ボクの気持ち 君の気持ち



1


山奥の村について、ボクらはすぐに一番奥に建っているビアンカちゃんの家にむかった。
途中パパス王子なんてビックリする話もあったけど、それ以外には何の変わったこともなく、村はいつもどおりだ。
変わらない日常って、すごくいい。
ダンカンさん(お義父さんって呼ぶのはお互い諦めた)は、ちょっと旅で疲れたらしい。今は自室で休んでる。
ボクは居間でぼんやり部屋の様子を眺めていた。
二回しか来たことが無い部屋。まだまだ見慣れなくて緊張する。
「もっとくつろいだら? ここはテスの家でもあるのよ?」
借りてきた猫みたいに部屋の端っこでぼんやり立っているボクを、ビアンカちゃんは呆れたように笑った。
ビアンカちゃんはここに着くまで着ていた、旅用の服から家でくつろぐための服にもう着替えてた。
「くつろぐって言われてもねぇ?」
ボクは苦笑する。
いつだって何かに急かされてて、それが当たり前だったから、言われてもいまいちくつろぐって感じがわからない。
それに。
ボクは窓の外をのぞく。
夕暮れ近い村。
オレンジに染まった空と、吹き抜けていく風にゆれる木々。煙突からたなびく煙。
どこまでも静かで閑かな、見慣れない景色。
「何だか変な感じでさ、落ち着かないんだ」
ビアンカちゃんはボクの隣に歩いてきて、一緒に窓の外を見る。
「そうねー、ちょっと変な感じねー。……まわりは何にも変わらないのに、私は変わったのよね? テスと結婚して」
「うん」
「久しぶりに会ったの、一月前くらいなのにね。あっと言う間だったね」
「……ごめん」
ビアンカちゃんはボクをじっと見る。ちょっと口を尖らせて、怒ってるみたいに見える。
「なんで謝るの?」
いうやいなや、手がボクにのばされる。
ああ、きれいな手だなぁって思ってぼんやり見てたら、次にはその手で鼻を摘まれてた。
「な・ん・で! 謝るのよ!」
「……だって」
ボクは鼻を摘まれた変な声のまま、答える。
「一般的にさ、やっぱり、結婚する前に時間かけて『あぁ、結婚するんだー』って実感わいてくるその期間が重要なんでしょ? そういうの、全部すっ飛ばしたから、やっぱり、ビアンカちゃんとしては、いやだったんじゃないかなって」
ボクがわたわたと答えると、ビアンカちゃんは手をボクの鼻から離しながら、脱力したように笑った。
「気にしてくれてたの? やさしいね、テスは。……いいのよ、時間なんて。私はテスと一緒に水のリングを探しに行ったでしょ?」
「うん」
「その時充分ドキドキしたから、いいの。結婚するんだーって気持ちとはちょっと違ったけどね」
「ほら、やっぱり違うんじゃない」
言うと、ビアンカちゃんは困ったように眉を寄せた。そんな表情まで可愛いなんて、女の子はずるい。
「違うんだけど、違わないの」
「わからないよ」
「結婚前にドキドキしたのには変わらないでしょ?」
「内容がずいぶん違うけど、確かにドキドキはしたね」
「だからいいの」
ビアンカちゃんはそう言ってボクの顔を覗き込む。
にっこり笑った顔が、夕日で少し赤く染まってる。
そしてビアンカちゃんは両手を伸ばして、ボクの両頬に触れた。
「これから、ずーっと長い時間一緒に居られるんだもん。結婚前にドキドキしたかどうかなんて、そんなに大きな問題じゃないわ。これからのほうが大切。これからドキドキすればいいの。……ずーっとずーっと仲良くいようね」
「うん」
答えると、ビアンカちゃんはまたにっこり笑った。すごく幸せそうに。
……その幸せにボクが関わっているのが、嘘みたいに思えた。
こんなに幸せでいいんだろうか。どっかに落し穴あるんじゃないかな?
そんな事を考えてたら、ビアンカちゃんはボクにそっとキスをしてくれた。

