□ ガーディアンのSaGa □


ガーディアンと言うのは、読んで字のごとくである。
守護者と言うからには、何かを守護している。
カイ「ここが、ガーディアンの秘密基地です。」
実際、カイの神殿からは相当な距離に位置している、辺境の小さな町。
征服者からすれば、戦略的にも経済的にも、全く侵略価値のない、 本当に何もない町。そんな町の、パブにこれは隠されていた。
ミューズ「こんな仕掛けになってたんですか〜」
カイはここでのお偉方らしく、逢う人逢う人全てに会釈をされている。
カイ「大佐にまず、お会いしてね。」
カイが案内したのは、秘密基地の相当の地下、 恐らくは20階にも相当するだろう場所だった。
カイ「大佐は、世界に存在するあらゆる財宝を管理しているの。
   武勇伝も並じゃないのよ。」
この世界を又にかけて守護しているというガーディアン。
カイ「大佐、失礼します。」
ノックを、二回。
大佐「・・・カイか?入ってくれ。」
中から聞こえてきた声は、渋みのあってよく通る、素敵な声だった。
カイ「では、大佐、失礼致します。」
中に入ると、思わず、ミューズは、あ、と声をあげてしまった。
大佐「・・・そのお嬢さんは?」
カイ「ええ、見た目と違って腕が立つようですし、何よりもこの雰囲気・・・
   恐らく、例の『あの方々』と同じような人達かと・・・」
例の方々、と言うところがミューズの記憶にかかる。
何を言わんとしているのかが予想がついていた。
何分、自分自信も体験している事だから・・・
大佐「・・・で、キミは先程わたしの顔を見て何か思い当たる事でもあったよう
   だが・・・」
大佐がミューズに眼差しを向ける。
ミューズ「ええ、ちょっとお知り合いになった方に似ていると思いましたの
     で・・・」
大佐「ほう?」
大佐は何やら興味を持ったようだ。
カイ「大佐に似てると?」
ミューズ「ええ、どことなくですけど・・・」
大佐「・・・」
室内だと言うのに被っていた帽子を大佐は脱ぐ。
大佐「所で・・・キミは、一体どう言う人物なのだ?」
旗から見れば、かなり素っ頓狂な会話だろう。
だが、意図は見えている。
ミューズ「ええ、恐らく、あなた方が考えている通りの人物だと、思いますわ」
ミューズはそして、にっこりと微笑んだ。
07/11/2001