ひとり語り
2005

1.1
 あけましておめでとうございます。今年も一年、はて・・どうなりますか。
よろしくおねがいします。気分的には、ゆったりのったり冬眠したいようなしたくないような・・。

 大晦日の男?曙さんは、突っ立て寝て腕取られてギブアップという、いつもながらの無様さ。今回は何もしないままの・・。予定では、右ストレートを食らわせ寝させて「しこ」踏んで相手の腹を踏み潰す作戦、ところがところが最短時間の惨敗に。6戦6敗。横綱の汚れだ、辞めろの声、しかし、好きですよ。私、勝利の日まで応援し続けます。ただ、減量減量と宣言しつつ、ほんとにその気があるのかという、ブルンブルンのお腹はなんとかしてほしいです。

「たぬきと絵本2」に、やっと4絵本追加出来ました

昨年のたぬき業界ベストニュースというと、堺市のいたすけ古墳に棲みついたたぬきたち、木更津の「逆さ狸」、久々のパチンコ台「たぬきの里」、オペたぬクランクインといったところでしょうか。今年は、「オペたぬ」公開をトップにどんな話題が?

1.15
桐野夏生さんの「柔らかな頬」を文庫本で一気に再読。何度読んでも凄い。
「グロテスク」には、ある種の開放感があったのですが、この小説、ひたすら絶望的なのです。でも、流れる石山、屍の内海、といった男たちを糧にするかのようなカスミさんの生き様に、微かな明かりも。
映画にするとしたら、カスミさん役は・・もう少し前なら大竹しのぶさんあたりなんでしょうが・・今、いませんねえ、カスミさんは。

2.4
1月末からの寒波襲来で、風邪をひいてしまい、熱やら咳やら鼻水やらで散々模様。 HPの更新もままならずです。

2.12
最近びっくりしたのは、東京目白の築30年のアパートで、雑誌類6トンの重みに2階の底抜け・・というニュース。
ひとり暮らしの56歳男性とか、他人事でなく、私も雑誌・新聞を貯め込む癖あって、その方の貴重な資料、是非公開していただきたいと。しかし、なにやらゴミとして処分されるとか・・哀悼。

たぬきを2品ばかり、陳列入替。居間に森音広夢さんのミニチュアからくりたぬき、応接間に1円で落札したレーザー彫たぬきを。


3.11
ホリエさん、ツツミさんと、お話材料はいっぱいなのですが、あえて・・里谷多英さんに・・・。ここだけの話。松浦亜弥さんの一件とあいまって、ショックな日々を。
多英さんは、私、リレハンメル五輪・・あのトーニャ・ハーディングVSナンシー・ケリガンで盛り上がったときです。・・当時からの何を隠そうファンでありまして、モーグル競技があまり知られなかった頃、高校2年生で見事11位を獲得したのです。
そして長野・ソルトレークの金胴メダル、そして今回の事故?・・、ウーンと唸っちゃいます。某代議士さんの泥酔猥褻辞職っていうのも自爆事故の感じがありますが、お酒は魔水にもなるということ、怖いです。
多英さんの復活を心より祈っています。

3.31
○あっと驚く展開をみせる「ホリエ・ドラマ」、ミーハーの私としては固唾を飲んでワクワクなのですが、「想定範囲外」の北尾さんの登場で・・ウーム。「ホワイト・ナイト」「クラウンジュエル」「パックマンデフェンス」「焦土作戦」・・もうなにがなんだか・・。もっと他に切羽詰った肝心なことがあるはずなのに、乗せられるマスコミから我々のほうも問題では。
しかしながら、観客席としては・・面白いのですが。
キャラとしたら、北尾さんは「待っていました」の濃厚キャラ、されど・・今回の連続ドラマ、主人公ほか親類縁者にいて欲しくない人ばかり、唯一、「オールナイトニッポン」時代からのお付き合いからも、お友達として話が出来そうなのは・・亀渕社長のみ、温かさの匂う唯一の方でした。

○「電車男」を読んでいる最中なのですが・・、どうも活字にすると・・如何わしいなあ・・嘘っぽすぎます・・ネット野にあっての醍醐味、最初で最後にしてほしい本です。
この純愛の彼方に、「愛の流刑地」(日本経済新聞)が。世の中ひっくるめ、一筋縄ではまいりません。

