☆ま、もう少し砕けた書き方やったような気もしますが、エエでしょう。他の方も見て居られる事でしょうし。。。

不眠症・睡眠障害の患者さんって結構多いんですが、ワタシも突っ込んで勉強させて貰ったのは初めてです。Nさんには感謝せなあきませんねぇ。

☆不眠症・睡眠障害には色んな種類・分類方法があるみたいですが、一過性不眠(旅行・手術前・ゴルフや落語の前日など←これはワタシ)・短期不眠(3週間程度、仕事や家庭のストレス・死別など)・長期不眠(精神障害・薬物、アルコール依存など)・入眠傷害(神経性・習慣性・外的刺激)・睡眠時無呼吸症候群などがあるそうです。

☆睡眠薬には作用時間(持続時間)というものがあって、上記の分類に適したモノを選ぶと良いと思います。@超短時間型(ハルシオンなど)A短時間型(レンドルミン、リスミー、デパスなど)B中間型(ユーロジン、ロヒプノール、ベンザリンなど)C長時間型(ソメリン、レスタスなど)その他非ベンゾジアゼピン系にアモバン、マイスリーなど新しい眠剤が出てきています。意外な事に耐性(効かなくなってくること)や依存性(なくてはならなくなること)は短時間型の方が多いと言うコトです。この事はワタシも間違って覚えていました。

☆で、Nさんの場合「長期不眠」で「中間型」の睡眠剤を常用していると言うことですネ。今服用によって快適な生活が得られているのなら無理して中止することはないと思います。ただ、アルコールと一緒に服用すると血中濃度が急速に上昇するのでダメです。また妊娠初期妊娠の可能性のある女性の服用は好ましくない事は周知のとおりです。

☆服用上の注意ですが、一定の時刻に服用し直ちに就寝。中途で覚醒する可能性がある(何か予定があるとか)場合は服用しない。常に中止漸減を考え適切な時期には薬とおさらばすることを考えておく。飲酒には注意(くどい?)。他の薬を服用する時は必ず医師と相談する。・・・等です。

☆どの薬も耐性・依存性と言うモノがあるので漫然と長期服用しないことです。中止時の注意点は、反跳性不眠が出る事があるので量を徐々に減らしたり、服用間隔をだんだん伸ばしたり、他剤に変更するなど、これも医師に相談して下さい。

☆薬によっては副作用もあります。それらを十分理解することですね。ハルシオンの健忘、アモバンの悪夢、レンドルミンの筋弛緩作用などはたまに見られる良く知られた副作用です。

☆長期不眠に関して、もう少し書いておきましょう。精神障害(うつ病・神経症)、薬物・アルコール依存(←くどくてごめんねぇ)などが無いかもう一度調べておきましょう。日常生活習慣上の助言として@眠くなってから就寝すること、A起床時刻を一定にすること、B適度の運動を行う、C室内環境を配慮するなどです。心構えとしては@健康な人でも毎日熟睡出来るものではない、A一晩の睡眠中何回か目を覚ますものであるが多くの人はこれを自覚していないだけのこと、B時々生ずる不眠では健康を損なうものではない、C夢を見る事は正常現象である、これらの事を十分認識することです。

☆上手に付き合ったらそう心配することもなさそうです。何かあったらまたご連絡下さい!
直線上に配置
これ読んだ感想を
お聞かせ下さい!
Dr.Eika

ねっとクリニック
睡眠薬との付き合い方、おせぇ〜て?
(Nさんのご質問)
睡眠薬「ロヒプノール」を常用してたらマズイですか?あまり寝付きのよさに中毒状態です。
ほとんど毎日飲んでて、もう半年になります。やばいでしょうか?危険でしょうか!?おしえて下さい。