2001〜2003
極極私的映画綴織
 

イレコミ度・★蚊取線香★★線香花火★★★打上花火★★★★猛爆寸前
★★★★★爆発  ☆ 2分の1

2001.7〜

ストレイト・ストーリー  毎日車で64キロ往復しているキャリアウーマンがいました。7週間になります。ところが彼女が運転していると週に最低1回は「鹿」がハイウェイに飛び出してきて車にぶつかるのです。7週間で13頭はね殺してしまったようです。「鹿が大好きなのに・・」。この話が変で最高。それから、シシー・スペイセクさんはほんにいいですねえ。!2001.7. wowow録画。★★☆
A.I ああこれぞスピルバーグ節という前段、一転なんと場違いなという中段、あれよあれよ、ちょっと待ってプレイバックの後段と疲れました。それにすべてがどこかで観たSF造形ばかりというのも。手長宇宙人様にはソレハナインジャーと唖然。キューブリックなら、どう創ったんでしょう?
オスメント君には乾杯したいのですが・・。7.13 マイカル。
★★
マグノリア 3回に分けて観ちゃいました。その3回目!まあ、まさかの「天から無数のカエルが降って来た」シーン、腰が抜けました。思わず巻き戻しを、いったい何が起こったのか!
そうか、こんなこともあり得る話なんだ。エイミー・マンさんという人の唄も始めて聞きました。「これは、もう止まらない。あなたが賢くなるまでは・・」。もう一度、心新たに、徹しで観ます。
7.25wowow録画。★★★★
ねえ!キスしてよ 1964年のワイルダー作品。全盛期からやや後退気味のキム・ノバク(当時はノヴァク)さんが31歳頃。役のイメージは(丁度モンローが亡くなった頃ですから、彼女あっての脚本かな?)というモンローそのもの。もうムチムチプリンの彼女に何もかも吸い取られそう。今、なぜこの手のスターさんがいないんでしょうか?(この映画、実はピーター・セラーズさんが出演、急死で・・という背景が・・) 8.4wowow録画。★★★
ボーン・コレクター 「女優さんで映画を観る」タイプの私としては、アンジェリーナ・ジョリーさんは一度観たかった方。
早く観たい「トゥームレイダー」のイメージとは違い〜(予告編のかっこよさに惑々)、賢く勝気なパトロール警官を健気に・・。アメリアさん、がんばれ!と肩入れして観てしまいました。ラスト、あっけなく殺されるライムの看護人さんに何のフォローもなかったのはちょっと怒りを。 8.11 ビデオR 
★★★
ふたりの男とひとりの女 エンドタイトルの後まで心地よく馬鹿にされました。ジム・キャリーさんの百発百中芸は見事。顔面張替芸はCGを超えてました。そして、ゼルさん!おへそ出しルックで着たきりスズメ、ゼル・キックもみせてくれ、それにゼル微笑もたっぷり。たまりませんわ。 8.11 ビデオ R ★★★
昭和35年作品。浜松の楽器工場で働く若尾文子さん、ドタドタとロングスカートで。23歳当時。この頃の日本映画はほんに丁寧なつくりでいいです。旅役者のお父さんがいい味をみせて、ラスト、お祭りで鬼面の男が若尾さんのお腹を槍でチョンと突っつき、若尾さん涙で「お父さん!」というところは泣かせ場。 8.12 チャンネルneco録画。★★★
ホワイトアウト とりあえず観ておかなくてはと・・原作もかなり前に読んではいましたが、どこか違和感があって・・映画の方もどうも・・なんで佐藤浩市さんが変装?して車椅子で登場というのが判らん信じられない。皆さん頑張ってるのは伝わるんですが、どこで何を皆がやってるのかさっぱり判らんのです。 8.12 ビデオR 
千と千尋の神隠し 劇場は満員、ただ全指定のため立ち見はなし。(こういう時は立ち見OKの人もどんどん入れちゃったらいいのに・・ずうーと昔は、映画は立ちんぼで観るもんでした・・お盆と正月は)
今このときに、生で宮崎映画に巡りあえる子供たちは幸せだと思います。私はというと、「杉浦茂の世界」が目の前で展開する感じを体験しました。10歳の自分に戻ったような、至福のひとときでした。ありがとう、と。
 8.13 マイカル。★★★★★
火星のわが家 「湖」のようなしゃべり口に、オーラさえ感じてしまう鈴木重子さんの映画。姉役のちわきまゆみさんという方も面白く、オツな味の映画でした。 8.15 neco録画 ★★★
初恋のきた道 「あの子探して」は劇場で観たのですが、チャン・イーモウさんの作品で是非観たかった一編。
この年になるとこういう話に弱いです。チャン・ツィイーさんのプロモ風の一挙一動に・・餃子を食べてもらおうと一心に走る彼女、雪の中凍えながらひたすら待つ彼女、・・もういけませんわ、涙涙。問答無用、絶対無比の★五つです。ただ、ツィイーさんはこの作品以降すっかり成長され、私の溺愛する「グリーンデスティニー」では単なる別人でした。イーモウさんはだからこそ凄いです。
 8.16 ビデオR
猿の惑星 本家「猿の惑星」から早30年以上・・あの「Don’t trust over thirty」というヘストンの台詞は20代の私の「座右の銘」でした。嗚呼。そのヘストン、そして愛しのノヴァことリンダ・ハリソンさんもゲスト?出演の本作。期待の新ノヴァさん(注・役名デイナ)が、言葉はしゃべるわ、精彩もないわでがっくり。新ジーラさん(注・役名アリ)も、可愛くないし。セード司令官の悪役ぶり(えー、ティム・ロスさん?)、猿人対人間の戦闘絵巻あたりは楽しめましたが、主人公が電磁波利用で地球に帰ちゃうてのは?衝撃のラストもなにやらよく判らんなあ。バートン監督らしさが・・イマイチ。 8.25 マイカル ★★
TAXI2 これはおかしおもしろい。「コンニシュワー!」「ニンジャー!」の掛け声に香港映画ぽい乗りが暴走しての快心作。ツユ・シミズさん扮する日本情報部員ユリさんのカンフーもいいぞ! 9.9 wowow録画。 ★★★
亡霊怪猫屋敷 北沢典子さんファンの私、「東海道四谷怪談」「怪猫お玉が池」二本立にあの頃2回も通った記憶が・・。そして、これは見落としていました。中川信夫・渡辺宙明コンビの、まあなんとモダンでセンスのいい怪談映画であることよ。「東海道・・」が名作であること以上に、この作品も見事。化け猫がからむシーンはちょっとしたミュージカル風。驚きました。 9.7 neco録画。 ★★★★
ブリジット・ジョーンズの
日記
先行レイトショーに駆けつけました。全編ゼル効果、その太り様に大感動を。
桐野夏生さんの「柔らかな頬」より、「背中に食い込んだブラジャーから余る肉の部分、あれが好きだった。下着にしめ付けられれてはみ出る余剰の肉がその女の本質だと思っていたのだ。・・
女はそれぞれ違う肉をはみ出させるのだから・・」。
ゼルさんてほんに生々しい。素直に愛らしい。 9.15 マイカル ★★★★
ラッシュアワー2 私にとってジャッキーは仏様ですから何があっても★五つです。やかましいだけのクリスさんに比べ、ジャッキーには頭が下がります。それはそうと、チャンさんが頑張っていました・・可哀想なくらいに・・ですから、最後のNG集でみせた笑顔に心底ホッとしました。 9.23 マイカル
トゥームレイダー 待ちに待って、先行レイトショーに。どこを切ってもアンジェリーナ飴のおいしさ。バンジーバレエから戦闘アクションへの流れの華麗さにうっとり。映画がどうたらこうたらよりも、彼女の潔さに乾杯を。わが2001年ベストワンだ。文句あるかー!(ちょっと興奮しすぎ?)「2」が早く観たい。 9.29 マイカル ★★★★★
セル ジェニファー・ロペスさんも好きなタイプで、「アウト・オブ・サイト」にはまったことが・・。この作品ではいやにおとなしく別に彼女でなくてもという感じ。馬さんの輪切りシーンから前半の映像はわくわくもの、サスペンスとしても上々でしたが、後半に至っての花満開のまとめ絵解きシーンにげんなり。でもそれなりに楽しめた一品でした。 9.30 ビデオR ★★★
 顔/ 五条霊戦記 最近の日本映画、私、構えてしまう傾向があります。なにか観ていても不安感が常にあるのです。この2本などは、正直「面白かったのか」「面白くなかったのか」、ウム、何だったのだろうという作品でした。「顔」で、藤山直美さんが唐突に妹(腹違いか?)を殺してしまうのが判らない信じられない。「五条・・」で、なんでまた義経さんたちはあんなに強いのかが判らない信じられない。ファンタジーにしては皆さん真剣な顔してるし。何なんでしょう?
録画とビデオで。★★

「顔」のラスト近く・・姫島での、男の子たちのキツネ顔化粧をしての踊り・・やんわりとした風情がよかったです。(姫島では、このキツネ踊りに、最近はタヌキ踊りというのが加わったとか・・)
ファイト・クラブ この作品、敬遠してました。「男の滅びの美学」なんていう評判と、ディヴィット・フィンチャーという監督さんが好きになれなかったという理由で。遅まきながら観て、まあ傑作だわ!背筋をぞーっと流れる快感、ラストの摩天楼ビルが次々と崩壊するシーンは「今」を暗示して、それよりなにより、めくるめくリズム感、エドワード・ノートンさんに、ブラピに、一心同体で乗れました。カンペキKO。 10.6 wowow録画。 ★★★★★
ソードフィッシュ ナニがナンだか・・「全米が騙された」とは、こちらが騙されたわい。トラボルタさんは、けっこう好きな人だから許すけど。最近はあほなアメリカ映画ばっかりで・・、アル・パチーノ映画は・・、「続・激突」はラストが嫌い・・と、トラさんの意気揚揚ぶりが愛らしい?品のない映画でした。 11.10 マイカル ★★
風花 相米さんのラスト作。浅野さんは「義経」なんかよりよほど似合ってる。酔っぱらい姿に最高点を。小泉さんのきらめく死化粧パフォーマンスにうっとり。映画に乗れた自分に妙に安心しました。その後編の「風花2」が観たかった・・。 11.11 ビデオR ★★★★
GO 劇場でみる東映映画は今や年一本のペース。今の東映波しぶきは迫力ないなあ。「バトルロワイヤル」以来の・・柴咲コウさんの晴れ姿をみたく。
親友ジョンイル(
朝山田隆人さんがいい。)の死に、シェイクスピアを読みつつ落語を聞きながら嗚咽するクルパーに涙。とても古風な、また律儀な映画でした。「国境線なんか俺が消してやる」〜窪塚洋介さんにエールを。 11.14 津東映 ★★★★ついにこの「津東映」も12月14日でラスト。子どもの頃から時代劇・任侠・やくざものと親しんだ劇場でしたが・・哀悼。いよいよこの街でも映画館はマイカルのみに。流れとはいえ哀しい。
デンジャラス・ビューティ 快調なサンドラさん映画。マイケル・ケインさんがいい味を。そしてそして、あのキャンディス・バーゲンさんが、なんと悪役に・・あの気品と知性の彼女が・・「パリのめぐり逢い」のキャンディスさんが・・ウウウ、みたくなかった・・。 11.23 ビデオR ★★★
ペイ・フォワード この映画には、アンジー・ディキンソンさんが・・。
ミミ・レダーさんの映画は3本目、今ひとつという印象が。こういうお話を映画にするって大変です。ジャーナリストの話が余計に思えたことと、トレバーくんに助けられた彼を複線にしたほうがなどと思え、自殺しようとした女性に「コーヒーを一緒に飲んでもらえませんか・・」と問いかけるあたりに泣かされました。ケビンさんはそれにしても、いい役者さんです。
11.23 DVD R ★★★
サトラレ 前半コメディ、後半泣かせという上質ファンタジー。八千草薫さんはいつまでも、バアちゃんになっても愛らしい。「踊る・・」に似た音の乗りがなつかしい。 11.23 ビデオR ★★★
ムーランルージュ 千円均一の日、重ね初日の「ハリーポッター」は早々当日席は売り切れの盛況。それを横目に・。・あれ、エルトン・ジョンだ、ビートルズだ、という嬉しさはあっても、このアップとカットの乱雑さはどうなのでしょう?目玉が疲れてしまい途中で眠気をもよおす始末。昨年の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」にしても、私、ついてゆけません。腰の座ったミュージカル映画はもう観れないのでしょうか・・。 12.1 マイカル ★
アクシデンタルスパイ こちらのマイカル系列では冷遇のジャッキー、四日市へお出かけしての・・。やや淋しい入りの劇場で。久々のジャッキーワンマンショーに★いつつ。これぞ、ジャッキー、大満足。
まあハリウッド映画に比べてしなやかに伸びやかに・・少年のように。

