来訪者のSaGa


プル「いったぁ〜〜〜〜〜い!」
グスタフ「むぅ・・・一体これは何処だ?」
プル「グスタフ!あなた、何時まで私の上に乗ってるの!」
グスタフ「・・・ロベルトも、ジニーやタイクーン達もいないようだ。」
プル「ねぇ!グスタフ!どけって言ってるでしょ!」
グスタフ「どうやら、私たちは別次元に迷い込んだみたいだ。」
プル「・・・あわぁぁぁぁ!」
プルミエールは、頭の上に足を置き、意地悪そうにぐりぐり回す
グスタフを、無理矢理払い落とし、絶叫をあげた。

ミューズ「何の声かしら?」
カタリナとの腕試しも一段落した頃、巨人の里に絶叫が響いた。
カタリナ「ミューズ様、随分腕が上達しましたね・・・」
しかし、カタリナの方は余裕がないのか、全く興味を絶叫の方へ
持っていったミューズに語りかける。
適度に手加減することは疲労を伴う。
カタリナは、まだまだミューズよりも戦闘に置いては一枚以上上手では
あったが、おちおちそろそろ手加減の入れ方がシビアになっている。
ミューズは、腕を確実に飛躍的に上げていた。
カタリナ「しかし、ミューズ様。奢ってはいけません、あなたはまだ・・・」
くるりと身体を反転させると、もうミューズの姿はない。
カタリナ「あっ・・・!」
目を凝らして向こうを見渡すと、ミューズが何やら走っているような姿が見える。
あれだけ進んだ距離を考えると、どうやら自分の話はほぼ最初から
聞かれていなかったようだ。
カタリナ「ふぅ・・・全く、あの人にも困ったね・・・」
そう愚痴を一つもらし、彼女はミューズの後を追った。
02/28/2001