ビックリした。

それがきっと顔にでたんだろう。
「えへへー、大好きよテス」
ちょっと照れて、イタズラに見せ掛けるように、ビアンカちゃんは肩をすくめて笑う。
「そろそろ夕食にしよっか」
やっぱり恥ずかしかったんだろう、ビアンカちゃんはあわてたように言うと、パタパタと足音をたててキッチンのほうに行ってしまった。



夕食は夕方に玉葱をむいたりして作るのを手伝った、シチューだった。
ビアンカちゃんの料理はまだそんなに食べてないけど、いつもとてもおいしい。食事が毎回おいしいって、奇跡的な感じ。それだけで充分幸せ。

食事がおわっても席を立たないで、ボクはビアンカちゃんと話をした。
どれだけ喋っても話したりないし、話が途切れることが無い。
ダンカンさんは一度部屋に戻ると言って、席を外していて今ボクらは二人だった。
「人参食べられるようになったのねー」
ビアンカちゃんはボクを見て意地悪に笑う。
「色々変わるよ、そりゃ」
ボクは口を尖らせる。
「そうよねー、変わるよね」
ビアンカちゃんが少し残念そうに言う。
「知らないうちに変わったこと、きっとお互いいっぱいあるよね。その内色々気付くんだろうけど」

そんな話をしていたら、部屋に戻っていたダンカンさんが、何かビンを片手に戻ってきた。
「二人とも、コレ一緒にのもう」
ダンカンさんは深い緑色のビンをテーブルに置いて、グラスを取りにキッチンに向かう。
ビアンカちゃんはビンを見てビックリした。
「お父さん、コレすっごく大切にしてたワインじゃない!」
「あー、いいんだいいんだ」
「でも、私が小さい頃、触るだけで怒ったくらいのワインじゃない!」
そんなにすごい物なのかな?
お酒の価値って、全然わからないから、いまいちピンと来ない。
ビンのサイズはよく酒場に飾ってあるのを見るサイズ。たぶん標準のサイズなんだろう。
ダンカンさんはグラスをみっつ持って戻ってきた。そして席に着く。
「今日だからのむんだよ」
まだいまいち納得いってないビアンカちゃんに笑いかけながら、ダンカンさんはビンの口をあける。
「テスはパパスと酒を呑めなかっただろう?」
ボクはこくりとうなずいた。お父さんとは、そんな時間は持ち様が無かった。そして、永遠にそんな事はできない。
「私じゃ全然代わりにはならないが、一応テスの義父親なわけだし」
ダンカンさんは言いながら、一番最初にボクのグラスにワインを注いでくれる。
深いきれいな紅色の液体が、部屋の少し黄色っぽいランプの光で輝いて見える。
「それにな、このワインはパパスから土産に貰った物なんだ。旅先でうまいワインを見つけたってな」
ダンカンさんはそう言ってボクに不器用なウインクをした。
あまり縁の無かった飲み物が、急に物凄い宝物に見えた。
お父さんが、好きになったワイン。
「今日ほど飲むのにふさわしい日は他にないだろ?」
ダンカンさんはビアンカちゃんと自分のグラスにワインを注ぐ。
不慣れな匂いに、少し頭の芯がぼーっとする。
「素敵ね、お父さんさすがだわ! 今日までコレを大事にとっておいてくれてありがとう。大好きよ」
ビアンカちゃんがほほえむ。ダンカンさんは照れたように頬を染めて頭を掻いた。
「二人の幸せを祈って」
目の高さにかかげたグラスを、みんなで軽く持ち上げる。
「ありがとうお父さん」
「ダンカンさんありがとうございます」
ボクらは軽くグラスをぶつけた。軽くて高い澄んだ音が部屋に響いた。