12.8 四日市
お早よう 好きなオズ映画、久々に。「いい天気ですねえ」「ホントに」「ホントですねえ」「ホント、いい天気」・・この会話の無駄、妙。いつも癒されています。
今回、弟役 島津雅彦さんの妙演に驚かされました。 12.15 ビデオ 番外です。
学校W・十五才 いいなあ、松竹映画。でも、本作が実質最後の大船作品とは。山田洋次さんの映画は、古いとか何とかいう輩がいますが、常に真摯です。「家族2」ともいうべき本作、あの満男君(吉岡秀隆さん)の15歳頃という雰囲気の主人公がいいです。そして丹波哲郎さん(バイカルの鉄!)に、打たれました。少年大介の怒りは私自身にも堪えました。傑作だと思います。生でテレビで・・。(後日、ビデオで)
 12.21 テレビ ★★★★★
ハリー・ポッター とりあえず観ておかなくては、という義務的状況下、で、けっこう楽しめました。英国風のイメージがよしよし。ひとつ、男ふたり女ひとりのトリオだったら、「小さな恋のメロディ」の雰囲気が欲しかったなあと。原作にはそんなの無しなんですかねえ。キングス・イングリッシュ発音?のしっかり者エマ・ワトソンさん(ハーマイオニー役)に!そして、やっぱり彼女かというマギー・スミスさんにも!
12.29 マイカル ★★★
パールハーバー いろいろいわれてますけど、後半の特撮場面だけは劇場で観たかった、と思わせる迫力でした。正義のもとに・・アメリカ大統領の言葉は今もいっしょですねえ。複雑な印象。
12.30 DVD R ★★
ベティ・サイズモア 夫惨殺のショックからフィクションの世界に迷い込むレニーさん。BJ以上のはまり役で、モーガン・フリーマンさんの彼女への思慕がよく判ります。〜彼と彼女のダンスシーンが泣かせます。ドリス・ディを健康的にしたような・・という表現は今ひとつでしたが。テーマ曲は「ケ・セラ・セラ」。 12.31 ビデオR ★★★★
ザ・コンテンダー 予備知識なしに観たので・・トラボルタの奥さんというイメージ(フェイスオフ)しかないジョーン・アレンさんを追い込む某議員、ゲイリー・オールドマンさんに似てるけど、ここまで老け込んではいないだろうし、とかなんとか思いつつ、あれえやっぱり。「ハンニバル」以上のびっくりでした。ジェフ・ブリッジス大統領、ちょっとかっこつけすぎじゃない? 1.2 ビデオR ★★★
ギフト 淡々とした日常の風景を軸に、じわじわとというサム・ライミ・モードがいい。ありゃーとびっくりしたのが、「ベティ・サイズモア」でレニーが恋したデビットさんが・・グレッグ・キニアさん。
ケイト・ブランシェットさんは女優さんだ。そしてキーになるのが、狂気と優しさを体現するジョヴァンニ・リビシーさん。役者さん達の味わいを堪能しました。 1.2 DVD R ★★★
スパイゲーム トニー・スコット監督、押し捲りの、久々「わー、面白かった」快作!テンポが乗りがいい。そしてレッドフォードさん。退官の日の出来事、女秘書以外はすべて敵という状況で・・やっと仕事を終えて本部建物の外へ・・あの「ホット・ロック」のラストを思わせる「やったぜ、どうだい」という小気味よさ。
ピットさんとの「兄弟仁義」が泣かせます。 1.4 マイカル ★★★★★
25年目のキス 「炎の少女チャーリー」はけっこう評判の悪い映画でしたが、ドリュー・バリモアのけなげさにうたれ私はその年のベストにいたしました。一時はリンダ・ブレアさん路線を歩むのかと思わせ、ところがところが・・バリモアさんの、バリモアさんによる(製作も)、バリモアさんのための本作。ゼルさんとはまた違ったとろけるバリモア微笑にラスト涙いたしました。ムリムリの設定ながら、舞台に上がってのノリノリずれずれ踊りあたりには、思わず歓声を!それから、 あのアルバさんがノーテンキ娘で・・かわゆい。 1.12 wowow録画 ★★★★
トラフィック/赤影 30分もたなかった2作品。キネマ旬報のベスト1ですって・・ウーム、判らん。生理的にダメ。もうひとつは、映画秘宝のワースト1。これは判る。いしいひさいちさんの「忍者無芸帖」の映画化というのなら判る。それはそうと、評判の「クレヨンしんちゃん・オトナ帝国の逆襲」を観たい! 1.13 ビデオR ★

2001年公開映画の、今のところのBEST10・・未だ観てないもの多いのですが・・@トゥームレーダーA千と千尋の神隠しB初恋の来た道CBJの日記(ベティサイズモア)DアクシデンタルスパイEJSAFハムナプトラ2GスパイゲームHGOIハンニバル
となりました。ワーストは、ムーランルージュ です。

最近、思うのですが、味のある脇役さんが少なくなってきたこと、ちょっと前なら大滝秀治さん、室田日出男さんあたりが出てくるとなぜかドキドキしてしまうという感じが。今なら・・小林信彦さんも云われていましたが・・岸部一徳さんはそんなドキドキ感があります。高橋尚子と一緒に走り出すというCMはほんにいいです。キムタクとのCMもいい。この人が出てるならみてみよう、というとウーム、塩野三省さん、角野卓造さん、大杉蓮さん、あと誰かなあ・・「彼女たちの時代」の平泉成さんはよかったなあ。まあとりとめもなく。

            極私的映画日記 2002.1〜  

息子の部屋 イタリーの映画は久々に・・60〜70年代はよく観たのに、東和配給で。そして、こんな普通の映画を観るのも久々のように。
息子の死にあれだけ涙を人前でという感覚は・・やはりイタリーという土地なのでしょうか。 ラスト、残された3人のそれぞれの未来を暗示するシーンが美しい。 1.27 マイカル ★★★
ビッグムービー 大スターを隠し撮りして一本映画をでっちあげようという・・まあ未公開が信じられない傑作コメディ です。スチーブにエディ、そしてまあ唖然のいけいけヘザー・グレアムさん。このノリは半端じゃない。 2.1 wowow録画 ★★★ 
そうそう、もう一本、スチーブさんの「アウト・オブ・タウナーズ」はゴールディ・ホーンさんとの競演。こちらはリメイクもので、ちょっと現代にあわないかなあという印象が。
女装の支配人さんのダンスが凄いのと、スチーブさんの咄嗟に発する「ナムミョーホレンゲッキョ」に爆笑。
クレヨンしんちゃん・嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 やっと観れました。期待が大きすぎたせいか、期待倒れの感が。「花びらの白い色は・・」このなつかしさは、ジブリの映画にあったような。最近読んだ重松清さんの「エイジ」に出てくるお父さんなら、これは感涙するなあ、きっと、ふと思いました。 2.16  ビデオR ★★★
モンスターズ・インク 久々に劇場で。これは傑作!「千と千尋の神隠し」の裏隠し風の面白さです。(なんのこっちゃ)2歳のブーちゃん(アジア風)が成長すると千尋になって・・。
何千何万ものドアが流れゆく光景に大興奮しちゃい、優しいサリーに涙しちゃい、ラストのNG集に笑ちゃい、今年のベストワンは決まった。(ちょっと早い?) 3.9 マイカル ★★★★★
山の郵便配達 誰が云ったか「緑色の湖のような映画」、観終わって心がほんにマッサラに。花粉症気味のためか?もう最初の二三分で涙が・・「次男坊」が息子を追って走り出すラストまで、なんも出来事らしい出来事も起こらない淡々とした画面に私、泣き通しでした。
何ナノでしょう、これは。自分自身の源風景に、か?俳優さんたち、皆皆、いい顔してます。誰が云ったか「メールしてる暇があったら、こういう映画を観なさい!」。(しかし、昨今、劇場で映画の最中にメールの送受信してる輩がいる。怒!) 3.17 お城ホール ★★★★★
キス・オブ・ザ・
ドラゴン
これでもかこれでもかのジェットさんとブリジットさんいじめ。トンデモ悪党チェッキー・カリョさん、こんなことがいくら映画でも許されるのか?フランスの警察は・・。あまりの凶悪ぶりに、リー・アクションもかすんでしまったような。ジェット・リー 仏蘭西編の今作、ウーン。 3.21 ビデオR ★★★
リベラ・メ ラテン語で「我を救いたまえ」とか。またまた悪魔のような放火犯が。「火」の恐さより、このヒスという若者(チャ・スンウォンさん)が恐い。それにしても、この韓国映画のパワー、それに比べて・・ウーン。 3.21 ビデオR ★★★
スターリン
グラード
これは、お金がかかってるなあ。
エド・ハリスさんです。
エド・ハリスは、常にエド・ハリスしてるんですよねえ。この上質な映画でも、エド・ハリスさんが出てきただけで、極質な映画に・・。
もうひとつ、レイチェル・ワイズさんのあのシーンに喝采を。 3.22 ビデオR ★★★★
ロード・オブ・ザ・
リング
寝ちゃいました、ほぼ半分は。クリストファー・リーさんだけが「絵」になっていました。あの単調さ、ああ腰が痛い・・。 3.23 マイカル ★
あの頃ペニーレインと 珠玉の作品。73年、キャメロン・クロウさんの15歳の頃、アタシは25歳の頃、移動バスで唄われるエルトン・ジョンの「TINY DANCER」は、ククク・・。そんなこともあって、この映画、ほんに切ない。ちなみに、この曲はLPマッドマンで「可愛いダンサー」という邦題で・・エルトンの我ベストナンバーでした。
ゴールディ・ホーンさんの娘!ケイト・ハドソンさん。ひたすら、いい!
絶句状況です。 3.24 DVD R ★★★★★
アカデミー賞のこと ・ジェニファーさんが助演賞、ああ感無量。
・レッドフォードさんが名誉賞て早すぎるんじゃあ?でも、あまりのマイケル・ダグラス化にびっくり。「スパイゲーム」では颯爽としてたのに。
・彼のスピーチの生真面目さに感動を。ただ、司会のウービーさんが感動したとコメントを述べつつも、少し奥歯にものがはさまった様子で・・あれは、?
・ハル・ベリーさんは歓喜歓喜でけっこうかと・・しかしスピーチがあれほど長いとただうるさいだけに。それに比べ デンゼルさんは、カッコよかったです。
・レニー・ゼルさんの満面の笑みに「八千草薫」さんがだぶりました。
・アンジェリーナさんのいないアカデミー賞はいかんなあ。ただショー場面に「トゥームレイダー」の1シーンが。
ショコラ ジョニー・デップさんはギタリスト出身だったんですねえ。当たり前だけど、聞かせる!
あの村長に操られ、村を追放されたセルジュさんはどうなったんですか?村長さんは平気な顔して・・憤慨もの。 3.30 DVD L ★★
あと、最近ビデオで「みんなのいえ」「ジェラシックパークV」「「ザ・メキシカン」「小さな目撃者」みました。すべて、まんずまんずの★みっつ。
ビューティフル
マインド
エド・ハリスさんが!いやあ、正しくエド・ハリスしていました。今回は裏技ハリス。そして、あの「最後の少女」ジェニファーさんが時代を超えて・・。(エド監督のジェニファー作品を早く観たい!) 映画は裏技がさえにさえて、重いストーリーに程よいブレンド効果が。
ラッセル・クロウさんのナリキリぶりに惚れ惚れ。ちょっとイヤミっぽいほどに。 4.6 マイカル ★★★
アザーズ そうか、こんな手があったのか・!・・とはいえ、考えると、ウーン、わけ判らん・・眠れなくなるほどに判らん。「シックスセンス」の場合は、なるほどと納得できたのに。攻略本が欲しい。
映画つくりのクラッシックなところが好きです。キッドマンさんがモロにはまってます。ただ、○○さん役なのすから、もう少し「なまめかしさ」が欲しかった。
 4.29 マイカル ★★★★
ホワットライズ
ビニース
ちょうど折りよくテレビで。一気に楽しめました。そうか、ハリソン・フォードさんがこうきたか、と納得。ミシェルさんが、またぞくぞくといいのです!バスタブシーンに思わずリプレイを。
それはそうと隣の夫婦が、よう判らん・・また、眠れなくなりそう。 5.1 wowow録画 ★★★
キャストアウェイ ロバート・ゼメキス作品がなぜか続いて。精悍なトムさんを久々、後半みれました。
自分に置き換え無人島生活にいろいろ感慨を。「火」と、親友ウィルソン。そして歯が痛い!そうだよなあ、と。一冊の本もなく・・。そして、この主人公、「神」にも「仏」にもすがることなく・・ここが、偉いなあ、と。 5.3 DVD R ★★★
最近のゴヒイキ
/
TV
仲間由紀恵さんは「トリック」以来のゴヒイキさん。「お前らのやっていることは全部お見通しだ!」のキメゼリフを受けて「ごくせん」で聞かせるタンカも決まっています。
「トリック」にしても、普段のジミーな装いがいいですねえ。てれずにずっこけるのが素敵です。毎週楽しみです。眼の表情が実にいいです。(宇津井健さんもいいー)

