アニーは眉をひそめた。
エレノアが何やら妙な術によって空間を転移した(らしい)あとに
彼女のめに始めて留まったものが・・・
ジジイの顔であったから。
パルサー「ありゃ?」
ジジイの方は不快な表情を浮かべているアニーの顔を覗いて、
彼女とは違った眉の潜めたかをした。
パルサー「エレノア、露出が多くないか?」
その瞬間、アニーのパンチが決まった・・・
パルサー「すまんすまん!!つい、エレノア一人で帰ってくると思っていたのじゃよ」
ディオ「嘘つけ・・・」
ボルフェス「良いじゃないか、ジジイにも楽しみというものを・・・」
ハリード、ウォード、アニー、ライザと向かい合っている三人の博士と
背の高い頑強な男、神秘的な雰囲気を秘めた女性、若く聡明な顔立ちの中に
断固たる意志を秘めた瞳の男。そして、エレノア。
エレノア「まあ、かえってこれて良かったわ。」
パルサー「しかし、危なかったぞ。」
クエーサー「何しろ、座標軸の特定化がすすまんからな。」
ボルフェス「何か、局地的なものを感じるが・・・」
ディオ「ちょいまった。お客さん方が待ってるじゃねえか」
エレノア「あ・・・ごめんごめん。とりあえず、この爺さん達の
話を聞いて。それから私に聞きたいことがあったら
お願い・・・私、疲れちゃった。」
素っ気ないように四人に言うエレノアだったが、その顔には疲労の
色が濃くにじんでいた。
エレノア「空間越えるのって難しいのよね・・・」
ネメシスがエレノアの肩を持ち、休憩室へと足を運ぶ。
残ったのは、四人と四人。
ハリード「さて・・・じゃあ、まずはここが何処だか教えてもらうか・・・」
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