閑話休題のSaGa


エレノア「ねえ、知ってる?」
アニー「何を?」
エレノア「この作者、なんだか受験は一発勝負らしいわよ。」
アニー「へー・・・後期試験は?」
エレノア「センターの結果でダメだったみたいよ」
アニー「そりゃ難儀なことで・・・」
エレノア「浪人したら、どうするつもりなのかしら?」
アニー「さあ。一年勉強するんじゃないの?」
エレノア「作者が?するわけ無いじゃない。だって、今までもゲーム
     やりまくりで勉強なんて殆どしてなかったでしょ。」
アニー「そうか・・・そうだよね。でも、そんなのでいいんだろーかね?」
エレノア「本人がよければ良いんじゃない?」
アニー「でも、あたし思うんだけどな」
エレノア「何?」
アニー「浪人したら、パソコンいじれるの?」
エレノア「さあ・・・でも、親に内緒で部屋にテレビ買ったくらいだから、
     多分浪人してもゲームもネットもやるんじゃないかしら?」
アニー「そうだと良いけどね・・・」
エレノア「せめて、サガフロンティアの続編が出るまでにはもっと
     先にこの小説を進めて欲しいわよねぇ。」
アニー「それは言えてるわね。」
エレノア「と言うわけで、ぐうたら作者、さっさとこんなこと書いてないで
     先に進ませなさいよ(怒)」
・・・了解しました・・・

アルベルトの神王教団に対する第一印象は決して悪いものでは
無かった。むしろ、好感が持てたと言っても過言では無い。
アイシャも、神王教団のアジト・・・響きは悪いが、その類のもの
に入ったとき、何かしらの神々しい力を感じていた。
大地の民族タラール族には、神の力を感じる機能が備わっているのだ。
アイシャ「ふーん・・・結構、この宗教って良い物なのかもね?」
だが、ただ一人マミは違っていた。
建物の中に入るなり、身震いが止まらなくなる。
顔は蒼白になり、血の気が失せている。
マミ「・・・っ!」
アルベルトも、アイシャも、何かしらの大きな力の影響を受けている。
しかし、マミには、表向きの神々しさとは違った、何かしらの危険――
彼女のエスパーとしての本能が、奥に潜んだ危険な気配を伝えているのだ。
ここは危険だ。こいつらは危険だ。
しかし、アルベルトとアイシャは彼女が止める間もなく、どんどん
建物の内部に進入していく。
マミは震えるからだを押さえつけ、二人の後を黙って追っていった。

そして、神王教団前に現れる影二つ。
トーマス「僕たちは、ここの責任者に用があるのだけれど・・・」
教団「・・・」
白いフードに包まれた男の表情は伺い知ることが出来ない。
しかし、明確なのはそれとなく教団の者達がトーマスとサラの内部への進入
を拒んでいることだった。
仕方がない、とトーマスはため息を付き、背後に隠していたやりを持つ
手に力を込めた。
02/27/2001