・「一億のなんとかかんとか」はなんかモタモタしていますねえ。ハルカさんってタイプ好きですけど、どうも水と油関係のキャスティングのような。はっきり云って彼女、ミスキャストってやつ。
深津さん(もろ可愛い!)・柴咲さんが出てるので・・それに定食やさん「
たぬき」がポイント高く・・とりあえず義理的にチェックを。
久々、森下愛子さんがいいー。(たぬき鍋、一度食べたいですねえ。)
東京攻略 香港シネマは久々。安心してオオオーと乗れちゃうのが相性のよさで、ドラゴン風音楽に、カメラも軽く、日本が異次元の街に。おとぼけトニー・レオンがジャッキーばりにアクションを、おお阿部寛さん、遠藤久美子さんも出てるわー、と楽しめました。(ケリー・チャンさんがややうっとおしい他は)
なぜ、日本映画でこの位のアクションものが作れないのか??いつも困惑。
 5.11 wowow録画 ★★★★ 
ポワゾン 「トゥームレイダー」のDVDを買ってきて再びララに魅惑された後だけに、ララのイメージがつきまとい、ぶっとばせバンデラスみたいな気分になってしまいました。ジョリーさんの唇から始まり終わる「暗くなるまでこの恋を」のリメイク版。あのドヌーブさんはよかったなあ。
 5.11 DVD R ★★
アメリ スコープ画面がいい。私みたいなの、アメリさんとは相性いいかも。一筋縄ではいかない彼女、アメリズムっていうのかな?彼、証明写真コレクションってのがいいなあ。
(嫌いなもの・「映画の横見運転」他他、好きなもの・・・このいろいろが楽しい)
いいなあ、いいなあで幸せ気分になれて・あまりに幸せなのもシャク・・最後ひとひねり欲しかったけど。
 5.25 マイカル ★★★
パニック・ルーム ジョディさんとフィンチャーさんって合うのかしら?という不安が、ウン、相思相愛風で結果大満足。タイトルの洒脱さから、めくるめくカメラの動き、どこをとっても「映画らしい映画」に。これは、「映画館」で観てこその「映画」です。なにせ、明るい場面はラストだけという、雨降る夜の映画、スコープ画面が「映画館」で映える。
 5.31 マイカル ★★★★
スパイダーマン 私にとって、「スパイダーマン」といえば池上遼一画のあの「スパイダーマン」。1970年別冊少年マガジンに登場したそれは、主人公小森ユウの青春残酷物語、平井和正作のオリジナル版はほんに哀しい「スパイダーマン」でした。あれから32年、これが映画に・・。
映画もまた青春していましたが、私、ヒロインのMJさんってのは全く好みではなく、(オバハンやんかー、サム・ライミさんの趣味が不可解)、そこらへん大マイナス。でも、わが愛しのスパイダーマンが、始めはダサいセーター衣装で、そしてあの衣装を纏いもろ映画で駆け巡る、それを観れただけでも感慨深いものが。それから、
クリフ・ロバートソン伯父さん!ああなつかし。そして、デフォーさんにも座布団ひとつ。
 6.1 マイカル 千円均一日 ★★★★
処刑人 神の啓示を受けマフィア狩りを執行する兄弟、センスのいい画像に拍手を。そいてまたまたデフォーさん、FBI捜査官に。なななんと、女装までやっちゃうという今回、これが不思議なことに似合ってるのだ。座布団二枚だー。 6.8 wowow録画 ★★★
模倣犯 宮部さんの原作は未読、映画としてはどうなんでしょう?中居クン扮するピースの犯罪ってのは、映画になるとなんか絵空事の感じが。今のトンデモ社会に負けてるというか。
ラストの赤ん坊がよー判りません。自爆はよしにしても・・。そうそう、津田寛治さんてのは、なかなかの面構えでよかったです。 6.19 マイカル ★★★
不信のとき 若尾さんと岡田さんの女対決のおどろおどろしさで後半ぐっと盛り上がります。中に入ってオロオロの田宮さんがあたふたとよろしい。「いったい誰の子供だ?」という摩訶不思議さも喜劇風でよろしい。 6.22 衛星劇場 録画 ★★★
雁の寺 モノクロのスコープ画面(タイトルとラストのみカラー)に凝縮されたサスペンス。大映映画は凄い。若尾さんの艶っぽさに、絶句。そして山茶花究さんのモダン和尚、「いやんなっちゃうことも、おまっせ」東京弁と関西弁を・・これぞ山茶花弁。川島雄三作品。10年ぶりに再観。
7.7 NHKBS録画 ★★★★★
TVのこと ナンシー関さんがいないテレビはどうなっちゃうのか・・。哀悼。
残念、「ごくせん」終了、仲間さんの「気力」に拍手を。
「ゴールデンボウル」って、ちょっと不気味で、でも今時珍しい乗りで、好きでした。「君はわが運命・・ユーアンマアアイダスチニィー」に。
「東京物語」のリメイクTV、宇津井さん好きですけど、八千草さんときたらやっぱり・・大滝秀治・八千草薫・鈴木京香さんで観たかった。
私立探偵 濱マイク」、凝りに凝ってます。フィルムってのが嬉しい。絶対大化け間違いなし。小泉今日子さんが顔見せずにポイントを。期待! 7.7 もろ「探偵物語」のノリ。小泉さん、3回目では半分顔をみせ・・にくい。携帯電話をやたら使わないのがいいなと思っていたら、2回目ではやたら使ってましたねえ。モギリ嬢のハルカさんがいるこの映画館(横浜日劇?)に行ってみたいですう。 7.17→ ところがその後、どんどん迷宮路線に入り「これはこの先の日本映画もヤバイなあ」という印象、やっと第9話「ミスターニッポン」(中島哲也さん)にて、サービス過剰のぶっとび感に一息つけたかなあ、と。松方弘樹さんの殺し屋さんでっせ。
少林サッカー これぞ、香港映画。「スゥォーズマン」あたりのイケイケモードが頂点に達した思いが。地を這う走るボールの砂煙に喝采を。すべてのキャラに感動を。
チャウ・シンチーさんは、ビデオで「食神」他23みましたが、これって「食神・サッカー版」の乗りです。美女ヴィッキー・チャオさんのトンデモメイク、落ちて落ちての同志たちの復活と・・。ああ、有り難うを。 7.11 109シネマズ明和(初・いつものマイカルに比べると、ポップコーン売場の御姉ちゃんは愛想悪いし、なによりポップコーンがおいしくないのが致命的だ。) ★★★★★
溺れる魚 わああ、我らが仲間由紀恵さんが警察庁のエリート(まさかの設定)、空手の達人、ごくせんフレーズもあって、ラスト水中の大奮闘も絵になって、いやあウットリ。
TVドラマの堤幸彦さんは好きでも、あの映画版「ケイゾク」にがっくりきた私としては敬遠していた本作、まずまず映画になっていました。いつもながら空々しいところもありましたが・・。
日本の
ジュリア・ロバーツ・洋介さんに★ひとつ。 7.13 wowow録画 ★★★
マレーナ あざとさ天下一品のトルナトーレさんは、好きになれない監督NO1でしたが、この一品は私、唸ってしまいました。街の女たちのマレーナへのリンチ、ただそれを眺めるだけの男たち、そして死んだはずの「夫」の登場、少年の彼へ託す手紙、「お幸せに」というラスト、私自身が「少年」になりきれたというのが嬉しく・・。モニカ・ベルッチさんは特に思い入れございません。
 7.14 wowow録画 ★★★★
ラブリー・オールドマン 1994年作品。レモンさんもマッソーさんもいない今日、そしてアン=マーグレットさんが・・53歳のころですか・・ちょろっとみせた下半身は無惨な激太・・・でもでもと感慨深く暖かく見守りました。
 7.20 NHKBS録画 ★★★
恋はハッケヨイ! なんかトンデモナイの、変なの、みちゃったなあ。なんせ秘密の太め女性相撲クラブなんですもの。さすがイギリス映画はスゴイ(としかいいようがない。)日本から来た男子アマ相撲選手と対決しちゃうというクライマクス。しこ名が、「巨大な蝶」「大きな白いオクラ」「モンスーン」「しずくのワイパー?」「小さなカバ」(字幕は舞のカバ)とすざましい。女人禁制の土俵もなんのその、「あっぱれ」の作じゃ。眠れなくなりそう。 7.20 wowow録画 ★★★
バニラスカイ 最近の映画、みたいという映画がないんです。「SW」も「猫のなんとか」もイマイチ・・そこでレンタルで・・わああ、キャメロン・クロウさん、とち狂ったかの怪作。トムさんが、魅力満載のキャメロン・ディアスさんを蹴って、ペネロペ・ナントカさんにというのがまず判らん。長すぎて頭混乱させて、もういや。 8.3 DVDレンタル ☆
トレーニングディ 友達をあっさり殺し、証拠品の現金を横領、トンデモ悪党刑事をワシントンさんが嬉々として演じている。イーサン・ホークさんが新人刑事として「正義」を貫くという展開だが、余計な女性たちも介入せず、ロスの一日を骨太に貫通した快作。 8.3 DVDレンタル ★★★★
妻二人 増村保造作品。大映映画、大好き。清く正しい役の若尾さん・男に尽くす役の岡田さんの競演。その役柄を逆転させた方がよかったかも? 8.4 wowow録画 ★★★
ダイナソー 遅ればせながら。卵ちゃんが、地を空を海を駆け巡るスピード感にうっとり、ここまできたかというCG画面にひれ伏し気味に、勝手なもんで、そのち密な画面に最後あたりは飽きがきちゃって。 8.4 DVD R ★★★
松浦亜弥さんの件 恥ずかしながら、彼女のこと。アイドルの本流はたぬき顔、この定説を覆したきつね顔アイドルの登場、という説を最近知りました。そうか、そうきたか、ヤジさん。親父殺し風生意気加減口元とちょっと挑発的なきつね眼がよろしい。天使か悪魔か?10年後、20年後の彼女を知るためにも長生きしなくては・・。ドラマ「天使の歌声」をみて。 8.9
そいから?中島美嘉さんにも、挑発されつつ・・。降参。そいから、今沸騰中の島谷ひとみさんも。声の艶っぽさに、降参。 
妖怪百物語/妖怪大戦争 68年大映映画。「百物語」・神田隆さん、五味龍太郎さん、吉田義夫さんの悪玉トリオに立ち向かうは、藤巻潤さん、そして妖怪たち。完全懲悪の醍醐味ぞ。なつかしルーキー新一さんと競演の「傘お化け」が楽しい。渡辺宙明さん音楽・・この方はすごいです。
「大戦争」・何とバビロニアの古都から「ダイモン」なる吸血妖怪がなぜか日本に襲来、神田隆さんが良い代官様で登場、「ダイモン」に体を乗っ取られ、やっぱりと極悪代官に変身。妖怪キャラも、関西弁の「油すまし」、なぜか土佐弁の「妖艶ろくろ首」(毛利郁子さんだ)、そして我らが?狸族妖怪、お腹がテレビになるという「雲外鏡」他充実。CGなんてかけらもなかった時代、ていねいな手づくりの特殊撮影、この「ぬくもり」がほんにいい。
カット版をみた記憶はあったけど、今回じっくりと・・。そうそう、その夜、テレビで「四谷怪談」、お岩役の菅野美穂さんはさすがでしたが、なんで怪談ものに隠陽師が出てくるのか?こけおどしのCG場面にがっくり。もうこのシリーズはみないぞ。
 