4.10
○またまた始まったプロ野球、一喜一憂の日々が続きます。私としては、日曜の昼下がり、今年初めて阪神の試合をじっくりと・・なかなか能見くんてのはいいねえ、スペンサーもまあまあ悪くない、でも1点がはいらない・・しかししかし、ブレーキ役だった藤本くんのサヨナラヒットに、思わずテレビの前で拍手を・・横浜さんに勝ち越せたというのが素晴らしいです。井川くんでしか負けないという阪神、桜が散り始めてもこの調子でいってほしいものでありますが・・・??。わが阪神のことですから、次の巨人・中日に6連敗なんていうのも想定範囲に入れておかねば。

4.24
○いまんとこ、横浜さんに勝ち越しているのが嬉しいことです。あとは、中日さんとの3連戦、一度くらいは勝ち越しを・・。

○奈良の「騒音おばさん」、目が醒めるほどのインパクトが。「引っ越し引っ越し・・・」、あの布団たたき姿の映像は・・しかしですよ、あのような日常(非日常かもしれませぬが)の姿が映像として流れるというのが不思議なことで、あのおばさんの言い分も聞いてみたいとも思います。

○桐野夏生さんの「残虐記」を。景子、ケンジ、ヤタベ、宮坂という皆皆主人公という壮絶さに息を潜めて読みました。このタイトルは、谷崎潤一郎未完成の遺作からのものとか。

○ついに出た。リーメントさんからの食玩ぷちシリーズ、「ドラッグストア」、これが実に精巧。ドラッグストア大好きの私としては、全品揃えなければ!陳列台も欲しい。と、完成しました。











































4.28
○こりゃあかんわー。中日戦、テレビの前、やっと勝ち越しかと惑惑しつつ、「悪夢」、7点差を・・。
こんなことがあっていいんですかー。
今年の阪神の優勝は・・絶対ない。井川くん!今すぐ、スキン・ヘッドにしなさい。

5.17
○久々の記帳です。
○たぬき絵本を6冊、NEW/UPしました。ホッとするものばかりです。
○先日は「しがらき学会」の総会へ。久々の信楽、御報告は近日中に。
○温かくなって、けっこう忙しいです。たぬきの世話は勿論、映画も観なくては、テレビのチェックも、しばらく休憩状態だった遊技場にも最近は、草刈もしなくては、そうそう本も読まなくては、交流戦の結果も気になるし、仕事の研さんも、ドラッグストアの陳列台を買ってきたのはいいのですが全く未整理、わー大変です。
○オークションで購入した「タヌキマメ」の種を蒔いたばかり、さて芽が出るのか・・これも心配です。

5.21
○「粥村の大きなつづら」さん・・初のブログリンク・・へ。ブログもやってみたいとは思いますが、HPの更新日記だけでも、やっとの状態。ちょっと大変かなと。粥村さんの狸ブログ、けっこう楽しそう、伝わってきます。
○「タヌキマメ」の芽は未だ。種が硬いため、紙やすりでこすってからと指示があったのですが、それを守らなかったからか・・日陰に水をたやさず世話してるんですが。

6.10
○久々の小島たぬきが到着、それも嬉や「オペたぬ」たぬき。このきめ細かさ、絢爛さ。早速、UPを。
たぬき絵本も追加UPを。
○梅雨入りに。あの「タヌキマメ」は、嬉や、ようやく一本だけ芽が!
○当HP、ケーブルさんの無料許容量15Mをついにオーバー。月210円の有料化に。
5Mごと210円という設定。

6.25
○けっこう楽しめた交流戦も終わり、またペナントレースが再開を。いちおう首位状態の阪神ですが、ウーム、なんか危うい。
しかし、鳥谷くんの変身具合、なんで鳥谷を使うのかと疑問視していたのですが・・岡田監督、そこだけはエライ。そして・・われらが藤本くん、波に乗ってください。
○カラ梅雨、暑い暑い、しかし今年はノーネクタイOKで助かります。

7.9
○4月28日の悪夢で、「今年の阪神の優勝は無い!」と断言した私、今日現在で2位と7G差、周りはまた「優勝確定」騒ぎなのですが・・どうも半信半疑、十何年に一度の優勝でこそ阪神でありまして、毎日の「日刊スポーツ」は楽し嬉なのですが・・複雑。今ひとつ盛り上がりません。一昨年で燃焼しつくした阪神ファンですから、また優勝となっても現実味が今ひとつ。

