男達のSaGa


はっきり言って、うんざりしていた。
何にうんざりしていたかと言えば、昨日のアレである。
そう、アレ・・・
ライザもアニーもルーファスの昨日の態度にはほとほとあきれていた。
何があきれているかと言えば・・・
・・・それは語るには忍びない内容だったが。
平たく言えば、痴話喧嘩に限りなく近い、命令の内容に反抗した事についての
会議。
そこで2人はルーファスの朴念仁ぶり&無神経ぶりには全くあきれかえった
のである。
話すと長くなるから、ここでは省略しておくことにするが。
ともかく、そんな2人はリージョンシップで京にでも行く事にした。

はっきり言って、うんざりしていた。
何にうんざりしていたかと言えば、昨日のアレである。
そう、アレ・・・
海の男、キャプテン・ホークはその相棒ゲラ=ハを連れて海洋を股に掛けて
旅していた。
しかし・・・
何年かに一度、しかもつい最近起こったばかりという話のイナーシーという
近海の荒らしに巻き込まれたのだ。
しかし、それならまだいい。
船は転覆し、もう少しで陸が見えているところで2人は荒らしの餌食と
なった。それならばまだしも。
不幸なことに今度は大渦まで出てくる始末だった。
これには如何に屈強な海の男達といえどもひとたまりもない。
そして2人はその渦に巻き込まれ・・・
気が付くと知らない土地にいた。
全く見たことのない町並み、それならばまだしも、風景や家屋、文化、
そもそも時代や、まるで次元が変わったかのような変わり様だった。
人々はよく訳の分からない格好をして、使い物になら無そうな木のナイフとかを
売っている。
2人には全く理解不能だった。
そもそも、この辺りに漂ってる流れの感覚がなじめなかった。
ホーク「何だよ、ここは・・・」
ゲラハ「オービルのみなと、には見えないな・・・」
暫く歩き回ってると、いろいろなことがわかってきた。
例えば、ここの主であるギュスターヴと言う男が何やらやらかそうと
していること。
また、彼はとても切れ者だと言うこと。
2人には何の話かは理解できなかった、が、はっきりわかっていたことは、
自分たちとはもう一つ次元をかくしていたもの達が居たと言うこと。
その彼は今、非常に暇ならしいので遊び相手を捜しているのだという。
相手をしてやるか。そう思ってホークはてにもつ剣をとった。
09/08/1999