8.13 wowow録画 ★★★★★
ハートブレイカー わああ我らがシガニーさん、挑発モードで嬉々として登場、新婚初夜はいびき付きで狸寝入りだ。あのリオッタさんが、またまた嬉々として振り回され役を、そしてハックマンさんも、嬉々として咳き込みチェーンスモーカー役を。銅像のペニスに激突死?このハックマンさんがいなくなると急に映画がもたついてしまうのが残念。危可愛い(あやかわいい?)ジェニファー・ラブ・ヒューイットさんがいい娘になりすぎて失速。でも久々に「いいものをみた」なあと感服。シガニーさん、ブッチギリダー。
ps そうそう、アン・バンクロフトさんが「米国税庁職員?」で、これもキキ線、一瞬、ローレン・バコールさんかな・・と・・・ローレン・バコールさん、ウム、今こそ彼女の時代・・ウウウ。
 8.13 ビデオR ★★★★
タイムマシン 久々の映画館。原作は、小学校のころに読んだっきり、80万年後の世界でしたっけ・・とはいわれても、ウーン、なんか「新・猿の惑星」気分で。地下帝王さん登場あたりから眠気が襲い、終わってみれば90分強の映画だったんですねえ。久々に困ってしまった映画でした。タイムマシンってどうやって動くんだろう?それを知りたかったのに・・グシュン。
 8.14 マイカル ★
小説家を見つけたら よく出来てます。ただ、バスケと小説、どちらも天才肌、サウスブロンクスという土地でという、出来すぎた設定に、ムッとしちゃいました。文才と運動神経が両方あってなんて、絶対嘘、故三島由紀夫さんに観て欲しかった映画です。コネリーさん、自転車姿、決まってます。ただ、若き日のポートレート、「007は殺しの番号」に重なってしまい、なんか・・。
 8.14 DVD R ★★☆
化粧師 けわいし 石ノ森さんの原作エピソードがあれこれ交錯しすぎて、子三馬こと椎名きっぺいさんは大忙し。映画の佇まいは情緒たっぷりで、作りも丁寧なんですが、無念。 8.15 ビデオR ★★
オーシャンズ11 けっこう乗りました。クルーニーさんはいいとこかっさらいで、でも惚れ惚れ。嫌われ役のガルシアさんも平凡非凡のデイモンさんも皆皆いいですよ。ロバーツさんにもう一芝居させてあげたかったけど。メイキングでは、彼女のガハハ笑いがいっぱいあったのに・・ちと淋しい。 8.15 DVD R ★★★
バイオハザード 期待大、年に一度の女性パワーアクション。ミラさんの勇姿に胸をドキドキ・・「ドーベルマンキック」に、これだ!・・ウム、後が続かない。無念。アクションはロングに耐えてもらわないと。
よりも、あの「ガールファイト」のふてぶてロドリゲスさん、決めに決めたガンプレイに拍手、構えつつ階段を駆け下りる、あたりの迫力に、◎。 9.1 マイカル ★★
リターナー 洋画SFヒット作を見え見えひっぱって、この香港テイストの乗り、ここまで私、堪能した日本映画は、最近稀、これは、事件です
金城さんがいい。そして、
鈴木杏さん・・(私、アカウント名の由来はANN=マーグレットさんなのですが、これからは鈴木ANNさんの、でいこうか。)・・未来から生死をかけてやってきた少女ミリ、スパを涙目でほうばる彼女、いい。私、この映画のいいところは、あのNHK・SFドラマシリーズ(でしたっけ?)の、忘れかけていた匂いを今に観た、というところです。ミヤモトとミリの、あのラストの余韻、ほんにウルウルきました。山崎貴さん、あっぱれ。
唯一、岸谷さんの乗り乗りがつらかったですが。
映画は、2002年10月19日がスタート、これって我誕生日、少し未来の・・。
 9.2 マイカル ★★★★★
ウォーターボーイズ またまた堪能の日本映画、遅ればせながら。高校生のシンクロなんて・・ところがところが・・クライマクス(誰が云ったか、ルイ十四世に見せたって恥ずかしくない・・・田中千世子さんです。)シルビィ・バルタンさんの「あなたのとりこ」あたりでは、もうウルウルと・・今時の高校生というより、「青春デンデケデケデケ」の世界、思わず2日連続で観てしまいました。いまどきの、じゃなくて、フツウの日本映画というのが、いいです。
 9.7 テレビ録画 ★★★★★
インソムニア 何を観ようか日曜日、「サイン」はあの監督さんだし何かイッパイ食わされてハイ終わりみたいな・・ジョン・ウーさんは観たいけどケイジさん主演に食欲が・・やっぱ、パチーノさんでしょう、ということで・・アラスカという風景、白夜の世界に浸り込み、パチーノさんの極上やつれ不眠症(ーー;)をみる快感。ダレもハッタリもない、クラシックな味わい、クリストファー・ノーランさんというのは、けっこうスゴイ監督さんなのだなあ。これぞ正しい映画です。
 9.15 マイカル ★★★★☆
ジュブナイル 「リターナー」に触発されて。おお、これぞNHK少年ドラマシリーズ。少年たち(鈴木杏さんを含む)の淡い思いが、とても香りのある町の空間に交わり、気持ちいい。ただ、ラストの「未来」は、ぶちこわしの感あってダダシラケ。残念。 9.21 ビデオR ★★★
仄暗い水の底から さすが中田秀夫さん、この水がヒタヒタという日常素適なテーマは、好きです。ゾクゾク感たっぷりも、もっともっと恐がらせて欲しかった。この作品もラストが蛇足、またまた残念。
 9.21 DVD R ★★★
王様のレストラン 三谷幸喜作品の我BEST。1995年作品。役者さんたちのアンサンブルの妙、ギャルソンの幸四郎さんのトッピさ、オーナー筒井道隆さんのボケ、シェフしずか・山口智子さんの運動神経の凄さ、ソムリエ白井晃さんの決め台詞、他他、鈴木京香さんも・・。何度観ても、これは心地いい作品です。思うんですけど、しょうもない2時間ドラマを止めて、89時台あたりに、評価の定まった連続ドラマを再放送すべきでは・・と、切に。
ジェヴオーダンの獣 発音が・・読めない。全然話題にも昇らなかったけど、予告編、よかった・・「クライングフリーマン」のクリストフ・ガンズさん、「東京流れ者」をリメイクしたいなんていう日本映画大好きの監督さん。好感度高し。インディアン(にみえないけど)マニさんのカリスマ勇姿・・マーク・ダカスコスさん、「マレーナ」・ベルッチさんのふくよかなパイにかぶさる山並み(百聞は一見にで、ここだけは観て欲しい!)他、見せ場はたっぷりも・・長すぎる。一気にたたみかけてクライマクスという展開が・・ひたすらダレダレも、「獣」の動きが人形アニメ風でなつかしいなあ、といったこともあり、仏蘭西・香港合作風作品、許す。
 9.22 DVD R ★★★
復讐の荒野 タイトルから、もろマカロニウエスタン。ガンプレイから、ハイキック回し蹴り、義足を兵器に仕立てての壮絶ラスト、バイオなんとかのミラさんの数倍、決めてる!米倉涼子さん!
低予算でも、室賀厚さん、頑張ってるー。 9.22 ビデオ R ★★★★
たそがれ清兵衛 三重映画フェスティバル2003 へ。
まず、午前中は「秋刀魚の味」。恥ずかしながら、オズ映画を映画として観るのが始めて・・この作品もビデオを買い幾度も見ているのですが、やはりビデオと違う。何ともしれん、オズワールドに全身浸り込みました。大好きなトリスバーでのシーン。岸田今日子さんの敬礼姿に改めてうっとり。
午後、山田洋次さんのお話、若き山田さんにとっては、当時のオズ映画というのは「うっとおしい限り」のものだったようで・・それはそうですよねえ・・なんか変なんですよねえ、オズ映画というのは。
さて、山田最新作、これがほんまもんの傑作。手づくりの時代劇といいますか、真田さん、宮沢さん、田中泯さん(舞踏家さん、あの死の絵姿は「妙」)、ふたりの女の子、皆皆、真摯にいいんです。
「人を殺してこい。」が上司の命令でした。・・心にお帰りなさい。・・このコピーが、いいですねえ。 9.28 県文化会館 ★★★★★
でも、満席に近い人たちと・・800人?・・ひとつの映画を共有し熱を帯びて観る、この至福感、これが「映画」なんですねえ。ありがとう、と。
ロード・トゥ・バーディション あまりの評判のよさに、ひとつ文句でもつけてみっかと挑んだんですが、もう完璧、ひれ伏してしまいました。最近のいい子ぶったトムさんにはどうもついていけなかったのですが、これはいい。ポール・ニューマンさん、もう立ち姿だけで「絵」に。ジュード・ロウさん、恐くておかしい。「父」と「子」のみっつすくみの妙。そして、C・ホールさんのカメラ。音を消した銃撃戦他、メンデスさんの抑えに抑えた演出がいいのです。
これって、原作は劇画?、あの「子連れ狼」がヒントですって。邦題は「死に風に向かうT型フォード」とか、「地獄へ行くぞマイケル・ジュニア」とか、ロードトゥなんとかはないよなあ。
10.18 四日市 ★★★★☆
再び仲間由紀恵さん 総合病院の病理医から、夜間専門病院の内科医へ。新番組「ナイトホスピタル」の仲間さんは、部屋はちらかし放題、風呂は入るの忘れちゃう、着メロは「スーダラ節」という、またまたの特異キャラ。江頭美智留脚本は「ごくせん」に続くコンビ。「きらきらひかる」の雰囲気も。しかし、トリック〜ごくせん〜ナイトホスピタル、あの端正な美女を前に、オトコどもは、誰も気にもかけない、という設定が「妙」。
嬉や高島礼子さんが、悩殺白衣姿で・・。同じく病院ものの「真夜中の月」は、うさんくさい顔ぶれが揃い、これもどう展開するか・・松雪泰子さんが、トラウマ持ちの刑事さんで、「きらきらひかる」の線を期待していたら外されました。あまり彼女には悩んでほしくないですが。
戻って、仲間さんの映画、ふたつビデオで。「リング0」は、おお山村貞子役、なんとも映画自体についてゆけませんでした。
そして、「LOVE  SONG」。高校3年生の仲間さん(あの「溺れる魚」も同じ時期の映画だったんですねえ。)、アナログレコードからCDに変わりゆく時代を背景に好印象の映画になっていました。仲間さんの「えーっ?」「はいー?」フレーズ、この頃から健在です。
アナログレコードを聞くというのは、今思うと、贅沢な「絵」になるもんだったんですよねえ。
10.19 ビデオ Rにて。
映画版「トリック」が早く観たいものです。
OUT あの原作のおどろおどろしさを離れ、ファンタジー?まあ軽い軽い。これが大正解。久々に笑い転げてしまいました。原田美枝子さんが、ひたすらイケテイケテ、惚れ惚れしました。西田尚美さんの、あっけにとられるボケかましにもウットリ。正に女性賛歌といいますか、元気が出る出る・・4人のおんな達に同化しちゃいました。これって、4人の男に置き換えると・・あの原田さんと倍賞さんとのタバコを介した別れのシーンあたり・・(「さらば友よ」のイメージだとか)・・ジャン・ギャバンとリノ・バンチュラを連想してしまいました。
オーロラの下、吉田日出子さん運転のトラック、乗り心地、至上でした。プラス、安川午郎さん音楽の乗り心地も。

