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5月3日(土)「勘朝・夢輔・栄歌三人会」の前日です。 いよいよ粗忽家勘朝さんが来名。そしてお食事処「楽」へ登場。砂九・栄歌がお迎えをしました。 まずは焼酎で乾杯! ナマ勘朝さんが栄歌の前に座ってらっしゃいます。 この声、この笑顔、そしてこの飲みっぷり! プロの噺家さんとしても通用する、そんな貫禄です。 |
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勘朝一家。 真ん中の綺麗な女性は女優さんとちゃいますよ。れっきとした勘朝さんの奥様。可愛い・若い・愛想エエの3拍子。 その左の可愛らしいボウヤが小勘朝こと「彰くん」。 この日は勘朝さんとの話に夢中であんまりお相手出来ませんでしたが、次の日しっかりお友達になりました。何処へ行くのも栄歌の手を握って離さないのが印象的でした。 「アイフル」のチワワみたいにグッと心を惹かれました。(・・・ペットか!?) |
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小勘朝、カメラ目線バージョン。長旅でちょっとご機嫌ナナメかな?でもオシッコには一人で行けました。 愛くるしい小勘朝、翌日はしっかり可愛い笑顔を振りまいてくれましたヨ。 左にちょっと顔半分だけ見えているのは、今回の三人会の仕掛け人「たかぶー」さん。ま、今回は主役ではないので写真出演はこれだけ。ざんねんでした! |
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これこれ!勘朝さんがせっかく落語談義してくれているのに、砂九さんたらなんていう不謹慎な顔。・・・アンタ、ホンマに不気味やなあ。それに引き替え勘朝さんの笑顔は・・・う〜ん、ちょっとウチのたたきさんに似ている・・・かな。 お膳の前のご馳走はみんな夢さんの自慢の料理です。 |
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さて日が変わって、ここからは三人会当日です。 開口一番は砂九さんの「つる」。 ちょっと気ぃが抜けているような顔ですが、今回はお客さんに大好評。 夢さんも袖で「今日の砂九さんはいいねぇ」と御満悦。 実は出番前かなりの緊張で何を話し掛けても上の空でした。その程良い緊張で臭みがとれたのか、エエ落語になりました。 アンタ、普段からもっと緊張してなはれ!! |
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砂九さんの良さは何と言うても「発声」と「滑舌」。 さすが落語大学で仕込まれただけのことはある。 マクラも程々にネタにはいる。会場が少々堅めなのは毎度の事。しかしそれを自分1席で見事に解せるのンはこの人の他にそう多くはいてへん。 開口一番と言うのは、まだ駆け出しの人の務めと思われているけど、実は「三人会」では会を支える大切な部分なんやと、今日この人が証明しました。 |
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「『つ〜』っと飛んできて『る』と留まる」 これだけポピュラーでしかもこれだけばかばかしいギャグ、今日日だぁれも笑わへんと思うで〜。 ところがところが、なんとこの日は大爆笑。 砂九ワールドがお客さんを包むとこの爆発力を生みます。・・・ま、常日頃のほとんどは不発弾なんですけどねェ(笑) |
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さ〜あ、いよいよ勘朝さんの登場。 江戸で見台?エエんです。今回は学校の話、「真面目な生徒高倉君」。 え!?聴いた事ないって?ハイ、そのハズです。これは勘朝さんの創作落語。 小拍子も器用に使われます。(右手やったけど) |
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桂三枝さんを思わせる、完成度の高いこの創作落語は勘朝さんの職場をテーマとしたもの。 やくざの世界も学歴重視。そこで小学校出のやくざが山口先生の学校に入学してきました。そこで繰り広げられる学校教育とやくざの世界との常識のギャップ。さまざまにちりばめられたギャグ、真面目なやくざ(?)高倉君と右往左往する先生たちとの対照の妙、そしてやくざにつき物の見事なオチ。 結構でした!聴きたい方はこちらのストリーミングでどうぞ。http://www.sokotsuya.com/~kanchyou/ |
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仲トリをつとめるのは、『楽』で落語・・ではもうお馴染みの栄歌です。 「マクラは常に生きているモノを」。栄歌ワールドはここから始まります。 今回は@中日寄席とのバッティングA勘朝さん一家福岡から来名、この2つを笑いにしました。時間の関係でいつもの病院ネタが出来なくて、ちょっと寂しくてパワー不足の発進でした。やっぱ、お客さんも病院ネタ聴きたい?そうでしょ !? じゃ、この次にネ。 |
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ネタは去年卸したばかりの「桜の宮」。九州弁の侍が出てくるトコがお気に入り。勘朝さんをお迎えする噺としてベストと選んだのでした。 話は面白いのですが、少々長く、地名や芝居の衣装など覚える箇所が多く、また登場人物も多いので恐ろしく難しいネタなのです。(ああ、もう既に言い訳の世界に入っている) この話のお手本になった圓九さんが会場にデンと座っているため、少々緊張しての高座でした。 |
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ワタシはアクションの大きい噺が大好きです。 滑舌に少々不安なワタシですから、ビジュアルで楽しんで頂きたいのです。 勘朝さんと夢さん、そしてレベルの高いお客さんに囲まれて、この日はいつもより緊張しました。 もう少しゆとりのあるネタを用意したらよかった、と言い訳で始まり言い訳で終わった栄歌の「桜の宮」、聴きたかったら内浜のHP(前述)のストリーミングでどうぞ! |
