予知のSaGa


ネメシス「・・・帰ってきます。」
ディオ「は?なにがだ?」
ネメシス「時に導かれし人が、新たな星を携えてここに再び戻ってきます。
     そう、遠くない内に。」
ディオ「エレノアのことか?」
ネメシス「・・・そう。彼女は戻ってくる。新たな仲間達と。」

クエーサー達は、急激に起こった時空震を検証していた。
エレノアが来たときとは違う、全く別の局地的な空間の歪み。
ボルフェス「・・・おかしい・・・」
最初にその異変を指摘したのはボルフェス。
クエーサー「どうしたのじゃ?」
ボルフェス「座標軸が・・・ずれていないか?」
空間の時空震が収まりを見せた頃に、それは見えた。
ボルフェス「こ、これは・・・」
ディオ「じじいたち!」
ディオールもその場に駆けつける。
ネメシスも一緒だ。
クエーサー「どうしたのじゃ?」
ネメシス「エレノアさんが帰ってきます・・・」
ディオ「ネメシスが言うんだ、間違いない。」
パルサー「しかし、儂らはまだ連絡が取れていないぞ?」
ネメシス「・・・私の予知に、エレノアさんと、他にも数人の
     人たちがここに来る姿がはっきりと見えました。」
ディオ「ネメシスの言うことが信じられないか・・・?」
ディオールのすごみに博士達は気圧される。
ボルフェス「むう・・・」
パルサー「まあいい。ネメシスの言うことだ。本当ならば悪いことは無かろう。
     それより・・・ディオール。こっちはあまり良くない
     事かもしれん・・・」
ディオ「なんだ?」
クエーサー「時空震を検証してみた結果、こんな事がわかった。」
06/01/2000