 10.26 マイカル ★★★★★
ジェシカ・アルバさんのこと 「ダークエンジェル2」を遅ればせながら、見始めました。動物人間が続々現れ、雰囲気ちょっと違うなあ、でもお目当てのジェシカさんは、アクションも様になってきて、可愛いたらありゃしない・・年甲斐も無く「我アイドル化」しています。
隣のヒットマン 初物マシュー・ペリーさんは、とてもリズム感のある人らしく、うまいうまい。その歯科医さん家の横へ17人も殺しをしたというブルース・ウィリスさんが越してきてという話。面白い面白い、まともなキャラがひとりも出てこない。いちばんは、殺し屋志願の歯科医助手のアマンダ・ビートさん!すっかりブルースと意気投合、殺し屋助手に早代わり、全裸姿で銃を持ちキャッキャはしゃいでるというキャラ。あっぱれです。
ただ、大減点はブルースさんの盟友Mrグリーンマイルさんが、何とブルースさんに殺されちゃうというあたり。お芝居でした、とMrグリーンマイルさんは蘇るとばっかり思っていたら、そのままとは。それと悪妻役の久々ロザンナ・アークエットさんはどないなったんか?
11.3 WOWOW録画 ★★★
トリック 劇場版と謳いながら、まるっとテレビのまんまというのが、よろしいです。もう、それだけでファンには幸せ。奈緒子さん「神様に挑戦」のお話、出てくる神様たち、みんなセコイのも嬉しいです。誰も聞いていないところでの決め台詞がまたまた嬉しいです。
「トイレツマル」の血文字に官僚たちが・・という展開もおかしく、他他隠しネタ満載で大満足とあいなりました。
11.17 マイカル ★★★☆
マイノリティ・リポート 2時間半、面白うございました。お話の展開は予定調和的でしたが、2054年の風景がもの珍しく、もうパソコンなんて誰も使っていないようで・・唖然。
アガサ(サマンサ・モートンさん、あっぱれの妙演!)との逃避行、風船・傘といったアイテムが鮮やかで、バーナード・ハーマンが乗り移ったかの音楽とあわせ、もろヒッチコックしていました。スピルバーク∩トム、ブランド合体映画。
11.23 マイカル ★★★
ギャング・オブ・ニューヨーク 今年の見納めに。構想30年、150億、270日の製作日数ということで・・全編、緊張感を持って観させていただきました。うむ、それでどうした、といわれると、ちょっと辛いですが。靴職人の修行中だったという、久々ダニエル・ディ=ルイスさんが儲け役、肉をさばくのが趣味?というナイフの達人、これぞ怪演でした。
今ひとつ観たいという映画がこのお正月にないんですねえ。予告編でやっていた「シカゴ」が面白そう。「WSS」のリバイバルも観たいですが、こちらへは?。それと「007」「あずみ」も。
12.25 マイカル ★★★
SPY_N スタンリー・トン監督。ノリカさんって、なんであんなに皆が騒ぐのか?不可思議でした。
これ観て驚きました。地上172mのガラス板バトルにひれ伏しました。ストーリーがどうのこうの、そんなことはよろしいじゃありませんか。あっぱれ、ノリカ!
本音としては、水野美紀さん〜「恋人はスナイパー」でアクションたっぷりみせてくれていますが〜にやってほしかったなあと。(「チャリーエンジェルス」もルーシーなんとかさんより水野さんのほうが・・) 12.28 DVD R ★★★★
スコーピオン・キング ウーン、あまりにも単調すぎて・・ケリー・ヒューさんって、けっこうな芸歴なんですねえ。ウーン。
 12.28 DVD R ★★
ザ・ワン そうか、ジェット・リーさん、こうきたか。「全宇宙」最強を目論む「自分」に、立ち向かう「自分」、予算たっぷりの「マイノリティリポート」に決して負けていませんぞ。
 12.29 DVD R ★★★
突入せよ!あさま山荘事件 この種の日本映画ときたら、主人公が眉間に皺寄せ情緒たっぷり、とういのにヘキヘキしていたのですが、監督原田真人さんのスタイルか、好きです。この役なら、以前前なら仲代さん、ちょっと前なら緒形さん、それを思うと役所さんの軽やかさが、素的です。
ただ、あの当時の「テレビ」、我々、人質になったヤスコさん、赤軍といったカナメが全く映らないというのは、映画の作戦とはいえマズイいんでは。あの旦那さんが浮いてました。 12.30 DVD R ★★★
燃ゆる月 キム・ユンジンさんが、弓の名手、武器を持たせたらイッチです。いや持たなくても。
運命の少女チェ・ジンシルさん、何といたいけな。彼女、この当時32歳、信じられません。映画?まあ、よろしいとしますか。 12.30 DVD R ★★★
ミスタールーキー 今年の最後の最後、ほんにいい夢を観させて貰いました。
まさか、バース様が・・そりゃあないんでは・・いやいや「ナンデモ有りのタイガース」です。正解。桧山のファインプレーで、おおお優勝ですぞ。もうウルウルものでした。一茂さん、よかった。鶴田真由さんの奥さん、よかった。そして、ガリバース?の4番、駒田さん、役者やのう。
★なんて、つけられませんです。 12.31 ビデオ R
トータルファイアーズ 「ベイブ」のジェームズ・クロムウェルさん、遂に大統領にまで登りつめましたか・・感無量。それはそれとして、まさかまさかの核爆発、20万人が死滅という展開、一寸待ってほしいのに、「広島のより少し小さめで・・」でチョンというのは、なんなんでしょう?唖然。
 2003.1.2 DVD R ★★★
拳神 予告編、最高でした。サモ・ハンにユン・ピョウでっせ。期待十分、しかし・・香港SFの絵姿としたら、よく出来ています。でも、あのかったるきラブラブ展開はなんでしょうか?いいとこ、いっぱいなのに。残念。 2003.1.3 DVD R ★★
修羅雪姫 釈由美子さん、頑張っています。しかししかし、中段の湿りようは・・ラスト、続く、というのは「詐欺行為」に等しいのでは・・あの佐野史郎さんは何だったんだ?さっぱり判りません。この映画も、いいとこ、いっぱいなのに。無念。 2003.1.4 DVD R ★★
壬生義士伝 2003年、初生映画。泣ける泣ける、というので初日飛んでいったのですが、役者さんたちがやたら泣いてるだけで、あれれ。主人公の方の「義」の捉え方が、まるで不可解。よく判らないのは、鉄砲の中、ひとり突っ込んで行けば普通は死んじゃいますよねえ。よくまあ生き延び、あれだけ喋れるもんだと・・。→後日、原作上下巻を読みました。そうか、そういうことかと納得。昔の人たちは、生き方が、凝縮してたんですねえ。ただ、浅田次郎さんの小説って、「どうだ、美味しいだろう・・」って感じで、私はちょっと。
それはそうと、来年の大河ドラマは「新選組」、吉村貫一郎には誰が?今や、近藤勇以上の有名人ですものね。
 2003.1.18 マイカル ★★


2002年のベスト3は、「リターナー」「たそがれ清兵衛」「OUT」、この邦画3本で決まり!。後に続くは「モンスターズインク」「地獄へ行くぞマイケルジュニア」「少林サッカー」「インソムニア」あたりですか。番外ベストに「ミスタールーキー」を。

2003.1 深作欣二さんが・・。私としては、同時代の生の映画を、深作さんにみせてもらったという思いがあります。今も日本映画のベストは「人斬り与太」です。大阪の新世界へ、「誇り高き挑戦」観たさに出かけた、あの20代のころ・・。哀悼。