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ああ、耳がかゆい。・・・ではありません。高座に上がると、まず首の後ろにさしてある扇子を取り出すのです。夢さんのお決まりの仕草。 この日は右膝が曲がらず、急遽プログラムの変更、使い慣れない見台を置いての1席でした。 勘朝さんをお迎えするにはこのネタしかない。プログラムの常識には反する番組かも知れませんが、勘朝さんに対する夢さんの精一杯の敬意なのであります。 |
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「幾代餅」は何度か聴きました。そしてその度に心を動かされました。 しかし今日の「幾代餅」はいつもとはまた違った構成でした。同じネタでも新しい演出を常に試みる。そしてそのどれもがレベルの高い出来栄え。 これぞ、夢さんの大きさです。 夢さんの落語の写真はこの2枚しかありません。 何故って、カメラを握っている圓九さんが泣いていたからなのです。。。(チャンチャン♪) |
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さあ、本日のトリは再び勘朝さんの登場です。夢さんの「幾代餅」のあとどう料理するのであろう。満足仕切っているお客さんをどう惹き付けるのであろう。 心配をよそに勘朝さんはマクラでひと言。「いや〜演者さんも凄い、この会場も凄いですが、何よりも今日のお客さんの素晴らしい事!名古屋に置いておくのは勿体ない!」この言葉で会場はもうすっかり勘朝さんに夢中。 お客さんの心を鷲掴みにするそのテクニックを教わりました。 |
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トリを飾るのは勘朝さんの「火焔太鼓」 志ん朝を彷彿とさせる軽妙な語り口。リズミカルでありながらそれでいて抑揚のある口調は聴いていてとても心地がよい。 夢さんの切れるような鋭い落語とは対照的。 ベクトルの違う2つの江戸落語が今日見事に頂点に立ったのでした。 三人会の最後は見事「火焔太鼓」で盛り上がりました。 |
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もちろん今日は出番はないけど遠く大阪から駆け付けてくれました。歴代5年連続チャンピオンの千里家圓九さんです。 こんな近くでの画像はみなさんも初めてでしょう。高座の真剣な顔とは違う、ひょうきんな一面です。 今回はカメラマンを務めて頂きました。 三重・津へ名古屋へと忙しい人です。(あ、どちらへもワタシが呼んだンやった。。。) |
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なんと、今回の三人会を記念して、津市の造り酒屋・寒紅梅さんから酒樽の祝儀が届きました。 いや〜、サラのホンマモンを見たのは初めてです。モチロン開けるのも! 夢さんもメンバーも開け方がわからず大戸惑い! 結局お客さんに手伝って貰ってなんとかありつくコトが出来ました。 |
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寒紅梅さんのお酒は、喉越しが優しくフルーティ。ビールなら少々・焼酎なら水割りで1杯・日本酒は全くダメ・・・の栄歌がこの日はなんとマスで4杯も飲みました。モチロンそのあとは見事に壊れましたが・・・ 全く下戸のあの夢眠さんも口にしたのです。 マスの木の香りがなんとも言えず、美味しゅうございました。 |
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フタが開いたところで先ず席亭の夢輔さんのご挨拶。 流暢な落語とはうってかわってちょっとシドロモドロ。 しかしこの華やかな場では、本当に『絵』になる人です。 夢さんの自慢のお弁当が、このお酒で更にデコレートされ、とっても楽しいお食事会となりました。 |
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小勘朝こと「彰クン」もイッパイご相伴。 彰クンは勘朝さんのコトを「ちゃん」と呼びます。因みに奥さんのことは「ママ」だそうです。「ちゃん」と「ママ」 !? そら釣り合いまへんがな。 彰クン、将来は「ちゃん」に似て飲兵衛になりまっせ〜。後ろで小勘朝を操っているのが「ちゃん」こと勘朝さんです。ははは・・・親バカめ! |
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勘朝さんの横で落ち武者の様に正座しているのは、ウチの会のリーダー無眠さん。 今日同じ時間、中日ビルで中日寄席が開催されました。その中日寄席を終えての打ち上げ参加。 先ずは勘朝さんにご挨拶。ここらはこの人のキチッとしたところ。 無眠さん、おいおい、ホンマに飲む気ぃかえ? 後どないなっても知らへんで〜。 まったくの下戸の無眠さん、神妙な顔。。。 |
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勘朝さんをお見送りしたあと、メンバーが反省会をかねて食事会。 落ち武者の右に座っているのが、ウチのメンバーの最長老「お好味家喜楽」さん。 中日寄席でトリを務めての合流です。お疲れさまでした。 圓九さん、眠たそう。え、違うの?何かやってるの? 栄歌、酔っぱらっていて、わかんな〜い〜 ?(゚_。)?(。_゚)? |
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ウチの会の出たがり二人組。 満面の笑みでのカメラ目線は当会きっての落語博士「川の家河太郎」さん。 今日は出番のないのを承知で三人会の応援に来てくれました。 落語の次にはお酒が好き。きっと今日の打ち上げは満足するものやったコトでしょう。 |
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落語が終わり、はや既に仕事モードの夢輔さん。 いつも反省会にはカウンターの向こうで包丁を握っています。 落語の後は思いっきり酒を飲みたいでしょうに。特に今日はみんなと一緒に酔いたいでしょうに。 お疲れさま!素晴らしい高座でした。 |