「……」
ボクはビアンカちゃんとダンカンさんを信じられない気分で見つめていた。
「何でそんな元気?」
ボクはため息混じりにビアンカちゃんに尋ねる。
ボクはちゃんと椅子に座っていられなくて机に突っ伏していた。冷たい木の机が、ほてった顔に気持ちいい。
「元気って言うか……テスがお酒に不慣れなだけなのよ。私は村のお祭りとかで飲む機会があったから慣れてるだけ。強いわけでも無いのよ? 普通よ」
ビアンカちゃんは困ったように笑う。
「確かにテスは弱いな」
ダンカンさんも笑う。
「……どーせ弱いですよーだ」
むーっと口を尖らせて、ボクはむくれた。
「ごめん、ごめん、悪かったわ」
ビアンカちゃんはボクの隣に座って、肩をポンポンて軽くあやすようにたたいてくれた。
お酒でぼんやりした頭で、なんだか子どもに戻ったみたいだな、ってちょっと思った。
「おいしいワインだったわねー……でもちょっと飲み足りないね」
「そうだなー」
ビアンカちゃんとダンカンさんのことばにボクは耳を疑った。
「私、買ってくるわ」
ビアンカちゃんが立ち上がる。ボクは視線でビアンカちゃんを追う。
「心配しないで? すぐ戻ってくるわよ。テスの分もちゃーんと買ってくるわよ」
「……いらないー」
「あそう? じゃあテスの分は買わないね。テス、無理しないで眠かったら寝てね?」
ビアンカちゃんはボクの髪をそっと撫でてから、軽やかな足取りで出掛けていった。
全然お酒に酔ってないみたいだった。







「……遅いねー」
ダンカンさんはビアンカちゃんがでていったっきり戻ってこないドアを見る。
「ですねー」
ボクも机に突っ伏したまま、ぼんやりと返事をする。
頭の芯がぼーっとする。
何だっけ?
ビアンカちゃんの帰りが遅い。
どこに買いに行ったんだろう?
「ちょっと見てこようかねぇ?」
ダンカンさんはドアのほうを見たまま、立ち上がろうとする。
「あ、ボク行きます」
ボクは立ち上がる。少しふらっとした。
「大丈夫かい?」
ダンカンさんは心配そうにボクを見る。
「たぶん……」
ボクはにっこり笑う。
「で、どこへ行けば良いんでしょうか?」
ダンカンさんはボクを見て、心配そうな顔をした。



ビアンカちゃんは、酒場に買いに行っただろう、ということだった。
外にでたら、少し涼しい風が吹き抜けていった。ほてった体が一瞬で冷える。気持ちいい。少し頭がはっきりしてきた。
まだちょっと体はふらふらするけど、こけたりはしないだろう。歩いてるうちにもっと頭もはっきりするだろう。
ボクは一回深呼吸してから歩き始める。
階段をおりて、村を歩く。
ほとんど誰も歩いていない。
家の窓からは淡いランプの光が漏れてきている。なんだかとても幻想的。
そういえば、こういう時間に村や町のなかを歩いたことはほとんどなかった。こんなにのんびりとして、こんなにやわらかい感覚の時間が今のボクにはある。
迎えに行く大切な人がいる。
それが、すごく嬉しい。

角を曲がる。
と、ビアンカちゃんの話してる声がした。
友達かな?
邪魔しちゃ悪いかな?
ボクは立ち止まる。まだ向こうは気付いてないから、立ち聞きみたいでちょっと気が引ける。
一度引き返して、友達と話をしてたってダンカンさんに伝えれば良いかな、そう考えて引き返そうとしたときだった。
「それって本当?」
少し驚いたような、楽しそうなビアンカちゃんの声。
「嘘じゃないだよ、本当に見ただ」
返事をするのは男の人。
この村の方言で喋ってる。
「うわー、私も見たかったわー」
ビアンカちゃんは心底羨ましそうに言っている。
「綺麗だったべ。あんなのは久しぶりだー」
「いいなー、羨ましいなぁー」
ビアンカちゃんはさらに続ける。
「だって最近そんなに見えなかったじゃない? いいなぁー」
相手の男の人が声をたてて笑った。



「……」
結局ボクはしばらく二人の会話を聞いていた。
邪魔しちゃ悪いって本気で思っていたし。
でも。
何で邪魔しちゃいけない?
何だかとてもイライラする。
この気持ちは何だろう?
ビアンカちゃんが知り合いと仲良くしてるだけなのに。
なんでこんなにイライラする?
なんでこんなにムカムカする?