ボーン・アイデンティティ このタイトルもなんとかなりませんか・・。でも許す。シネスコ画面に、チューリッヒ、パリと、「自分探しの逃避行」、絵になります。マット・ディモンさん故です。これがトム・クルーズさんだと入り込めないでしょうが、「普通の人」ぽいマットさん・・「オーシャンズ11」もよかったですが・・、相方の彼女もほんと普通っぽい。彼女の髪を切る、車中の会話他他、絵になります。カーチェィスに興奮したのも久々です。ダグ・リーマンさん(監督)の映画神経、たいしたもんだ。久々の、★★★★★ 2003.1.31 マイカル
美空ひばりさん 市内にある「びでお屋」さん、ここは広い倉庫に内外旧作がいっぱい、1週間1本百円というのが嬉しい。そこで、まずは「ジャンケン娘」(1955)。ひばりさん・チエミさんが高校3年生(正しく18歳当時なのだが、みえない)、修学旅行に京都へ、舞妓さんがいづみさん。この当時としたらやたらハイカラ環境の三人娘。浪花千栄子さんが、ひばりさんの母、それはないんでは?という設定です。杉江敏男さん監督の、これは傑作です。とても、落ち着ける作品。チエミさんの、なりふりかまわぬ妙演が見事です。役者!
もひとつ、「希望の乙女」(1958)。東映専属当初の頃。その後、東映時代ものに変化するひばりさんですが、この映画では、完全に一途な西洋志向、ジーン・ケリーのラインで、佐々木康さんというと時代劇というイメージですが、まあなんと!ひばりさんの圧倒的な洋もの歌曲、ダンスが見事です。
ウィンドトーカーズ 映画で観たかったと、悔やまれます。ナバホ族の通信兵ヤージーが主人公でもあり、人種・戦争・友情とが交錯し、おお、これぞジョン・ウー宇宙と喝采を。私、やはりウーさんが好きなんだ。妙に納得。
★★★★ 2003.2.8 DVD R
レッド・ドラゴン レクターさんが脇にまわった形で、今回はレイフ・ファインズさんがみせます。盲目の女性エミリー・ワトソンさんとの愛が泣かせて、ちょっと、こちらの神経まで侵されそうに。
記者役のフィリップ・シーモア・ホフマンさんが、いつもながらの快演です。ラスト、「おお、次の面会人は女性か・・」とほほえむレクターさん。そうそう、チルトン博士が、おお懐かしい。と、気配りの映画でありました。
★★★★ 2003.2.9 マイカル
ワサビ まさか、この意味シンなタイトル、レノさんが、そのまんま山葵を食べるだけのことで・・、これが唯一の見せ場とは。ああ勘違い日本シーンもなく、ウーン。 ★ 2003.2.15 wowow録画。
サイン 何がなにやら、さっぱり判らない映画、予想以下のシャマラン宇宙。 ★ 2003.2.22 DVD R
笑う蛙 平山秀幸さん。これも女性応援歌、「OUT」のラスト同様、すっきり突き抜ける感じがいいです。「ゆで卵をむいたような顔」の大塚ねねさんが、おかし。すべてに同じない涼子さん、これぞヒロイン!そして、雪村いづみさんが・・よすぎる。それにしても、長塚京三さんはともかくも、國村 隼さんの最近のもてっぷり、NHKTVでは鈴木京香さんと。
★★★ 2003.2.22 ビデオ R
友よ・チング 関西弁吹替え版、これがいい。70年代の空気がもろ伝わる前半、学生服が画面狭しと暴れまくる。ジュンソクに扮するユ・オソンさんがいい。久々に関西やくざ言葉?に堪能。「殺されたいんか・・おんどれ・・」。これが、ピッタとはまる。雨中、メッタ刺しの友ドンスの最期が、またクラシカルに。 ★★★★ 2003.2.22 ビデオ R
キューティ・ブロンド これは、傑作です。リーズ・ウィザースプーンさん、っていうんだ。この、ブロンド故、差別されちゃうヒロイン、ところがところが、頑張っちゃうんです。アメリカの映画って、ここらあたりが、底がないというか、あっぱれなところです。ラクェル・ウィルチさん、懐かし。
★★★★ 2003.3.2 DVD R
007・ダイアナザーディ いつもながらの、ミニタイトルにぞくぞく。なんせ、40年間、リアルタイムで007を観てきたんですから。誉めて欲しいです。
それはそれとして、007シリーズは、常にコウトウムケイの世界、そのバカバカしいほどの小道具に湯水の如くお金を使う、これって「男の子ロマン」ですよねえ。
ハル・ベリーさんはともかく、ロザムンド・パイクさん(寝返り女・ミランダ)って、いけますねえ。初日。007総集編の趣でした。
★★★ 2003.3.8 マイカル
青の炎 これまた、初日に・・淋しい入りでした。何を隠そう、松浦亜弥∩鈴木杏、お目当て。
ラストは、亜弥さんの、カメラをにらみつける突き刺すような視線・・・私クラッと、めまいが。すべてを語ってくれました。ニナガワさん、エライ!それに応えた亜弥さん、スゴイ!(中村梅雀さんのねっとり感がよかった。比べ秋吉久美子さん、最悪でした。)
★★★★ 2003.3.15 マイカル
シッピング・ニュース こういう映画を観ると、(「人生って・・不思議なものですね」、と小椋佳さんの「愛燦燦」を口ずさみつつ)心が安堵します。このハルストレム監督さん、そうそう「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」の人だったんだ。主人公クオイルにケビンさん、いいですねえ。そして、カナダ・ニューファンランドの「絵」が、また。雪原を「家」が動く、この「絵」がまた。音楽がまた。女優さん達がまた皆いい。映画館で観るべきでした。
★★★★★ 2003.3.21 wowow録画
アカデミー賞03 戦争の最中、いつもと比べると抑制された感じが。
愛しのレニー様は、残念。しかし、ひたすらにこやかにΛ・・彼女はただものではないなあ、という印象を。キャッシー・ベイツさんが、コネリーさんが素適でした。
ターン とても静かな、落ち着ける映画でした。牧瀬里穂さんが実によろしい。あっさり非世界を受け入れつつ、久々のシャワー雨に歓び涙するあたり。私も一度、誰もいない世界にひとり過してみたい。
平山秀幸さんは「愛を乞うひと」から、この「ターン」「OUT」と、私が入れ込んだ小説を、きちんと映画にしてもらっています。次は「流星ワゴン」を是非。
ただ、原作とおりとはいえ、あの悪い人の登場は逆効果でした。
★★★ 2003.3.29 wowow録画
シカゴ わがレニーさんが、歌って踊る?疑問符でしたが、わああ・・ほんまに歌って踊ってなはる。感動!役柄そのままの、彼女の無邪気なしたたかさ・・「地」なんですかねえ。モンローとマックレーンの魅力がそのまんま乗り移ってます。
LOVEソングなんぞ、くそくらえとばかりのノンストップアクションミュージカル。問答無用の興奮が。また、キャサリン効果が絶大。ラストナンバーのふたりに身震いが。映画的にも、ロブ・マーシャルさんは偉い。もう一度、スクリーンで観たいと、久々に思いを。(豪華版パンフ800円は安い!)
★★★★★ 2003.4.19 マイカル
クローサー スー・チーさん(台湾)、ヴィッキー・チャオさん(中国)、カレン・モクさん(香港)、3ビューティーズというより、吉本新喜劇三人娘といいますか、揃いに揃っての3ファニーフェイス(って今は死語?)が舞い踊る。スー・チーさんの、しなやかな、カッコよすぎるアクション(なぜか、カーペンターズのメロディにのって・・)から始まり、ヴィッキー、カレンVS倉田保昭(56歳!)の日本刀対決の壮絶アクション・・後世に残る名場面です。・・まで、お見事!ヴィッキーさんの刀姿が絶品!(彼女をみてしまうと「あずみ」の貧弱さが・・)
なぜか、スー・チーさんの顔が(美脚が)今も頭から離れない・・。
スー・チーさんの「ミレニアム・マンボ」が観たいです。

★★★★★ 2003.4.20 名古屋シネマスコーレ 初 (「シベ超3」キャンペーンか、水野晴郎先生が、劇場に・・)
バースディガール キッドマンさん主演というから、雰囲気はサスペンススリラー、ロシアからやって来たネット応募の花嫁、「世界一マヌケな銀行員」をズタズタにしてしまう悪女ものかと思いしや、ありゃコメディでした。善良顔のベン・チャップリンさんが、おちゃめ。
★★★ 2003.4.26 DVD R
ピンポン なんでだろう?、最近の日本映画には必ず竹中・ワンパターン・直人さんが出てくる。いい加減にしてほしいです。テレビでもうんざりするほど出てくるのに。
中村獅童さんが、いい。CGの卓球シーンに、感心。とても、気持ちのいい映画でした。
★★★ 2003.4.26 ビデオ R
チョコレート びっくりしました。ハル・ベリーさんと、ビリー・ボブ・ソートンさんの、唐突な、本気?の壮絶シーン。最近、久しく、こういうの観たことなかったので・・ちょっと動揺。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」的な、悲劇の集中攻撃映画で、どうも違うなあ、という印象が。死刑になった旦那が絵が好きでという複線から、ふたりとも、相手のことを何も知らなかったは、ないんでは・・。ピ−ター・ボイルさん、健在が嬉しい。
★★★ 2003.4.27 DVD R
ブロウ つまんなーい、の一言。この転落の麻薬王、お母さんから奥さん(ペネロペなんとかさん)、娘さんまで、女性に裏切られ続けての一生だったのですねえ。
★ 2003.4.25 DVD R
スパイダー パニック 面白い、の一言。ゆったり、安心して観ていられる映画。クモクモクモのあたりかまわずの大攻撃も快く、田舎町という舞台、クモ知り少年のたのもしさから、気丈な女保安官、身勝手な町長さん、襲われる人はちゃんと襲われるという定義も踏まえ、これは劇場で楽しみたかったなあ。 ★★★★ 2003.4.29 DVD R
ドリームキャッチャー キングさんの原作は、あまりの読みにくさ、くどさに2巻目で放棄(・・キング小説で途中までというのは始めて・・なんかこれって違う・・という感じが)。では映画でと。ところが、ウーン。原作ではさっぱりイメージの湧かなかった「怪物」が、この眼で確認できました、というだけ。モーガンさんは、映画を混乱させているだけの存在で・・。
★ 2003.4.30 マイカル おまけの「アニマトリックス」は最高でした。中国系美女のアクションに!
最近のテレビ 「ブラックジャックによろしく」は、顔ぶれもスゴイが、中味もまた濃い。妻夫木聡さんがいい。
「動物のお医者さん」は、江守・和久井・草刈+岸田さんらの怪演あって、好調です。「顔」は、仲間さん、この頃、ちょっと弾けが足りないなあ、という感じ。「マルサ」は、スパイ大作戦風で、とりあえず快調です。以上、最近よくみるドラマより。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 還ってきたスピルバーグさん!「天才詐欺師物語・七変化狸道中」なるタイトルでお願いしたかった。オシャレなタイトルから、もろ60年代。イキまくりの音楽に乗って。ペリーメースン、キルデア、そしてジェームス・ボンドが(それもGFのコネリーさんだー)。デカさんが、「ギャング・・・」に比べて、まあ水を得たなんとかで。ハンクスさんも、ちょっとオマヌケで軽やか。そして、クリストファーさんの澄みきったブルーアイズに惚れ惚れ。2時間半弱の長さが全く気にならず、その長さあって「男と男」の心意気が伝わったという、これぞスピルバーグ印の映画でした。
★★★★★ 2003.5.1 マイカル
あずみ 小山ゆうさんの連載が始まった頃(95年)、まさか実写版の映画になるとは思いませんでした。初日に駆けつけました。
上戸彩さんが、・・私としては松浦亜弥さんのほうが決まってるようにも思うのですが。200人斬りのシーンには震えより萎えがきました。グルングルンの回転カメラに、とりあえずブルブル。オダギリ美女丸さんに、座布団一枚。

