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2002年2月9日「三重県地域情報リーダー(IT教師)大会」の報告 | ||
2月9日、三重県津市にある三重県立看護大学の講堂で、「三重県地域情報リーダー(IT教師)大会」はおこなわれました。県内各地のリーダーさんのご出席をえて、ぶじ終了いたしました。みなさん、養成講座のとき以来にひさしぶりに会われて、オフラインミーティングのようでした。また、「第3回・デジタルコミュニティスクール(主催/特定非営利活動法人DCs地域情報化推進センター)」と併催させて、北川正恭三重県知事にも出席していただきました。 | ![]() |
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併催事業/[第1部・デジタルコミュニティスクール」 | ||
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IT社会における人材育成と新しい教育スタイルを目指した市民・社会人向け遠隔授業として、DCs地域情報化推進センターが主催する、「デジタルコミュニティスクール」の第3回目のテーマは「改革は地方から/個性派知事はかく考える〜今後の地方自治のあり方」。三重・東京をテレビ会議システムで結び、地方分権の必要性を踏まえ、北川三重県知事、堂本暁子千葉県知事が、市民に向けて、地域住民の意思に基づく行政や生活者起点の地方自治への取組みについて、討議されました。 |
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【前出さんの感想】「有名人を近くで見させていただいてよかったです。堂本さんのファンになりました」 | ||
【鏡さんレポート/北川知事と堂本知事のトークエッセンス集】 【神野コーディネーター】深刻な不況、構造改革、失業率増加、官から民へ、国から地方へ、進んでいない、国民国家へ1985年地方自治憲章制定、地域に根ざし、国民国家人々の生活に…、地方分権、持続可能な地域社会の再活性化、地域社会に権限、財源、環境、基盤文化、再活性化、女性の視聴、国民国家の枠をこえる、権限、地域社会の人々まとめるリーダー、リーダーのみ稼動システム非稼動、1945大戦終了、日本・ドイツ経済復興、諸外国を追い抜き、EU国家を超えた統合、ナショナリズム、壁が薄くなった 【北川正恭】国家変貌、国も経営を失敗すると破綻、宗教・連合、自分たちのコミュニティ、中央分権、権力を官が治める、豊かになろう、地域地域で変化、一国での統治は無理、地方分権一括統治。住民重視型県政政策【堂本暁子】とても大きい世界の変化。ベルリンの壁・ロシア解体、国家のみではなく地球市民、国連市民、団体市民、参加自由議論であるのに日本市民不参加、国家主役日本、地方自治体、社会の改革、地球規模、情報のかく乱、40市町村市民は目覚めている、産廃、成田AP、狂牛病、なかなか切り換えれないグローバルな問題、地域社会からの解決【北川正恭】住民のためになる行政。中央集権はキャッチアップでは良かったが、協働、官尊民卑、情報非公開、自由意志、情報オープンNPOとは情報公開が生んだ産物、官の側か、理解と現実の中にいる実際、ボランティア官側・民側の確執、情報公開サポートは官が行なう。地域社会展開民:統治されるもの、民:市場では消費者、行動する生活者、住民の参画今後課題【堂本暁子】住民のニーズに対応、NPO監督する許可する方法を変える、NPO法政府保管法、NPOは官X自発的に、千葉県、官との間・距離、パートナーシップの危険性、NPOのことば業務の中に必ず…、予算NPOに傾倒、窓口1箇所、県庁に理解、県庁全体の組織改革、きびしい指摘、内部的、NPOに力まだ不足。行政改革、地域社会の構成員共同事業自発的 【北川正恭】民主主義おまかせ。。。官に対する政治依頼。官は打ち出の小槌を振りつづける。住民への自己責任を問う。制度的保管性。平均点をまとめる。責任転嫁が輪廻。縦割りをなくす総合行政をめざす。予算編成。課長制をなくすことの危険性、内部、政策の実施、生活総合的に変化、環境行政低下、無駄多い。 【堂本暁子】総合行政への取り組み、保全計画、埋め立てを白紙撤回、第2湾岸道路、市街地、住民参加プラン、漁民漁業権、」道路、環境NGO、専門家NGO自己主張、NGO会議統一、国交省、市民代表、全部国のレベルから市民が横一線になって会議を、止まった公共事業を合議制で次のプランを実行、未だない制度、回をかさね、情報公開、作図、計画、すべての政策どのように取り上げるか。短期間の間に結果がでるように。地域人材【北川正恭】縦割り行政本来の仕事・ISO14001・担当職員・本来の仕事と雑用の管理、人材育成・優秀な官僚・価値が変わること、発想が変わること、省エネ6億1千万浮く(環境配慮したための効果で。)問題を発見した能力と、人材育成のノウハウ【堂本暁子】職員の人材の育成、まねしよう、新しい視点考えるべき、着実にこなす意識多い。横割プロジェクトで予算を組む、プロジェクト本位に変更させたい、今一番改革出先機関10市町、出先機関自由に仕事ができるよう、産廃問題、不法投棄、自社投棄、千葉日常茶飯事、国法律改正要望2月県議会、県条例50キロ、夜持ち込み禁止、マニフェスト、国は不当と解釈、国よりも強い規制は?千葉職員からの意識改革、法律よりも法律で総合政策でなければ、命がけ取り組み地方から国を動かす。行政改革、地方分権のはじまり、産廃:埋め立て地域多い、地方条例を国で通すかむずかしい。