こんな気持ちは初めてだ。

ボク、どこかおかしくなったのかな。

自分で自分がいやな感じ。
こんな自分は知らない。

何だか、変な気分。

……慣れないお酒なんて飲んだからかな?

ボクがそんな風に色々と考えている間にも、二人の話は進んでいく。
ビアンカちゃんのはずんだ声を聞くのはいやだった。
「もー、ドッガさんは昔からへんよねー!」
ビアンカちゃんが声をたてて笑う。

瞬間、頭に浮かぶビアンカちゃんの楽しそうな顔。

いやだ。
ビアンカちゃんが笑いかける相手が、ボク以外の男なのがとてつもなくいやだ。
楽しそうに話す相手が、ボクじゃないのがいやだ。
ボクの知らない、昔の話で楽しそうにしてるのがいやだ。

自分でも信じられないくらい足早に二人のところへ近づく。
「ビアンカちゃん!」
声をかけるとビアンカちゃんは振り返った。ボクをみて少し驚いたような顔をして、それからほほえむ。
「テス、どうしたの? そんなにあわてて」
首を傾げて、少しボクのほうに近寄ってきた。
話してた相手が、不機嫌そうにボクを見る。
よく見るとビアンカちゃんはちゃんとワインをもっていた。
「えと」
思わず出ちゃったから、勿論何をいうか決めてなかった。
「えと、あんまり遅いから、迎えにきた」
なんとかそれだけ言うと、ボクはビアンカちゃんの手をひっぱる。
「ちょ、どうしたの?」
ビアンカちゃんが戸惑ったような声を上げて、ボクを見た。
「ビアンカさん困ってるだろ?」
男が声を上げる。ボクはその人をじろっと見かえした。
「夜遅くに人の妻と長時間寒い外で話してるってのは非常識でしょう。帰りが遅い妻を心配して迎えにきて何か変ですか?」
男がちょっと返事に詰まった。その隙にボクはビアンカちゃんを連れて歩きだす。
角をまがったところで、ビアンカちゃんが立ち止まった。
「ね、テス、痛いよ。離して」
ボクはビアンカちゃんの手を離す。
ビアンカちゃんはちょっと口を尖らせて不機嫌そうにボクを見る。
「ねぇ、何よ、急に」
「迎えにきたんだよ」
「本当にそれだけ? 何か怒ってるじゃない?」
「怒ってないよ」
「怒ってるわよ!」
ビアンカちゃんこそ怒って、腰に手を当ててボクを睨むように見上げる。
「……怒ってない」
言われてみて、もしかしたら怒っているかも、とは思った。けどいまさら怒ってるなんて認められない。
ビアンカちゃんは疑いの眼差しを向けてくる。
「じゃあ何でこんなに強引に私を引っ張ってくる必要があったの?」
「遅いからだよ、ダンカンさんも心配してたし」
「だったらもっと穏便な方法あるでしょ!?」
ビアンカちゃんはむっとしたように言うと、ボクをおいて先に帰りかける。
「……だって楽しそうにしてたから」
ボクは言うつもりはなかったのに、思わずいってしまった。
ビアンカちゃんが立ち止まって振り返る。
「え?」
「だって心配して迎えにきたのに、男の人と仲良く喋ってて、怒らなかったら変でしょ!?」
ビアンカちゃんの顔が引きつる。
「何よ、私は男の人と喋っちゃいけないの!?」
 「そんな事言ってない!」
「言ってるわよ!」
「言ってない!」
ボクらは道の真ん中でしばらく言い合った。
……一体何してんだろう。
喧嘩なんてしたくないのに。
なんだか淋しくなってきた。
「ただ、ボクは、ビアンカちゃんが……」
そこまで言いかけて、何が言いたかったのかわからなくなった。頭が真っ白で、言葉がつづかない。
こんなの初めて。
さっきから、これまでに経験の無いことばかりがつづいてて、ボクは軽くパニックに陥る。