★★★ 2003.5.10 マイカル
マトリックス2 さすが、熱気ムンムンの先行ロードショー。1作目の衝撃度は、イマイチ。ネオのカンフーアクションも単調すぎて、対100人スミスの見せ場も眠気をもよおすほど。それにしても、お話がさっぱり判らない。こんにゃく問答か禅問答かの展開。生身の人間集団都市ザイオンの存在も、違和感あって、やっと面白くなるのは、高速道路へ出てからのアクションから。トリニティさん、モーファイアスさんが決めに決めてくれる。(トリさんの、冒頭、落下進行形射ちの決めもスゴイ)長すぎるエンドロールの後、予告編。皆さん、知ってて、席を立つ人少なし。
何はともあれ、けっこうイベント風な雰囲気で楽しめました。
★★★ 2003.5.31 マイカル
めぐりあう時間たち 時代を超えた女性たちの「身勝手な」苦悩が、伝わりすぎて、しんどい辛い映画でした。この映画の男たち、皆皆優しい、いい男たちばかりなのに、「なんでー?」、男と女の間には深くて暗い川があるんでしょうか・・やっぱり・・そんなことを思いつつ。ジュリアン・ムーアさんがいい。
★★★ 2003.6.1 マイカル
二重スパイ 淋しい入り。80年代前半の韓国が舞台。北朝鮮スパイ イム・ジョンホの、壮絶な情報部に入るまでの展開が見事。ハン・ソッキュさんがひたすらいい。ただ、ちょっと話が出来すぎ・・人のいい?局長さん他、ほんまかいな、という感じが。また、ヒロインさんに何も感じず。
エンドロールに流れる、あの金日成のパレード風の曲に興奮しました。
★★★ 2003.5.22 マイカル
CE フルスロットル 怒りを覚えた志の低い1作目に懲りず、初日に駆けつけたのは、久々のデミ・ムーアさんのため。後半、ムーアさんでやや盛り上がるも、あまりのあっけない根性無しの死に様にガックリ。
3人娘(オバハン風)がはしゃげばはしゃぐほど、虚しい気分に。嗚呼。
アンジェリーナさんのTR2、そして「HERO」が待ち遠しい。
★★ 2003.6.28 マイカル
ターミネーター3 やっぱり観てしまいました。美女ターミネーターT-Xさんのノリに拍手を。無表情に血をなめるあたりのしぐさにゾクゾク感を。
アクション大作としても充実、特に100トンクレーン車の暴走シーンは凄い凄い。ラストの、シュワさんの哀しい最期と、余韻もたっぷりと。・・ただ、今回劇場「吹替版」というのを観たのですが、なんか変。エンドタイトルに、日本語の歌が・・・ますます変。
★★★★ 2003.7.12 マイカル
阿弥陀堂だより まあ、なんと非現実な・・いくら山村でも、今時、子どもたちが「夕焼け小焼け」を唄いながら帰るかー?この中年夫婦(寺尾・樋口)、老年夫婦(田村・香川)の会話というのは、どうなってんのか?お金の苦労はないんかいな?この村は、子どもとお婆ちゃんしかいないんか?いつも部屋を開けると、大快晴、この村では雨は降らないのか?台風はこないのか?
とまあ、突っ込みを入れたくなるのですが、最近のオトナもコドモも、どこか狂った世情を思うと、この桃源郷といいますか、このファンタジーといいますか、この映画世界に浸るのも、またいいかと思えてきます。ゴーマンかつゼイタクな映画でした。北林谷栄さんが、絶品。久々の樋口さんもいい。
★★ 2003.7.19 R DVD
トランスポーター スー・チーさんだ!アクション監督に、コーリー・ユンさん。香港映画の味がたっぷり。ジャッキー・チェンもどきの小技アクションも冴え、主演ジェィソン・スティサムさんがいい。ロケット弾で、家を大破壊するあたりの見せ場他、全編切れ味最高級です。
★★★ 20003.7.19 R DVD
ザ・リング とてもセンスのいい映画。この監督のゴアさん、次はブラッカイマー製作作品とは。オリジナルとは別物とはいえ、ちゃんとあのシーンもあって好配慮の印象。ハンス・ジマーさんの音楽がいい。 ★★★★ 2003.7.20 R DVD
運命の女 エイドリアン・ラインさんだ!あの「ナインハーフ」、「危険な情事」、と瓜二つの匂い。壊れかかったエレベーターのある建物、電車、街頭といった背景が心地いい。そして、ダイアン・レインさん!至上、一生に一度の!初めての情事のあと、電車の中の彼女、生々しい。ごくごく普通のストーリー、されど極上のスリル。この映画、大好きです。(「ジェイコブズ・ラダー」、あれもよかったなあ。)
★★★★ 2003.7.20 R ビデオ
踊る大捜査線2 ホント久しぶり、お帰りなさい、という雰囲気で、お客さんも「待ってましたー」って感じ。
わあ、シネスコ画面なんだ、と嬉しく、我すみれさんも健在!(ちょっと突然のあの一発にはびっくり・・わああと、放心しましたが・・エンドタイトルでのキャビアをほおばる彼女に安堵。)
沖田管理官の傍若無人ぶりがあっぱれで、その反動で珍しくムロイさんがカッコいいー。あの○○○の決め台詞?がいい。(しかし今回は「砂の器」ときましたか・・。
犯人側の心情を、もう少し突っ込んでもらうと・・どうなったのかなあ、という思いが。リーダーなしの犯罪集団ってなるほどという設定ですものね。
ちょっと甘いけど、大満足の★★★★ 2003.7.26 マイカル
すいか 視聴率がどうのこうのより、こういうドラマってなくっちゃあねえ。ほっと一息、土曜の夜にふさわしいです。聡美さん、りえさん、ルリ子さん、実日子さん、皆さん素敵です。なつかしい感じが嬉しいです。あとミツオさんの「Dr・コトー診療所」も、いいです。時任三郎さんの息子役、あの男の子がいとほしい。
ハルク 「グリデス」のアン・リーさん、これは観なくては。
さすがです!この主人公の切ないこと切ないこと。そして、ジェニファーさんが、あの「ビューティフルなんとか」の数倍泣かせます。画面分割、クローズアップと監督さんはテレビを意識しているのか、これって正解です。そしてそして、不良シニア、ノルティさん、拍手!
砂漠からグランドキャニオン?あちこちを、ぴょんぴょん跳び跳ねるハルクの姿が、いいなあ。
満点。★★★★ 203.8.9 マイカル さあ、来週は「HERO」だ!
猟奇的な彼女 地下鉄の車内で、オジサンの頭へもろゲロ吐く「彼女」にびっくり。しかし、終わってみれば、なんのことはないラブストーリーでした。「彼女」チョン・ジヒョンさんもいいけど、心優しき「彼」チャ・テヒョンさんがさらにいい。
ただ、劇中檄やら遊園地の脱走兵やら枝葉部分がうっとおしい限りで・・。これって日本のテレビドラマでもいけそう。「彼女」には菅野さんか仲間さんあたりが適役では?
★★★ 2003.8.10 R DVD
イナフ ジェニファー・ロペスさんです。やっと面白くなるのは、彼女が暴力夫に立ち向かわんと立ち上がってから。私の映画嗜好は、ひとつ「強い女」ですので、待ってましたー、とばかり喝采を贈ってしまいました。でも、ロペスさんって鍛えなくても筋肉質で強そう。(お尻が大きそうなのが好きです。)そうそう、ER・カーター先生が悪徳警官役、ちょっとがっくり。
 ★★★ 2003.8.10 R DVD
ブラッド・ワーク これぞ、王道の映画。イーストウッドさんに惚れ惚れ。心臓移植で蘇った主人公、この原作(マイケル・コナリーさん)あっての、しかし脚本・演出のゼイタクさは見事。誰も真似できない職人芸の世界です。
★★★★ 2003.8.11 R DVD
トリプルX ヤバくて、ヌケてる暴走アニキ(ちょっとトンマ顔?)、ヴィン・ディーゼル本人曰く「プロレタリア・ヒーロー」だって。お話はもろ007ですが、ヒーローの体臭パワーが好ましく、バイクからスノボーまで、肉肉しい限りです。合成CGとはいえ、大雪崩の前方、スノボーが疾走するあたりも、実に肉感的。サミュエルさん、アーシアさん(女スパイ・エレーナ)と脇も重いぞー。快作。
★★★ 2003.8.12 R DVD
至福のとき チャン・イーモウ「少女」三部作、やっと制覇。この盲目のヒロイン、ドン・ジェさんもいいのですが、リストラされた身、オデブ性悪女のため自転車でバラを届け、少女とかたくなに「部屋」を別にする、気のいいオッサン、チャオ・ベンシャンさんに思いを。アイスキャンディを少女に買ってやり、街中、ふたりの世界を・・もう涙涙でした。
ラスト、チャオさんのあんな姿は観たくなかったですが・・。わたくし、初めて「映画」で、妙なオッサンに恋してしまいました。
★★★★★ 2003.8.13 R DVD
HERO 待ちに待った初日、とるものもとりあえず駆けつけました。
圧倒的な色彩技、マギー・チャンさんらの赤・青・白の衣装の妙、血の匂い皆無の舞踏アクションの華麗さ、問答無用の逸品です。「水」の美しさが絶品。
ジェット・リーさんは主人公とはいえ、ちょっと損な役回り。トニー・レオンさん、チャン・ダミオンさんが光ります。チャン・イーモウさん、よくぞ!この映画、「古典」です。
★★★★★ 2003.8.16 マイカル
座頭市 たけし映画は、「HANA-BI」の自画自賛のうっとうしさに懲りて以来、久々。
姉弟の道行きシーンには、たけし映画のトーンとえらく違うなあ、と驚きも。スピード重視の殺陣、悪側の意外な裏設定と、なかなかの快感。しかし、勝新さんの市と比べると、「オールスターかくし芸大会」の域。ラストのタップには、ちょっと興奮。(あれって、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の乗りかな?)
しかししかし、皆さん、誉めすぎです。中村玉緒さんは、この映画、認めないと思います
★★★ 2003.9.12 マイカル 
トゥームレイダー2 「パンドラの箱」を追って、上海・香港と世界を駆け巡り、アフリカへ。なんか懐かしい気分に。
1も2も悪評プンプンですが、なんでかなあー。もう断固支持。(ムキになってるー)
ただ今作、監督さんの意図に反して、ララを全身で捉える、あのバンジー・バレエのようなショットがないのが残念でした。
「ギャラってとほうもなく高いけど、息子とふたりで暮らしていくのに、そんな大金は必要ない」と言い切るアンジェリーナさんには、感動。美しい。
もう、意地で ★★★★★ 2003.9.20 マイカル
シモーヌ アル・パチーノ中毒の私、意識朦朧状態の彼が今回も。これだけで満足。大好きです。
CGスターを創り出し、右往左往の「タランスキー監督」(このネームがいい)。ただ、CG彼女、歌手にまでなってしまうのは、しらけrますが・・。いくらなんでも、「ヤリスギ」。そのCG彼女にも引力なし。
パチーノの娘さん役の女の子が、古風でいいです。
★★ 2003.9.22 マイカル
X-MEN2 1は、なんか暗いミュータント達が右往左往という印象が。今度はなぜか明るい。面白い面白い。「スコーピオンキング」のケリー・ヒュー(フー)さんだったとは・・ヒュー・ジャックマンさん相手に対等に勝負するユリコ・オオヤマ、この彼女がいいです。
★★★ 2003.10.4 DVD R
ブレイド2 これまた2のほうが格段面白い。異端吸血鬼(死神族)と正統吸血鬼、そしてハンターのブレイドが。ドニー・チェンさんが、アクション監修ということで顔もみせ、ホラー・SF・チャンバラ・香港アクションが合体。父と子の悲劇性、ブレイドに抱かれ朝陽のなか散りゆくヒロインと泣かせます。ギレルモ・デル・トロ監督、次回作は「童夢」とか。
★★★ 2003.10.11 wowow録画
番外・白い巨塔  私、実は「白い巨塔」マニア?で、財前五郎といえば田宮二郎、映画をリアルタイムでみている者として一言二言三言。キャストとしては、財前・里見が、江口・唐沢と逆の感じも・・まあそれはこれからのお楽しみとして。(ほんとは佐藤浩市・中井貴一というのがベストかも?)唐沢さんは、冷酷非情というタイプではないので、ちょっと不安。CMの「あっ、ビックリ」のイメージが強すぎて・・。