7.23
○愛しのニチデン「酔っぱらいダヌキ」がついに・・まみれの間に早々UPを。
○ちょこっと、たぬきの陳列入替を。

8.5
○しばし休憩中だった遊技場通いを5月から再開。5.6月と大波に乗っていましたが、7月以降は沈没寸前状態。人生とんぼがえり?こぶらがえり?、ままなりませぬ。
そんなわけでもありませんが、「たぬきとパチンコ」という頁を立ち上げ模索中。最近では「たぬきの里」という機種がありましたが、そのルーツを探ろうと・・。
そういえば、「映画」をテーマにしたものも多くあり、「スターウォーズ」「ロード・オブ・ザ・リング」「ジェラシックパーク」「ロボコップ」「ロッキー」「トップガン」他他、ジャッキー・チェン「スパルタンX」、チャップリン、そうそう「ピンクパンサー」(クルーゾー警部もウロウロします)ってのもありました。日本映画では「妖怪大戦争」が。
しかしどれもこれも・・あまりにもリーチアクションが長すぎるのです。演出過多、それで「当り!」ならまだしも、精神衛生上よろしくない、ストレスが貯まりすぎです。
未だ「海」に嵌っているのも、シンプルさ故。回答は早いのが壱番です。

8.12
○暑い暑い、夜になると風がぷっつり止まってしまう。扇風機をかけて寝ると・・咽喉が変調になり耳も難聴気味に。最近はなぜか眼のほうが疲れカスミ、もう最悪状態に。
扇風機は体に向けず、首を固定して天井あたりに向け、還流させるのがいいと聞き・・今はそれを実行中。

○桐野夏生さんの「魂萌え!」を。
63歳の旦那が急死、主人公敏子さんの大冒険物語という展開で、いつもの桐野ワールドからすると極めておとなしい作品ですが、がんばれ敏子さん!という後味はさすが。
野ばらさんの「下妻物語」の続編を本屋さんでみっけ、喜び勇んで・・、「ヤンキーちゃんとロリータちゃんの殺人事件」という副題のように、ちょっとした推理小説に。
もう映画のイメージそのままに読んでしまうという感じで、桃子とイチゴの世界を再認識。最後、あの桃子がイチゴへ「恋」を告白しちゃうあたりは泣かせます。
「恋愛って全て感動から生れるんだよ」と。

○あの4月28日を思わせる悪夢の中日戦、その後の2連勝、そして巨人戦2サヨナラ連敗と・・ついついラジオ放送で、サヨナラ連敗はテレビでしっかり現場を観てしまいました。それにしても、清原、ローズが抜けると巨人もけっこう頑張るやんかと・・あまり腹も立たず、やや悟りの心境で。

○辻 正幸先輩の「たぬきHP」がいよいよスタート。「おいでやす狸楽巣(りらくす)」サイトへ是非。先輩の膨大な緻密なたぬき資料が、やっと公開されるというのが嬉しいです。

○お茶の間に、下田市・了仙寺の秘宝?たぬき御守りをUP。これは素晴らしい。・・と他にも2点ほど。

9.18
○HPも、いよいよ5年目に入りました。早いもんです。そして、年をとるのも早い早い。

○何時の間にやらMが点灯して・・ひょっとするとの世界に入ってきましたが・・今ひとつ盛り上がりが。
最近、盛り上がったのが、星野騒動・選挙騒動。
阪神ファンは、「中日からお借りした監督だから、まあ巨人入りも仕方ないか・・」という声もあって・・私もそんな思いでしたが・・、巨人ファンは、「星野が監督になったらファンを辞める」という人も多く、まあ星野さんとしては最良の判断だったように思います。

日刊ゲンダイをよく読むのですが、選挙結果には「愚かな民衆!もう言う言葉がない」と反応、星野騒動にからめて「(口ベタな)岡田!負けるな。野球も政治も口のうまいヤツが勝つぞ。」「星野も小泉もアホの気持ちをむんずとつかむ名人」と。

さてさて・・。

10.2
○とうとう阪神が優勝してしまいました。翌日はスポーツ紙をいっぱい買い込み要保存版にという2年ぶりの作業、楽しい嬉しいのですが今ひとつ刺激的ではないのです。
久保田KO寸前の中日戦、監督就任以来始めてマウンドに上り、岡田監督開口一番、「ムチャクチャせえー!」。これは刺激的。
しかし、優勝というのは怖いといいますか・・手のひら返しての岡田監督の持ち上げっぷり。ウーム。

10.10

○「震度0」(横山秀夫さん)。出てくる警察幹部の皆さん、もうキャリアもノンキャリも嫌なヤツばっかし、また奥さん連中もまあ・・と・・はっきり面白すぎる位に面白い。
そして・・ラスト、唯ひとり心ある堀川警備部長と不破(まことの主人公)夫人。語らずとも・・。
○「アイム・ソーリー・ママ」。KIRINOさんは・・凄い。あたりまえだけど。ハードボイルドの極地。
史上最悪最凶のヒロインといえば、私にとっては「黒い家」(貴志祐介さん)のサチコさん。このアイ子さんは、また一味違う最凶ヒロイン。
しかし、また大竹しのぶさんで観たいキャラ。・・観たい。