生産優先、法令規則に合うかどうか、県民のみなさんに、地方分権一括法案、夜間10じから6時禁止、200キロ許可不要を50キロに、5トン以内、国の法律より厳しい、生活のすぐ近くに捨ててゆく、水質汚濁法などでも新社会で作ることも可能ではないか?【北川正恭】実現可能かどうか議会に出すタイミングを計った、実現可能な最大値を。国よりも地域で決めたことが優先とされるのではないか?教育・福祉地域進んでいない、NPO組織化。スウェーデン5〜6人擬似的家庭を作成。精神障害者・重度の障害者が一般生活に帰れるか、地域に展開する。子どもと親の発達支援センター、溜まり場、不登校児童からの運営形態、ITリテラシー、NPO役割、スウェーデン学習サークル運動5人19世紀末、仕事を追えた後「禁酒運動」国民教育運動、デイケアセンター、自分たちだけで、仮に講師教材購入40%国負担【神野コーディネーター】公園はゲーテが作った。それから美術館・博物館の建設とすすむ。一般への開放、行政への市民の立場、女性が参画できる行政作り、対等に制度的にも現実的にも 【堂本暁子】千葉県男性社会、すべての政策に女性の考えを反映できる。見方だけではなくて、女性の特性か柔和してそれぞれの政策に視点をいれることができる、女性の健康という視点から、医学に女性専用の科が始まる、どうすることが真の男女共同参画か、社会全体の活性化に、豊かな社会に、上下関係ではなく、お互いの心と体を守ろう、真の意味での暴力の排除【北川正恭】三重県に注目「中尾ミエ」、バリアフリー、障害者のため、みんなのため。園芸福祉、みんなで、かけがえのない能力を発揮できる社会。自殺中年男性に多い、未来社会への地方分権推進、公共サービスの提供、行政側から、どこを変えると良いか提言、中央行政?E-デモクラシーにご参加ください。【堂本暁子】100人100色の意見、情報公開の中で、議論展開にすすんだ、訓練、場が必要。E-DEMOの提案すばらしい、千葉:デジタルコミュニテイ、電子商取引、ITの広範囲活用、リテラシー格差デバイド、向上すすめる、日本中の方が三重の方と同じように展開することを希望、情報化がグローバル化、情報化ローカル化、分権からコミュニティ化から自然との質量転換、ゆとりと豊かさ、やってみることが大切。
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三重IT県民会議(仮称)の設立準備委員会がスタート |
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プログラムの前に、早めに会場入りされた地域情報リーダー(IT教師)さんらもまじえて、「三重IT県民会議(仮称)」の第1回の設立準備委員会を開きました。この委員会は、13年度、IT教師の方々が地域の市町村講習などで活躍される場づくりにがんばってこられたNPOの代表らで構成され、次年度以降の体制を検討してきた準備会で、井田輝門さん(すずかのぶどう代表)、伊藤登代子さん(あいむネット代表)、伊東俊一さん(いせコンビニネット代表)、太田正人(いがらん代表)、森西宏巳さん(三重県NPO室)らを中心に発足しました(この委員会の委員長には井田さん、事務局長として太田がつとめます)。4月に正式発足させるべく、また、14年度のさまざまな事業計画について報告・意見交換いたしました。「県民会議」という名前がださい・・・という意見は・・・そのうちいいネーミングがあればいいなぁ〜(笑) | ![]() |
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「三重県地域情報リーダー(IT教師)大会」 | ||
「さぁ、第2部の三重県地域情報リーダー(IT教師)大会を開催いたします・・・」と、本日、司会進行をつとめますは、DCs東京事務所のいつもニヤニヤ青木研一さんと、三重IT県民会議(仮称)事務局のニコニコ原田真実さん。司会慣れした青木さんと、緊張のあまり舞台のそででこけちゃった(笑)原田さん、のちほど真意を確認すると、DCsの小島事務局長が怖い顔をしてにらんでいたからだとか・・・。さらなる真相は、この日、小島事務局長は高熱を出していて頭フラフラでした。 | ![]() |
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【北川正恭・三重県知事】 IT先進県の三重県において、地域情報リーダー(IT教師)さんやNPOに期待することは大きい・・・いまの緊張感の高い社会において、ITで「ENJOY」してください・・・と、北川正恭知事のメッセージ。 |
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大会に参加されたリーダーさんは約40名。県内各地に飛び回られて、人気の離島講習にも参加されたNさんや、メーリングリストで有名人のCさんやKさんが、初対面という場面もありました。そのKさん(別名ミラーさん)は、この日、ノートパソコンで発言内容を速攻入力されていました。 |
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【小島謙二事務局長(DCs地域情報化推進センター)】 最新の「デジタルコミュニティズ構想」と各種事業展開を報告。「地域コミュニティが持つ活力や知識を情報ネットワークでつなぐ、ボトムアップ型の地域情報化社会には、IT教師(地域情報リーダー)のみなさんの可能性がなによりも大切です。いま全国で、同じようなIT教師さんが誕生しています・・・・。」 熱にうなされながらの熱弁・・ご苦労様でした。 |