ビアンカちゃんはしばらく無言で不機嫌そうにボクを見ていたけど、急に何かに思い至ったみたいな顔をした。
「ねぇ」
目だけがにやっと笑う。
「テス、もしかして、嫉妬してるの?」
「え?」
思わず聞き返す。

……嫉妬?

ボクはぽかんとビアンカちゃんを見た。
ビアンカちゃんはそんなボクを見て、ますます確信したらしかった。そのまま話を続ける。
「私が、ドッガさんと話してるの見て、どうだったわけ?」
「……どうって、何が?」
「気分よ、気分。イライラしたとか、そういうの」
「……したよ。イライラしたし、腹が立ったよ。ビアンカちゃんがボクの知らない話をしてるのがいやだったし、ボク以外に笑いかけるのがいやだったし、楽しそうにしてるのがいやだった」
ボクは口を尖らせて、ぼそぼそと言う。何だかとても惨めな気分で、まともにビアンカちゃんを見られなかった。
ビアンカちゃんはちょっと移動して、ボクの視界に入ってくる。にこにこ笑って、ボクとは対照的に嬉しそう。
ビアンカちゃんはボクのほうにすっと手を伸ばす。
白い腕。
夜の闇からぼんやり浮かび上がるようで、ボクは目を奪われる。
動けないまま、ビアンカちゃんの腕にとらわれる。
そっと抱き締められて、ボクは息をとめた。
「嬉しい」
ビアンカちゃんが小さな声で言う。
「ボク、怒ってるんだけど?」
「うん、だから嬉しい」
ビアンカちゃんはますますボクを抱き締める腕に力をこめる。うっとりとボクの胸に頬摺りして、体をくっつける。
「テスが、嫉妬してくれて嬉しい。それってテスが私を独占したいってコトだもんね? 私って愛されてるねー」
ボクは漸くビアンカちゃんを抱き締め返す。
柔らかくて暖かい体。


華奢で、力を入れたら壊れそうだ。
女の子って、こうなんだ。
初めて知った。


まだボクは知らないコトだらけなんだろう。
嫉妬も。
恋をするのが初めてだから。
これから何度も体験して、悩むことになるのかも。ビアンカちゃん、可愛いから。
人を好きになるのって、いいことだけど、幸せだけど、ちょっと大変だな。
「ねえ」
耳のそばでビアンカちゃんの声。
「なぁに」
目の前にある小さな白い耳にささやくと、ビアンカちゃんがくすぐったそうに首をすくめる。
「好きよ」
ビアンカちゃんはボクの耳元で言うとそのまま頬にキスしてくれた。
「帰ろっか。私たちの家へ」
ボクの手を引いて、ビアンカちゃんはスキップするみたいに歩きだす。
「帰ったらやっぱりテスも一緒にお酒のもうよ。楽しいよ?」
「いや、ボクはいいよ。なんか頭がいたいから」
「……そう? でもいつかは一緒にお酒飲んでしっとりしたいから、ちょっとは慣れてねー?」
「……善処します」
ボクは苦笑する。
「寒いし、風邪ひかないうちに帰ろう」
「うん」
ビアンカちゃんはボクの腕をひっぱって歩く。
家に帰る道が少しキラキラして見えた。








チコさまのリクエストはテっちゃんのジェラシー。
あんまり嫉妬してないですけど、ま、こんな感じで。
題名は……思いつかなかったので適当です……。センスゼロ。

いやー、なかなかテっちゃんがジェラシーしなかったり、シチュエーションが決まらなかったりで、随分苦労しました。
挙げ句コレかい!

コレでよろしければチコ様へ。
……返品可。