の胸に疼いている感情を、 口で表現するにはまだ経験が足り無すぎた。

エレンは困っていた。
京からリージョンシップで飛び立つ先はマンハッタン。
世界一の都会と呼ばれるリージョン。
しかし・・・
レッドの顔からは、一つの感情を残して全てが捨て去られていた。
それは、憤怒。
ミリアム「エレン、レッドは・・・」
エレン「相変わらず、あの表情のまま・・・」
声をかけるなどという問題ではなかった。
近くに寄れば切り裂かれるような雰囲気。
リュートですら、普段はうるさいほどの歌声を全く響かせようとしていない。
ミリアム「エレン・・・そんなに、レッドの事が心配なの?」
エレン「え?」
ミリアム「女同士だもん、それくらい分かるよ・・・
     でもさ、今の状況は女が口を出す問題じゃないよ。
     あたしも知ってるんだよ、ああ言う表情をした事のある奴をさ。
     アレは、自分に対して怒りをたぎらせている男の目さ。
     あたいら女が関与する事じゃないよ。」
ミリアムはエレンのお姉さんのように、優しく、少し蓮っ葉に接してくれる。
そう考えると、自分の事も思わずに入られない。
自分に姉がいたらこんなだったのだろうか、それよりも、 自分はサラにとってどんな姉であったのだろうか・・・
そう考えざるをえない。
エレン「ミリアムさん・・・」
マンハッタンは近い。
着陸の準備だ。
07/12/2001