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私がこの情報リーダーさんとのネットワークを幸せに思う事は、「自分の知りたい事、疑問に思う事を聞く人が近くにいる」という安心感があるからです。今後、地域情報リーダーとして、このネットワークを大切にし、地域の情報化を勧めてまいりたいと思います。
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【稲森三千代さん(伊賀地域情報リーダー)】 「私たちの故郷「伊賀上野」は四方を山に囲まれた伊賀盆地の中にあります。風光明媚にして「文化の薫る町」上野市ではあります。風土は、暮らす人々を形成する要因にもなります。自分達の守り続けている文化が、その山の稜線を超えて伊賀盆地から外に出て行っていないということを、常々残念に思っておりました。そこで、ITの登場です。このアイテムを逃す手は無いな、と思いました。地域情報化には四方の山は障害とはならないですから・・・・」。元気ハツラツ稲森さんの主張(口調)は、さすが、放送部鍛えのたまものでした。
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【伊東俊一さん(特定非営利活動法人いせコンビニネット・理事長)】 三重県伊勢地域の地域情報化に邁進されるNPOさん。「ITを普及させるために、市民感覚で地道に講習を実施したり、地域の情報発信としてHPの作成をしたりして、生活者情報の発信から新しい観光の資源をつくっています。そこでも大切なのは、仲間同士で楽しみながら、進んでいくことです・・・」伊東さんは、伊勢地域でもいろいろな地域のための取り組みをされている御仁。ITの可能性を信じて、日夜(笑)取り組まれています。また先般、天皇・皇后両陛下が志摩にこられて、障害者のひとたちへのIT講習を視察されたときにのT教師もつとめられました。 |
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【森西宏巳さん(三重県NPO室)】 「いま、三重県のNPO社会は大きな転換期を迎えているのかもしれません。NPO同士の横のつながりも真剣に求められ、また、そのような動きもでてきました・・・・」この方、有名人です。三重県のNPOの育ての親のおひとりです。また、昨年、IT教師やNPOが市町村IT講習で活躍できるよう、三重県各地に一緒にアピールする行脚を先導していただきました。あらためてありがとうございました。 |
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【川添さんの感想】パワーポイントが見辛くて残念でした。会場がちょっと寒かったです。たぶん発表用におさえ気味にしたのでしょうが、稲森さんの発表は勢いが伝わってきました!ご自分の状況や思い・活動の進め具合についても、具体的なことを発表してくださって大変わかりやすかったです。質疑応答(IT講習後の受講者の反応など)で話をふられてしまった古市さんも、年賀状講習の募集でIT講習受講者に電話をかけたとか、その際に葉書を持ちこみOKにして印刷を1枚10円にして喜ばれたとか、具体的なお話で大変わかりやすかったです。 | ||
【太田正人(事務局)】 写真がないぃぃ・・・14年度の事業計画や三重IT県民会議(仮称)について報告しました。あらためて、第一回設立準備委員会での意見も採り入れて、近々、それは報告いたします。風がきつい一日でした。ご参加のみなさん、おつかれさまでした。2回目の大会もまた準備いたします。この日、多くのIT教師の方からも次回はぜひ出るので・・・とメール頂戴いたしました。頻繁に設立準備委員会も開催しますので、みなさん、ぜひ積極的にご参加くださいませ。 |
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【千々岩さんの感想】昨春からの講習会を体験して、市民の皆さんの生の声を聞いてきたこともあり、今回、大会や打ち上げなどにも参加することで、NPOの活動について、あらためて考え直す機会になりました。「置いてきぼりになりたくない」「家族との通信にインターネットを使いたい」「とりあえず参加してみたが、もっと勉強したくなった」「面白い」あるいは「怖い」「ITの普及でリストラが進む」などいろいろなお声を聞いてきました。不安と期待が入り混じった、戸惑いが感じられます。講習会そのものには、実はもう飽き飽きしているのですが、ひとりひとりに合わせたお手伝いができることが、地域に根付いた活動の利点であることは間違いない。私に何ができるのか、様々な視点から考え直してみようと思っています。また、ご一緒できる機会を楽しみにしています。今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。 | ||
第3部/津アスト地下にて宴会。これぞオフラインミーティングの醍醐味か(笑) 第4部/津で熱唱大会・・・・・・・・・。 |
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【川添さんの感想】第三部/・私が到着したときはまだ、「盛りあがっている」というわけではなさそうでしたが、徐々に人数と共に盛りあがってきましたよね。番外編/・会場は超近所で「わかりやすい」と思い込んでいたら、ちょっと曲がりそこなった…「ま、方向としては合ってるから…」とそのまま強引に走っていたら、どんどん遠のいていった。結局Uターンして到着はしたものの、遅刻してしまった…。・原田さんとご挨拶をして「あの、神島の原田さん」と知っただけで感動したのに、もっと前に会っていたことを家に帰ってから思い出しました。 |