伝承のSaGa


伝承には、こうある。

『神々が創りし世界は、その存在を混沌と大きく違えた。
 そこには多くの生物が住み、多くの自然があり、秩序があり、
 混沌などは何処にもなかった。
  秩序は混沌より生まれ生ずる事はない。
 混沌に秩序が飲み込まれることを恐れた神々は、世界に77の
 宝を残す。即ち、秘宝。
 神々の力を宿したそれぞれの秘宝は、この世界を混沌から守り
 続けてきた。
 しかし、その秩序が一度、崩れかけた。
 混沌を率いるものが現れたのである。
 世界は混沌に飲まれようとした。
 しかし、神々は必死の手段でそれをくい止めた。
 世界を、混沌と共存させる・・・
 苦肉の策とも言えた。秩序と混沌は、本来同時に存在するものではないのだ
 から。
 その結果、世界は混沌によって区切られる・・・分裂した。
 そして、神々の残した秘宝もまた、別れ別れになった。
 今一度秘宝が77つ全てそろうとき、混沌を払うものの誕生と
 なるであろう。
 秘宝を集めよ。されば、世界は再び一つとなりて、神が創りし
 永遠なる安息と、秩序を得られるであろう。』

ほんの一節にしか過ぎなかったが・・・
それでも、十分すぎた。
アセルス「世界が・・・一つ?」
マミ「それって、この世界も、アセルスさんがいた世界も、みんな元々
   一つの世界だったって事ですか・・・?」
アル「そうなるな・・・」
05/22/2000