思えば、旧テレビ版は凄かった。教授選を前にした、あのどろどろ模様が、明蝶・小沢・小松・戸浦・金子信雄・渡辺文雄といった、当時の映画悪党メンバーで繰り広げられ、もうそれはそれは。
今回、カタブツの大河内教授には?当時の映画・テレビは加藤嘉さんでした。ピッタリでしたが、今度は誰が?宇津井健さんというウワサが・・。そして曲者の野坂教授には?加藤武さん→小松方正さん→?楽しみです。小川真由美さん→故太地さん→今回は黒木瞳さん、花森ケイ子役、けっこうイケテマス。西田敏行さんの又一役、これもいいです。要の東教授、石坂浩二さんは、ウム中村伸郎さん路線で納得です。
10月9日スタート。半年間、楽しみです。
ついでに、秋の新番組第1回をみたところで。
 「ビギナー」・さすが1回目、引っ張りますねえ。でも混乱模様、あの我修院さんが全く生かされてないようで。
 「末っ子長男姉三人」・可愛いです。25歳でいけますよ。NEW深津っちゃん。そして、あの時をかける少女が・・イケイケ・ブランド・三十路娘? ふりかえれば私も・・けっこうな年なんだ。
 「あなたの隣に誰がいる」・これも初回、引っ張りました。このカラッとしたホラーお調子モードで、ずーっといけるかなー?そして、梶メイコさんが・・あの「野良猫ロック」「修羅雪姫」を知る世代にっとては、そうかそうなんだーと、妙に感慨に・・。再び、相応に私も・・年をとるはずです。
 「エ・アロール」・ウーム、緒形さん・津川さんと揃ってますが、ウーン。どうなんでしょう?
 「共犯者」・インパクトはいちばん。浅野温子さん、三上博史さん、渾身の力技。舞台劇風。
 「トリック」・これはご贔屓ものですから。もう「そのまんま」の山田・上田コンビに、舞台も訳判らん某村。言霊を操る教祖様が、トランプもちだすかー、と安心して観られます。
インファナル・アフェア 舌かみそうなタイトルはなんとも。原題「無間道」でいってほしかった。
香港映画をけっこう長く観続けている私としては、奇跡のような傑作だー、と嬉しい限り。マフィアへ警官が潜入、警官がマフィアへ潜入、それはないだろうーという設定が、トニー・レオンさん、アンディ・ラウさんというふたりの技の深さで、ホンマもんに。今までの香港映画の匂いが皆無というのもスゴイ。ひたすら暗い。警視が車上にドスン!というショックシーンに心臓が止まりかけ・・、そうそう、カメラのトーンが実にいいです。
そして、大好きなエリック・ツァンさんがマフィアのボス。あの「最後勝利」から何年たつのか・・。
★★★★★ 2003.10.18 マイカル 鈴鹿迄出かけて・・・ちょっと淋しい入りでした。
人生とんぼ返り 1955年/日活。うかつでした。こんな傑作があったとは・・チャンネルNECOさんの番組編成はいつもながら素晴らしいです。マキノ雅弘作品。
「リアリジューム」を追求し、最期、殺陣が娘左幸子さんに乗り移るという、殺陣師段平の壮絶な死闘。森繁久弥さんの凄さに感服。山田五十鈴さんとの大阪言葉のやりとりが、絶妙。
★★★★★ 2003.10.26 チャンネルNECO録画
キル・ビル デジャブゥー映画です。破れの目立つ座席でリアルタイムに観た、東映映画が、香港映画が、イタリア映画が蘇り、口元は綻びっぱなし。冒頭の「深作欣二監督に捧げる」のクレジット、梶芽衣子さんの「怨み節」をラスト聞きつつ涙ぐむ自分が、恥ずかしくも、いとほしい。
QT世界は、もろ60〜70年代。ミニチュアの東京夜景、GOGOダンス、ナンシー・シナトラの「バンバン」、「アイアンサイド」のテーマ(安田南さんのアイアンサイドを再び聞きたくなりました。)、「グリーンホーネット」のテーマ、そしてチャーリー・ブラウンまでもネタに、もう相性がいいったらありゃしない。・・しかし、QTさんって、63年生まれでしょう?ウチの周りには、こういう人いないのになあ。QT日本偏愛モードが我が身に乗り移り、今やキルビル病に汚染された私。
ルーシー・リュー姉様の決まり様。手下引き連れての青葉屋に登場のシーン(←)には、「よー!オーレン!」と掛け声をかけたくなるようなカッコよさ!(チェリエンなんぞより1千倍栄えてます)
チバシンさんの「沖縄の寿司や・実は服部半蔵」という役回りもいいですねえ。
どうしても、再見したく1日おいて、もう2回も観てしまいました。こんなことは何年ぶり?もう数回観たいです。サントラもちゃんと買いました。世間は大悪評の嵐、それだけに愛着も一入です。
★★★★★ 2003.10.30.11.1 マイカル 
新・仁義なき戦い 「キルビル」のテーマともいうべき布袋さんの曲聞きたさに。冒頭、田んぼ道に黒服軍団が!というところにドコドンドンドコドンドンと流れ、終盤豊川さんの道行きシーンにフルで流れ、もうそれだけしか頭になく、映画は二の次。ただ、あの強力なテーマ曲に映画が押されてる感じはありました。 2003.11.2
デアデビル 盲目のヒーローといっても、あれだけ飛び跳ねるんですから説得力はなく、ヒロインも頑張ってアクションやってくれてますが、切れ味にぶく、ブルズアイ役、コリン・ファレルさんのひとり舞台。今年最強の悪役です。
★★★ 2003.11.2 DVD R
ブラックダイアモンド これは、ケリー・フーさんが出ているので。悪側の参謀役、ジェット・リーさんとのアクションを期待していたら、リーさん逃げちゃううんだもの。マーク・ダカスコスさんとの一戦のほうがメインですものね。しかし、リーさんのいつもながらのカッコつけ様、食傷気味です。
★★★ 2003.11.2 DVD R
阿修羅のごとく テレビ版のあのトルコ楽隊マーチから、あれあれ「ラジオのように」ではありませんか。当時すりきれるほど聞いたブリジット・フォンテーヌではありませんか。これだけでポイント1です。
後々じわじわくる映画です。テレビは1979年、あれから四半世紀、あの当時は加藤治子さんの魔力に私的には圧倒されました。今回はやはり八千草薫さんです。
ジャムパン、すき焼き、他他美味しそうでございました。
★★★ 2003.11.8 マイカル
マトリックス3 まあ、観ておかねばという義務感で。ミフネ船長と少年キッドとの泣けるエピソードあたり、あれあれちょっと、浪花節っぽく、戦争映画の趣、これってマト世界と違うんでは?と。ようやくラストのネオVSスミスの対決で持ち直しましたが・・。未だにわけ判らん世界で、でも結局「愛」が地球を救うらしい?というのは判りやすかったです。2作目に比べれば格段の出来栄え、1作目の衝撃度にはほど遠いですが。
★★★ 2003.11.14 マイカル
Dolls ドールズ ついつい観てしまいました。監督本人が出ないと、いいですねえ。
緊張感たっぷりの映像が、これみよがしにいいです。三橋さん、松原さんの残像。深田恭子さんの妙なノリ。堪能しました。
★★★★ 2003.11.22 NECO録画
ゲーム これは仲間さん観たさに。おっそろしくテンポよく、ふたりのラブシーンから、3億円を手にしたふたりに心がピタリはまり井阪聡さんの切れ味に参りました。ただ残念なのは、ラストの曖昧さで、原作はちょっと違うらしいのですが、もっと割り切っていただきたかった・・。でも今年の日本映画では、屈指の頑張り作です。
★★★★ 2003.11.24 マイカル
ラストサムライ まあ気恥ずかしくなるほどの、ああ武士道、日本男子のあっぱれさ。クライマクス、最期の武士たちの、勇姿に胸は熱く燃えました。人馬一体のあの燃えつき様。大感動。
クルーズさんの侍姿は大はまり、日本語も(あのブライド姉様に比べれば)抵抗なく、真田さんも、儲け役渡辺さんも、そして原田監督!見事。ハリウッド映画でしか、今や大作時代劇は観れないのが淋しいですが。長いエンドロールにも席を立つ人がいないという、久々に映画がお客さんと一体となっている感じがしました。
★★★★★ 2003.12.13 マイカル
刑務所の中 1週間といわず、1ヶ月ほど入ってみたい。独房がおすすめらしい・・と思ってしまう、これは傑作ファンタジーです。花輪和一さんといえば、ヤンコミの超倒錯的漫画で知り、あの銃刀法違反の事件もヒエーとびっくりしましたが、この映画のちょっとした間合いが、正に花輪宇宙なんでしょうねえ。
なんせ食事が美味しそう。プラのおわんですけど。
そうそう、田口トモロヲさんって「プロX」ではふっくらのイメージがあったんですけど、そうかこんな(~_~;)してたんだ。
独房で、あの「薬袋貼り」をやってみたい。
★★★★ 2003.12.14 DVD R
ファインディング・ニモ 遊戯場では、「海物語」ONRYの私としては、・・という訳でもないのですが、今や宮崎ブランド風のピクサーブランド映画、これは絶対にと。短編「ニックナック」に微笑んで、さあ本編!父さんマーリンは海中で、ニモは水槽のなかで、この極端な設定が面白く、わくわくはらはら。健忘症のドリーさんがおかしいおかしい。海CGは、ひたすら美しく、これはDVD買おうっと。それに 今回は、時間があわず吹替え版だったのが実に残念。ニモを勇気づけるギル役にウィリアム・デフォーさんが・・顔そっくりですものねえ。
★★★★★ 2003.12.23 マイカル
タキシード 最近、ジャッキー映画がなかなか劇場で観れない。これも、あっという間に終わってしまい・・。さすが!ドリームワークス作品。ハリウッドものでは、これってピカイチではありませんか。
たしかに、CGやワイアーも交えての、本来のジャッキーではないにしろ、この肩をぬいた楽しさは、見事なジャッキー映画になってます。めっぽう気の強いジェニファー・ラブ・ヒューイットさんとのコンビが、はまっています。(正直なところは、あの泥臭い香港ジャッキー映画が懐かしい)
★★★☆ 2003.12.25 DVD R
スパイダー ディヴィット・クローネンバークさんといえば、80年代、「ザ・ブルード」「スキャナーズ」「デッドゾーン」と狂気乱舞したものですが、最近はとんとついてゆけず、レイフ・ファインズさんの暗い暗い表情に、正視かなわず途中でなげだしてしまいました。もう頭が、こういう映画を受けつけなくなってしまったのか、やや不安も。 2003.12.26 DVD R
AIKI 天願大介さんって、今村昌平さんの息子さんなんだ。加藤晴彦さんていうと、単なるドラキチの若手タレントというイメージでしたが、いいじゃないですか。この映画、身障者のお涙感動ドラマの枠を超え、お見事!一本!
テキヤの桑名正博さん、巫女ギャンブラーのともさかりえさんの登場から画面が一転、普通のサラリーマン、実は合気の達人、石橋凌さんが一皮ひんむけた光りようで画面をさらいます。
「正しい問いには、正しい答えが含まれています。迷うのは問いのたて方が間違っているのです」、名言です。
★★★★ 2003.12.27 DVD R
ブルー・エンカウンター これは、スー・チーさんが出てるんで・・。サンフランシスコを舞台にした、香港SF大作。600年前に地球にやってきた宇宙人ロザムンド・クワンさん(うーん、この役はスー・チーさんでしょう。顔からしても。)を巡っての・・それなりに楽しめましたが・・それなりにでした。アンディ・ラウさんは地球人役、宇宙人ロザムンドさんとのSEXシーンが見せ場?です。
★★★ 2003.12.29 DVD R

2003年ベスト1は、もちろん「キルビル」、そして「ラストサムライ」「HERO」「インファナルアフェア」「シカゴ」「クローサー」「ファインディング・ニモ」が横一線に。 日本映画では、「ゲーム」「青の炎」。「AIKI」「刑務所の中」「至福のとき」が旧年の追加ベスト。

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