10.14
○日本シリーズ前に、刺激的だったのは「村上」さんの登場。そのテレビ出まくりの印象は、あのホリエさんよりはちゃんとしてはるなあ、関西言葉がちらほら出てくるのは好ましい、冷静にみるとけっこう理にかなってるのかなあと。
阪神ファン代表のわが有働由美子さんは突っ込んでました。「結局は、村上さんの生業はファンドなんでしょー?」って。
迷える一ファンです。
それはそれとして、今や「阪神」こそが「巨人」に変わってのプロ野球の盟主・看板なんていう世評、・・それって、ちょっとちがうんとちがいます・・。情けない弱すぎる「阪神」こそが・・迷える一ファンです。

10.31
○10月17日から29日まで、仕事仕様で東京近辺に滞在。
ご報告は後日として・・あっという間の4連敗、情けない弱すぎる「阪神」こそがとはいえ、・・1勝くらいは、ホームラン1本くらいは・・2年前の日本シリーズ最終戦、あのヒロサワさんの淡いホームランが思い過ぎります。

○土日をフルに使い、群馬・館林の茂林寺、千葉・木更津のショウジョウ寺、東京は王子の狸家さん、秋葉原近くの柳森神社という狸満開処女地巡りに加え、六本木ヒルズ、御茶ノ水〜神田神保町〜九段、はてはとげぬき地蔵さん、そしてそして後生乗りたかった都電荒川線と・・満足満足。
たぬき捕獲もいっぱい。

映画「珈琲時光」のラスト、あのスペクタクルな風景をと、御茶ノ水・聖橋でカメラを構えるも・・3電車が交錯するシーンはなかなか訪れず、まずまず絵になったのがこの一枚でした。


11.26
○たぬきSPOT、木更津、茂林寺ペイジを更新。東京「たぬき最中」のご紹介も。
○東京で貰った風邪?、咳と鼻水に苦しめられましたが、やっと回復中に。

12.31
○いよいよ今年もあっと間に終りそう。どんどん月日の流れが速くなってきます。
正直なところ、「時間よ止まれ」なのですが。ウーム。

○M1グランプリを、ずーっと観てきて・・今回の「ブラックマヨネーズ」ほど笑ってしまったコンビはいませんでした。もう最高。何度でも観たい聞きたい。ざこばテイストが大好きです。

○25日は3年ぶりの京都。そして4年ぶりの「終い天神」へ。円町からタクシーに乗ると、ありゃ駅伝の真っ最中。けっこう時間かかっての天満宮着に。
「天神堂のやきもち」「長五郎餅」をほうばり・・澤屋の粟餅が心残り・・、「五辻(いつつじ)の昆布」(昆布はここから始まりここに終る・・)の心意気に触れつつ、千本釈迦堂の「おかめ像」「釈迦十大弟子像」に圧倒され、釘抜き地蔵さん、愛染工房さん、そして西陣織会館では「着物ショー」を。ショーよりも、アジア系観光客がデジカメで写しまくる光景にびっくり。
晴明神社へ立ち寄り、やっとホテルにへとへと到着。久々に歩いた歩いた。

2日目は、500円バスカードで四条烏丸へ。「錦市場」での、見るも鮮やかな百色の漬物群、お味噌樽群にやや感動を。
八坂神社からバスで、定番「清水コース」へ。ここで、なんとかニュー狸たちを捕獲。
茶わん坂からのコース、二年坂にある「村田陶苑」さんであの多門堂狸そっくりの狸をみつけました。実は、多和田千恵さんの作られていた狸は、「村田陶苑」さんの初代の娘さんであったたまさんが作り出され、千恵さんが手ほどきを受けて作ってみえたということを始めて知りました。
今は「村田陶苑」で紀子さんの手で「ひねり狸」が作られています。

あと23みっけで、狸探索コースを終了。
八坂の塔近くの「八坂庚申(こうしん)堂」は、ちょっとした穴場スポット。ここのご本尊は、青面金剛という悪人を喰い善人を喰わない夜叉神様。
この庚申さんのシンボルが「くくり猿」、くくり猿たちが群れをなす姿は圧巻であります。
そして、祇園近く日本最古の禅寺「建仁寺」に参上、帰路に。

○今年は、初めての「茂林寺」「しょうじょう寺」にも行けたことだし、遊技場の成績もまんずまんず、タイガースもいちおう優勝したしと、満足の一年でありました。
ちなみに今年の「たぬき関連物」捕獲件数は、144でした。
さて・・2006年は・・。

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