プロ・アマ落語フェスティバル
平成15年10月12日(日) 於:アストプラザ4Fアストホール(津市)
第3回 プロ・アマ落語バトル in 三重   [席亭からのご挨拶]

またもや去年と同じく、津祭りや鈴鹿のF−1が開催され、ホンマに要領の悪い席亭で誠に面目ないと痛感いたしております。
去年よりも更にバージョン・アップしたモノをお送りしたいと、例年その思いはヒートアップし、今年はなんと春風亭昇太さんをお迎えする企画とあいなりました。昇太さんは、テレビ・ラジオなどでもお馴染みで、また落語会でも古典・新作と精力的に活躍され、その笑いの爆発力は大阪の実力派でもなかなか太刀打ち出来ない程のパワーを秘めております。
また今年のお囃子は、去年同様に京都から三味線の土森強旨さんをお招きし、更に太鼓は大阪から藤本遊丸さんが来てくれます。そしてモチロン圓九さんと砂九さん・ワタシも参戦します。
なんと贅沢な下座なのでしょう。大阪・京都・名古屋・三重の連合お囃子隊は最強です!
そして、落語の方では、ワタシのイチ押し芸人のひとり、料亭彦柳さんが加わって下さって、絶対ご満足頂ける落語会となるコトは請け合います。
毎度申し上げているコトですが、今日の栄歌がありますのも、皆々様の日頃の暖かいご支援があってのことと心より感謝申し上げる次第であります。
本日はどうぞ御存分にお楽しみ下さいませ。
 [演者紹介]
春風亭昇太
静岡県清水市出身。春風亭柳昇一門。「笑点」若手大喜利司会・東海テレビ「てれび博物館」・総合放送「昇太の千客万来」など多数出演。栄歌は昨年浅草でナマの昇太さんの高座を拝見し、直ぐさまこの会の出演を申し込んだほど、爆発力のある素晴らしい落語でした。  
千里家圓九
今関西で実力No.1!大阪「パンセの会」在籍。第3〜7回KARA連続チャンピオン。平成12年JARA優勝。落語だけでなくお囃子にも精通し、能管を吹かせたら彼の右に出る者はいない。寄席文字はプロ並み、今三味線も勉強中。落語がカレの人生そのものなのです。残念ながら、今年はチョット脇役に回って貰います。圓九ファンからはお叱りを受けるかも知れません。
浪漫亭砂九
名古屋「楽語の会」の暴れん坊将軍。「三歩・三象二人会」、「あかね寄席」などの席亭をつとめ、落語勉 強会と称して個人宅を訪問・宅配してまわる、その「軒付け」的パワーは一般人にとって迷惑この上ない。今回は落語に下座にと忙しい出番。打ち上げの時のボヤキは覚悟しますワ。
料亭彦柳
江戸落語の粋に着物を着せたようなヒト。江戸生まれの江戸育ち、青山学院出身のエリート落語家。名古屋の「楽語の会」在籍。今年仕事で東京に再度転勤し、浅草っ子に返り咲いた。昇太さんの落研時代の先輩にあたる、その貫禄の芸を堪能して下さい。 
南遊亭栄歌
ご存知、この会の仕掛け人。愛知「楽語の会」、三重「寝床の会」の掛け持ちをして、また能管を片手にパソコンで個人HPを管理するという、その限りないパワーは単に浮気心のなせるワザかも知れない。第8・9回と全日本社会人落語選手権で連続優勝。今年は博多・小倉・東京とプロ並みに活動範囲を広げて大変忙しい毎日。。。そんなコトより仕事しなはれ・・・
南遊亭萬年
栄歌を「師匠、師匠・・・」と呼んでくれる彼は津市内で教職に携わっている。毎年、開口一番で出てくれて、その直向きな語りで少しずつファンも増えて来ていましたが、今回は残念ながら「高座返し」だけをつとめてくれます。カレの落語が聴きたいヒトは、来年是非リクエストして下さい。
(以下、当日パンフレットより抜粋)
藤本遊丸
圓九さんと同期。大阪「泉笑会」所属。落語は春団治張りの綺麗な芸風だが今回は下座としてわざわざ大阪から参戦。(モノ好きなヒトや!)
能管も吹けます。しかし習っているのはホンモノの能楽。シャギリ(二番太鼓)は一風変わった手となります。さて、今年のシャギリは誰が能管を吹きますやら…。 
土森強旨
京都在住。大阪・京都中心に落語会の下座(三味線)をされている第一人者。大阪の天狗連でもよほどの会でないとこの方の三味線を聴くことが出来ません。今回も昨年に続き、京都からわざわざ駆け付けて下さいました。我がプロ・アマ落語をウラから支えて下さって、これで箔が付いたと云っても過言ではありません。